2021年03月29日
吸い込まれる人間(閲覧注意)
上記の動画はあくまでもシミュレーションですが、航空機ジェットエンジンに人間が吸い込まれたら、このようになりますよとの予想動画ですが。
ま、吸い込まれたら命はありません、ただ、その一言ですが、未だにヒューマンエラーによる、ジェットエンジン吸い込み事故は世界でも後が絶ちません。やはり、特別な環境以外では吸い込む空気の流れは見えるはずもなく、うっかりとか心の隙間に悪魔が囁くと言いますが、これが良い実例だと思います。下記の動画は実際の旅客機用ジェットエンジン(UPS貨物航空のB767と思います)に人間が吸い込まれる映像です。
如何ですか?う~ん、ちょっと「嘘くさい」動画ではありますね。根拠は人間が吸い込まれる速度ですね。あまりにも直線的ですし、仮に吸い込まれたら、エンジン排気口から何かしら異物が出てくるはずですし、エンジンにも吸い込んだ時の振動がありません。この動画に関しての真偽は不明です。ただし、下記の動画は事実ですね。夜間の米海軍原子力空母から発艦する寸前の点検中にカタパルトランチバー結合状態を確認の為にカタパルト操作員がグラマンA-6EイントルーダーのNO,1エンジンに吸い込まれる動画です。運良く、吸い込まれた海軍下士官は重症を負いながらも生還出来ました。その理由は腰に付けていた工具用ベルトがインテークに引っかかり、吸い込まれずに済みました。A-6Eのインテークはノーズギヤの近くにありますので、カタパルト操作員はかなり神経を尖らしての作業だったようです。今、配備中のF-35Cもノーズギヤに近い所にインテークがあるのでカタパルト操作員もそうですが、空母甲板要員は警戒を厳にしながら作業を進めなければなりません。
今回は命は助かった例ですが、空母運用が長い米海軍では、こういう類いの事故は多く発生していると思われ、中にはプロペラに巻き込まれて命を落とす海軍軍人も居ます。特にノースロップグラマンE-2ホークアイ関連は多いのではないでしょうか。地上に於いても空軍では、このような類いの事故は発生している関係上、ジェットエンジンインテーク近くでの作業には慎重に慎重を重ねますが、どうしても過失という事故もあるので、これからも犠牲者は出ると思われます。航空自衛隊もF-86F時代は多かったと聞きます。今はそういう事故が起きないように教育やOJTを重ねて事故等は減少しましたが、中には「重大なインシデント」たる類いの案件は、まだ有ると思われます。
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Posted at
2021/03/29 13:29:20
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