2022年08月29日
1988年 F1に搭載していた1,500cc V6ターボエンジンですが、レギュレーションで過給圧は2.5bar、燃料容量は150Lと決まっております。この年のF1に搭載するターボエンジンはHONDAとフェラーリだけでしたね・・・多分(笑)、
後は3,500cc NAエンジンとなります。気筒数は確かV8が多かったと思います。この年のNAエンジンはルノーとフォードとジャッド製のエンジンでした。
そのHONDA・RA-168Eエンジンスペックは
形式:水冷V型6気筒DOHC24バルブ
バンク角:80度
総排気量:1,494cc
ボア×ストローク:79.0mm × 50.8mm
圧縮比:9.4
最大過給圧:2.5bar
最大出力:685PS/12,300rpm
燃料:トルエン84%+ノルマルヘプタン16%となります。あくまで推測値です。また、1986年で当時のHONDAの監督だった。桜井氏の話では「HONDAはボアは大きいくらい」というインタビュー記事が印象に残っていますね。
当時は過給圧を制御するシステムでした、これは「FIA」が用意した「ポップオフバルブ」の品質が悪く、そこでHONDAは「ウェストゲートバルブ」で制御する事になり、ターボエンジンにありがちな過給圧不安定にならなかった事が勝敗を分けたと思います。前年の1987年は過給圧は4.0barで燃料容量は190Lと決まっていました。当時はリストリクター(空気流入量制限)式では無かった事が、ポップオフバルブの不安定化さに拍車をかけた感じです。
ターボシステムは当時の石川島播磨重工製(現IHI)を二基搭載していましたね。で、1987年のRA-167Eエンジンパワーは1,000PSを超えていたとも言われていますが、サーキットによってパワーコントロールしていたので、900~1,000PSは出ていたと思います。この頃から「テレメトリーシステム」が導入され、レース開催地ではFP1から決勝レースまで、日本国内のHONDA・RACING・COMPANY本社でモニターされていましたね。
とにかく、HONDA製ターボエンジンが強すぎた背景もあり、1989年からターボエンジンは禁止され、NAで3,500ccエンジンとなりました。当時はV8とV10が多かったです。このレギュレーション変更もアンチホンダ(アンチ日本)の動きがありましたし、今も2026年からMGU-Hは廃止されMGH-Kのみとなります。まあ、これもアンチ日本の一環でしょう。アジア人が造ったエンジンに負ける事は欧州には受け入れられないと言う「差別」が今でも根付いているとしか言えませんね。
Posted at 2022/08/29 19:44:42 | |
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モータースポーツ | スポーツ
2022年08月29日
読売新聞の記事
ザポリージャ原発はロシア型加圧水型原子炉「VVER-1000」加圧水型原子炉による発電所ですが、ウクライナの全電力の5分の1を供給していると言われ、その総電力は6,000MWとなっています。この「VVER-1000」加圧水型原子炉は炉心を構成する燃料集合体の断面が正方形でなく正六角形になっており、原子炉圧力容器が通常より縦長になっている、制御棒の挿入速度が遅い、蒸気発生器が横置きになっています、原子炉格納容器がない(一部例外)などの違いがあります。
原子炉格納容器が無いだけでなく、冷却材の喪失という最悪の事故から炉心を守るための緊急炉心冷却装置(ECCS)の性能が十分でないことなど、安全性に問題がある点は西欧諸国や国際原子力機関(IAEA)からも指摘され、三世代目のVVERで改良された経緯があります。
ソ連時代に東欧諸国やフィンランドに輸出されており、ソビエト連邦の崩壊後も中国、インド、イラン、トルコ、エジプトにも輸出されるなど他の炉型と十分に競争しうる経済性を持つ原子炉となっていると謳っていますが、チョルーノビリ原発事故で証明された、原子炉を冷却するECCSが不具合を教訓に生かしているのか、かなり疑問が残ります。それに「電源喪失」などのセンシティブな面も反映していないのではないかと思います。
この「ザポリージャ原発」は世界第三位に原発規模ですが、因みに世界第一は東京電力HD、柏崎原子力発電所となります。
その世界第三位規模の原発をアタックするとか正気ではありません。ロシアは自国にも放射能の影響を受けるのは必須でもあり、チョルノービリ原発事故の教訓を忘れたのかと勘ぐりたくなりますが、IAEA(世界原子力機関)調査団が派遣されるようですが、ロシアはマジで世界を破滅する気があると判断して良いと思います。
計6基のリアクター(原子炉)がありますが、その6基の原子炉を何処で、どのように制御しているかは知るよしもなく、クリチカルな状況下に陥れば、最悪、アゾフ海全域やクリミア半島に偏西風によってはカスピ海の西岸までは人は住めなくなる可能性も否定出来ません。そこにアゼルバイジャン、アルメニア、ジョージアなどの独立国や豊富な資源等があり、世界的な経済衰退する事にもなり得ます。
まさにロシアは「テロ国家」です。
Posted at 2022/08/29 13:00:49 | |
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2022年08月29日
台風12号ではなくて「台風11号」(Hinnamnor) でした。気になる、進路予報ですが予想としては沖縄方面のようですが、まだ確定的ではありません。どうやら、高気圧が干渉し予報しづらい面はあります。
米海軍台風情報センター(JTWC)では進路は沖縄方面ですが、今週末は何処に行くのか不透明です。台風上には十分な配慮を。
Posted at 2022/08/29 06:56:59 | |
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