2022年08月12日
あの事故から11年経過しましたが、空間線量率が下がった事で、次なる廃炉へのマイルストーンに進んでいるようです。ただ、メルトダウンした燃料棒のデブリの除去が難関と言ってますが、当初より酷くはない事が判明し、まだ、時間は掛かりますが、一歩一歩、進んでいるようです。
それにインタビューされた「TEPCO HD」(東京電力HD)の責任者がマスクはしていましたが、通称「タイベック」と言われる放射線防護服や全面マスクをしていない事に終息しつつると感じました。
上の動画はペンネーム「竜田一人」氏が描いたコミック「いちえふ」の冒頭シーンですが、この時は2012年の状況を同氏が実体験を元にコミック化したものです。また、同氏は2014年にも福島第一原子力発電所内で廃炉に向けての仕事をしています。因みにペンネームの「竜田」は同原子力発電所に近い駅名からなんだそうです。このコミックを見てからも廃炉への道が少しは理解出来るのではないかと思いますし、年間浴びる空間線量も理解出来るのではないかと思います。つまり、竜田氏はコミックを描きながら、福島第一原子力発電所内で労働していた事になります。これで少しは福島第一原子力発電所での状況が理解出来ると思います。
また、現実に同発電所から警戒区域は徐々に解除され、避難している福島の人々が自宅に帰る事が出来、不動産屋が宅地を分譲しています。確かに事故レベルはIAEAの取り決めでは危険度「最高ランク」でチョルノービリ原発事故(チェルノブイリ原発事故)と同ランクですが、今でも空間線量率も高い事ですし、ロシア軍がウクライナ侵攻時に同発電所を攻撃し陣地を構築しましたが、後で撤退したのはいいが、かなり空間線量率が高いと言われる「赤い森」付近での「塹壕構築」は年間許容された40mSvを超えていると思われ、多分、後日には実際に居たロシア軍兵士の身体に影響は出ると思います。因みに「竜田氏」が描いた「いちえふ」での年間許容空間線量率は、会社によって違うようですが、行政指導では「40mSv」と規定されていますが、発電所内、特にリアクター(原子炉)建屋内は空間線量率が高いので、作業する会社によっては年間20mSvと設定しているようです。だから、1日の労働時間は数時間くらいなので、これは作業現場に行く前に「APD」と言われる空間線量率計がありますが、その設定値を超すとアラームが鳴り、その時点で作業は終わり、次に班が作業する手順となっています。これは年間許容線量なので、1年経過すればリセットされ、規定された空間線量率内では「OK」となります。そういう事でも、このコミックは読む価値があると思います。
残された燃料棒を冷却するために「汚染水」が発生し、それを「ALPS」と言われる処理装置で無害化する「処理水」ですが「トリチウム」だけは、僅かながら残りますが人体や環境には影響しません。動画でも言っていましたが、今年から処理水海洋放流のために工事を行う予定です。
後、これだけは言っておきますが、当時、放牧された牛などの家畜の死骸は餓死が殆どで、勿論、人体の甲状腺障害等の病は確認されておりませんし奇形も確認されておりません。また、当時、福島第一原子力発電所内で作業していた作業員が死亡した事例は基礎疾患等(心疾患等)が殆どで、放射能による死亡者は居ません。何が真実で、何が虚偽かを判断するのも貴方次第となります。真実とは何かと問う事故でもあったと思います。
Posted at 2022/08/12 20:57:11 | |
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ニュース | ニュース
2022年08月12日
先日、クリミア半島中部にある、ロシア軍サキ統合飛行場が爆発された事故なのか、事件なのかは分かりませんが、基地周辺爆発事故損害を見ると、実際の飛行場内の損害規模は図りしれません。
問題は誰が実行したのか。それに限ります。ウクライナは関与を否定。ロシアは単なる「たばこによる事故」と片付けられていますが、衛星写真で見る限り、たばこによる事故の規模とは、とてもじゃないが考えにくい事は明白です。
となると、クリミア半島内に居る「パルチザン」との説が浮上しますが、このパルチザンの定義もいろいろありますが、簡単に言うと「他国の軍隊または反乱軍等による占領支配に抵抗するために結成された非正規軍の構成員である」と書かれています。
陸上から、海上から、空中からの対地ミサイルは、ちょっと考えにくい面もあり、パルチザンと言えども、かなり高度に訓練された(特に爆発物)反乱者とも言えます。で、衛星写真を見たら、かなりピンポイントでの爆発痕があり、掩体に駐機していた航空機等はザッと見て半数以上は破壊、また掩体から滑走路に向かう誘導路も爆破され、事実上、この掩体地域は使い物になりません。となると上記でも書いたように、何処かの国の軍隊の特殊部隊が訓練されたパルチザンとロシア軍内通者が存在すると思われ、要所、要所に爆発された事に話は通ります。
それに、ほぼ同時に爆発されたと考えると、益々、その可能性は出てきました。根拠はサキ統合飛行場内のくまない地区を爆発した事は、それなりの爆発物を基地内に入れないといけません。そうなると、予め、用意された爆発物をセットするチーム、爆破する箇所を特定したチーム、爆発物を輸送するチーム、実際に爆破したチームとが考えられ、その連携した一環の行動には、やはり、何処かの特殊部隊が裏で訓練されたと考えた方が話にスジが通ります。
爆発物を扱うのが得意な特殊部隊は多くありますが、こういう奇襲攻撃に特化した特殊部隊は英陸軍特殊空挺部隊「SAS」が濃厚かと思います。同特殊部隊は「攻撃力」「秘匿性」「偵察力」「守備力」「持久力」「装備力」と各分野でのバランスが良いのが特長です。また、サキ統合飛行場は国会の近いので英陸軍特別船艇部隊「SBS」も絡んでいるのが自然でもあり、この作戦には、予め、黒海上空で週に数回くらい偵察飛行している、ボーイングRQ-4Bグローバルホークもあると思われ、また、夜間や夜明けでの爆破ではなく、日中堂々と爆破した事が重要です。この意味は「夜間出なくても日中、堂々と作戦を実行できるぞ」との意味合いが含まれ、所謂、「いつでもクリミア半島を奪還出来るぞ」とのプレゼンスがあるのではないかと思います。
この爆破はロシアにとっては屈辱的な事と思われ、ただでさえ、戦況は思わしくないのに、日中に爆破された事は国家の威厳が崩されたとも言えます。
Posted at 2022/08/12 14:36:34 | |
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ミリタリー | ニュース
2022年08月12日
ストラテジストとはモータースポーツの世界では「戦略家」を指します。つまり、レース運営におけるタイヤの選別と交換タイミング(スティントと言います)、レーストラック状況、サーキットの特性、天候、他チームとのギャップ(時間差)とレース状況(セクター別のギャップ)、ドライバーのメンタルやフィジカルの状況、マシンの状態、クラッシュした時の対処と判断、イエローフラッグ時の判断等で、どうしたらレースに勝てるかの作戦を立案する担当者を言います。レッドブルレーシングでは、動画の「ハンナ・シュミッツ」ともう一人が担当しています。
この「ストラテジスト」が何故、重要視された背景にはタイヤを提供する「ピレリ」が問題ですし、レギュレーションでレース中ではコンパウンド(タイヤの硬さと柔らかさ)が違うのを使う必要があり、また、そのタイヤグリップのデルタ(タイヤの能力を発揮出来るタイヤ温度幅の大きさ)が異常に狭い事から端を発したとも言えます。つまり、タイヤの美味しいところを見つけるのが極めて難しい事とグリップが「ピーキー」である事です。だから、今では「アンダーカット」や「オーバーカット」などで、タイヤ交換を早くしたり、遅くしたりする事で他チームとのアドバンテージを維持するのが目的となります。
一般的にハードタイヤはコンパウンドは硬いのでスティント(レース周回数)が長くなりますが、ラップタイムやセクタータイムは遅くなります。逆にミディアムやソフトにするとコンパウンドは柔らかくなりますが、タイヤの摩耗度が高いのでスティント(レース周回数)が短くなりますが、ラップタイムやセクタータイムは速くなります。だが、これは基本ではありますが、ピレリのタイヤは上記で書いたように「ピーキー」なんです。つまり、いきなりグリップが無くなったり、その逆もあり安定しないのです。
そういう事情もあり、ストラテジストは担当ドライバーエンジニアからドライバーからの情報を貰い、他チームにアドバンテージになるように作戦を考えます。常にラップタイムやセクタータイム(他チームのタイムも掌握します)を把握し、オーバーテイクするターン箇所、レーストラック(サーキット)の路面状況、マシン状態、残り周回数から、後、何回タイヤを交換するタイミングなどをチーム代表やメカニックやエンジニアに上申し、納得させます。その考える時間は1秒も無いと思います。まさに「0.0001」秒の世界で戦っているのがレースですので、瞬時にその判断する能力はスキルだけでは成立しません。生まれ持った素養が大きく反映されます。
このストラテジストはF1だけではなく、他の分野レースでも当然ながら居ます。特に耐久レースでは長時間になるので、そのストレスはかなり大きいと思います。
カーレースはマシンが速い事やドライバーが速いだけでは勝てません。速く走る為の対策と対処が重要です。その一つがストラジストが居ます。今回はハンガリー・ブタペストにある「ハンガロリンク」は中低速サーキットでもあり、オーバーテイクしにくいサーキットでもあります。そういう環境下で予選10位のフェルスタッペンがウィナーになったのは、確かにドライバーの腕やマシン状態が良かったのもありますが、やはり、いつタイヤ交換するタイミングを出す、ストラテジストがウィナーに導いたと考えて良いと思います。そのストラテジストによっては勝てるレースが勝てないのが、今のフェラーリかと思います。マシンは速いしドライバーも速いですが勝てない理由はチーム上層部の判断の誤りが大きいと考えます。まあ、既に「内紛」状態らしいので、フェラーリのレースフィソロフィーを変えない限り勝てないですね。
Posted at 2022/08/12 09:42:25 | |
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