2021年10月15日
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車載用半導体では圧倒的なシェアを誇る「ルネサスエレクトロニクス」
その会社が米国IDT社を買収した事はかなりのアドバンテージかと思います。30cmのエピウェハを開発し、その存在感は那珂工場が火災にあっても早期に復旧し、前工程工場、後工場でも着実に生産量をキープしており、コロナ禍でも同様です。
トヨタが太鼓判を押した会社ですから流石と言えば流石ですね。また、日本の半導体関連産業も海外からの受注増の背景には、やはり日本でしか生成出来ない「ケミカル」「マテリアル」は半島への輸出管理強化で「サムソン電子」「SKハイニックス」の前年同四半期での売り上げは黒字ではありますが、その減少度合いは「雀の涙」状態でもあり、特に「ケミカル」類は在庫はあると豪語しても売り上げを見れば分かる事なので、この先の未来はないと思います。もう、株価暴落が凄い事になってますしね。
それに半導体マテリアルの主でもある「シリコン」から「シリコンカーバイト」「窒化ガリウム」「ダイヤモンド」と次々とパワー半導体に相応しいマテリアルの開発と実用化が進み、今や半導体マテリアルに関しては「MADE IN JAPAN」が席巻している感じがあります。ただ、上記のマテリアルはコストが高いので難はありましたが、それに替わる半導体マテリアルが「酸化ガリウム」です。
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この「酸化ガリウム」であれば、既存の製造ラインとケミカルを使用出来る利点があり、製造コストを安くするのは、かなり大きなアドバンテージとなります。やはり、製造工場のインフラを換えるには時間と労力と資金が必要ですので、タムラ製作所が開発、販売できる事が可能となった「酸化ガリウム」には要注目ですね。今は10cmエピウェハですが、徐々にエピウェハの直径が大きくなり、実用レベルの8インチ単結晶インゴットから作るエピウェハが製造ラインに流れれば、車載用半導体として「自動運転」がかなり近づいてきたと言えますね。
あと、今の日本車の「OS」は知っている人は知っていると思いますが「TRON」ですので、これもかなり大きなアドバンテージとなります。世界はEV車に向かいバッテリーやモーターの開発が急ピッチで進んでいますが、ここでも「MADE IN JAPAN」のバッテリー、モーターの強みが大きくなり、パテント(特許)数も多いことから、その知的財産も考えれば、良い方向に進めば良いかと思います。これからはEV車関連会社の株価を見れば、多くの海外からに投資が増えることになり、経済的にも通貨的にも為替的にも日本はまだまだ伸びますね。期待しましょう。
Posted at 2021/10/15 20:23:22 | |
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2021年10月15日
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半島って、正面装備品だけは充実しているように見えますが、後方支援関連となると全くの「ダメ」ですね。
「共食い」整備というのは、同型機からパーツ等を取りトラブルまたは定期制備品を交換する事ですが、半島の軍って「補給」や「会計」部隊が疎かではありますね。自衛隊で言えば「補給処」と言い、米軍では「資材軍団」と言います。現代戦もそうですが、消耗するパーツが多い装備品に関して「プリイッシュ」と言われる、装備品整備員が予め「パーツ」等を確保する制度があります。日本語では「前渡し部品」とも言います。
ですが、今の装備品に関しては「アッセンブリー」が原則でもあるし、「BITシステム」と言われる「自己診断機能」等が充実しているので「壊れる前に交換する」というのが原則化しています。だから「稼働率」が良い理由はここにあります。
それに上記の「補給所」にてパーツ等を保管、整備しており、また、実働部隊から不具合があっても、即座に対応出来るアーキテクチャ-が基本ですのでパーツ枯渇はまずは考えられないのが事実です。また「自動部品受け渡し装置」により、PCで要するパーツの「ストックナンバー」を入力すれば、速やかにパーツが運ばれ装備品に反映されます。それは「補給処」のメインPCとリンクされており、ある一定数のパーツ数の「オーハンド」(在庫)が下回れば、予算等を組んで新たにパーツをメーカーに発注します。
また、「会計」部隊は人や物が動けば、自動的に同部隊も動き、例え山奥や海上でも、必要部品、給与計算、旅費等が計算され予算獲得の根拠にもなります。このように、いくら最新鋭機と言えども部品が無ければ実働する事が出来ないのは事実でもあり、それは「ナポレオン」時代からの教訓です。「ナポレオン」は部下となる兵士を「金」で雇うことを計算した結果が、今の兵站部隊の基礎となりました。
多分、半島には「補給処」等の「資材軍団」という、大きな部隊等は無いと思われ「共食い」が発生し、自動的に稼働率が下がるのはデフォルトでもありますね。後方支援部隊が充実化していないと作戦行動に支障が出ます。いかに短時間で必要な物、金、人を動かすか。それが現代戦でもあります。
Posted at 2021/10/15 19:27:57 | |
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2021年10月15日
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マーケットには航空自衛隊次期練習機にも視野に入れての販売活動がしているようですが、そもそも、航空自衛隊に高等練習機部類の練習機は必要なく、T-4初等、中等練習機ランクに替わる練習機が求められると思います。
第一に練習機のエンジンにアフターバーナーは必要ありません。ミリタリーパーワーまたがドライ推力も言いますが、燃料消費は大きいし価格は高いし日本の住宅事情を考えると騒音問題も視野にいれないといけない。
今、基本操縦過程を実施している浜松基地においては特に基地の西側を除く、東南北方面は住居が多いので、とてもじゃないが、T-7Aを運用出来る基地では無い事。それは入間基地も言える事ですしね。
理想を言えば、エンジンをGE社製F414-EPE(Enhanced Performance Engine(性能強化エンジン))で、アフターバーナー無しであれば良いかなと思います。これであれば、ドライ推力でも66.5KNは確保出来るので、最大離陸重量が5500kgのT-7Aでも十分運用は出来るはずですが、そんな特注なエンジン開発をするとは到底考えられず、やはり川崎T-4の進化型が理想ではあります。
航空自衛隊としては既に次期練習機開発に着手していますが、三菱案、川崎案、スバル案があると思いますが、日本国内の実情に適合したジェット練習機が選定される事を願うばかりです。
Posted at 2021/10/15 14:04:50 | |
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2021年10月13日
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今回の米海軍原子力潜水艦による案件は「事件」と提唱します。事故ではありませんね。この米海軍原子力攻撃型潜水艦「シーウルフ」級は米ソ冷戦時代に考えられた潜水艦でしたが、冷戦終結と共に建造コストがあまりにも高くなったので3隻しか建造されませんでした。但し、性能は抜群でしたね。
冷戦終結と伴い、米海軍は現在、就役中である「ロスアンジェルス」級原子力攻撃型潜水艦の後継艦に「ヴァージニア」級原子力攻撃型潜水艦を開発し、現在では18隻が就役中であり、米海軍空母打撃群と共に作戦行動しています。ただ、「シーウルフ」級とは違い、コスト優先を重視し、水中速力、水中潜行深度は「シーウルフ」級には劣りますが、原子炉を交換しなくて良いような設計と民生用アビオニクス等を導入しランニングコスト低減に成功した潜水艦でもあります。
動画では水中での行動中に自然物に接触したと言われていますが、あの「シーウルフ」級の高度なアビオニクス関連を駆使すれば回避出来るのは当然の事でもあり、ましてや「海図」に関しても十分な情報量があるので、不可抗力としても何かに接触するのも考えられない。
となるとCCP海軍のAUVが濃厚とは思います。AUVとは「Autonomous Underwater Vehicle」と書かれ「自律型無人潜水機」と言いますが、今の南シナ海でのCCPの実効支配を考えれば、同AUVに接触した可能性は否定出来ません。
未だに配備されていないCCP海軍のAUVであれば「音紋」も解析されてゃおらず、そのデータが無かった事が要因かと思います。ただ、例え、そういう案件が生起しても米海軍は詳細は開示しないでしょう。潜水艦自体が国家機密でもあり、その作戦行動中の位置でさえ、機密扱いですから調査しても表に出る事はないですね。
ただ、米海軍は「シーウルフ」級の高度なソナーでCCP海軍のAUVの音紋をキャッチ出来たと思われ、解析されて、CCP海軍のAUVの音紋の特徴が分かり、今後、このような案件は発生する事はないと思います。
Posted at 2021/10/13 19:34:04 | |
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2021年10月13日
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動画中に出てくる「ブロック4」とは、F-35に関する「ミッションソフトウェア」を指します。F-35プランは将来的には「ブロック5」まであります。
この「ミッションソフトウェア」とは、ソフトウェアもありますが、ハードウェアの向上や換装や、新たな兵装類の追加、ウェポンベイキャパの向上などが挙げられます。
今回のF-135EEPエンジンですが、通称「アダプタティブエンジン」を採用したと思われます、「EEP」とは「ENHANCED ENGINE PACKAGE」と言われますが、今回はGEエビエーション社製「XA100」型、PW社製は「XA101」型のようで、もし、実現出来ればパワー的には約10%の出力向上が期待出来ます。レガシーF-135エンジンでのアフターバーナー点火による出力は178KNですので、このF-135EEPエンジンでは約200KNクラスのパワーを提供するようです。
だが、あくまでの総合的なパワー向上ですが、エンジン単体での推力重量比に関してですが、エンジン単体重量は開示しておらず(これはF-22Aのエンジンでもある、F-119もエンジン単体重量は不明です)、開示しない理由の一つとしては推力重量比は「1.0」には達していないと思われます。今のところ、エンジン単体重量での推力重量比が「1.0」を超えたエンジンは、ユーロジェットEJ200エンジンと三菱X-2に搭載されたIHI製XF5-1エンジンのみです。因みに次世代戦闘機である、F-3への搭載するエンジンの実証型エンジンのXF9-1はエンジン単体重量は開示していませんが物理的に見て、F-15やF-16に搭載している、F100エンジンとF110エンジンと比べ、長さ、直径が約2/3くらいですので、物理的にみても軽く推力重量比は「1.0」を超えていると思われます。
ただでさえ、F-135エンジン直径は太いので重量的ハンデはありますし、これが「EEP」付きエンジンだと、益々のエンジン単体重量の増加が予想されます。米空軍のF-135EEPエンジンへの期待はエンジンパワー的な要素もありますが、やはり「熱問題」が解決出来ない事に重視しているのではないかと思います。PW社であれば「チラノ繊維」によるマテリアルの採用は無いと思われ、GEエビエーション社であれば、宇部興産か日本カーボンの二社しか製造出来ない「チラノ繊維」の採用により、熱問題は解決出来ると踏んだと思われます。因みに「チラノ繊維」とは宇部興産の登録商標であり、正式には炭化ケイ素(SiC)と言います。従来のセラミック複合材料(CMC)は、耐熱温度は1400℃程度ですが、チラノ繊維だと約1800~2000℃まで耐えうる性能があります。
実際に試験中の「XF9-1」エンジンに採用され、その性能は開示されているので、ジェットエンジンマテリアルのゲームチェンジャーと言われる「チラノ繊維」をGEエビエーション社が見逃すはずがありません。米空軍は将来的にはF-16のようにPW社製F100エンジンとGE社製F110エンジンを搭載出来るように、F-35Aには「エンジンコモンレールベイ」採用を視野に入れている可能性はあります。
Posted at 2021/10/13 08:09:10 | |
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