2018年05月19日
なぜ、YF-23は採用されなかったか
米空軍ATF(Advanced Tactical Fighter):先進戦術戦闘機計画として、候補に挙がったのはロッキードマーティン社製YF-22と映像のノースロップグラマン・今のボーイング製YF-23の二機種
様々な試験結果の末、選ばれたのはロッキードマーティン製のYF-22になり、今はF-22Aと君臨しているのは承知の通りです。
米空軍とペンタゴンがYF-22を採用した根拠はステルス性及び機動性、運動性の長けた事がプライマリーらしい。
YF-23はステルス性は良かったが、ドッグファイト時における機動性、運動性が劣っていたとなりますか。
確かに「菱形」主翼としては翼面荷重、翼幅荷重にバーティカルウィングとスタビウィングを兼用した「八」の字型尾翼はステルス性は良いが運動性も大事だが、サバイバリティーを考えると不利になる事は仕方ない事でしょうか。
それに当初からYF-22は胴体内にミサイル等を格納するウェポンベイをデザインしたこともアドバンテージになったと思います。だが、YF-23はプランはあったモノの実験機という事で付与していなかった事も理由かも。
そこで総合的に評価するとYF-22が選定されたと言う事になります。
YF-23はかなり野心的なデザインなのは良かったが、アーマメント等の搭載する事が二の次になってしまったと言う事でしょうか。
だが、ATFに選定されたF-22Aも累計生産機数は約180機をもって生産中止となりました。
仮にYF-23が採用されたら、どうなっていたのか。だが、冷戦終了と共に両機種の運命は決まっていたとも言えます。
ブログ一覧 |
ミリタリー | 趣味
Posted at
2018/05/19 21:07:51
今、あなたにおすすめ