2022年08月27日 
 
 
				
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ドイツ・ラインメタル社製のKF-51パンター戦車ですが、今のところは各国陸軍向けではなく、ラインメタル社が自社で開発した戦車のようです。 
 
主砲は52口径130mm将来砲システムで滑空砲(スムースボア」ですが、見た目、砲身が短いと思いますが、砲身長は「口径」×「砲弾直径」なので6,760mmとなります。短いと言えば短いですが、確かに砲身長が長ければ初速が速くなる利点はありますが、あまりにも長くなると市街戦や森林などではアドバンテージが無くなります。 
 
90式戦車と10式戦車の砲身長が短い理由はここにあります。日本は森林国ですから砲身長が長いと運用面で支障を来す事があるからです。ただ、130mmのAPFSDS弾(有翼弾)が一種類で後の二種類は何だろ?それに、ロシアのT-14アルマータが125mmなのですが、確かに口径が大きければ破壊力は大きいですが、搭載数に制限があるので、当方的には120mmで良いんじゃないかと思います。 
 
パワーパックは開示されていませんが、プラットフォームがレオペルド2を参考にしているので、ドイツ・MTU製ディーゼルエンジンかと思います。出力は公称値で1,100KWですが、約1,400~1,500PSはあるでしょう。車両重量が軽くなったとはいえ、レオペルド2A7が66トンなので、KF-51パンターは59トンですから機動性、運動性を考えれば、その出力には納得です。因みに10式戦車は44トンですが、この数値にどうも、あの半島からイチャモン言ってますが、日本の国土、風土、輸送を考えれば、鉄道輸送もあり得るし、高速道路を牽引トラックでの輸送もありえるので、なんでもかんでも大きければ良いとは限らないのですが、「見た目重視」の半島には理解出来る訳がありません。 
 
あとはベトロニクス(FCSとアビオニクスとの戦車統合マネージメントシステム)はC4ISRを念頭にリンケージやドローン運用も視野に入れているのは流石です。実際にドイツ陸軍が採用するかは分かりませんが、将来的戦車の実証型と考えた方が良いと思われ、やはり、歩兵を守る為には戦車は必要なんです。 
				  Posted at 2022/08/27 20:12:19 |  | 
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				2022年08月27日 
 
 
				
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欧州宇宙機関(ESA)はフランス、ドイツ、イタリアなどの欧州各国は共同で、宇宙開発や宇宙科学研究を行っています。ロケットに関しても、ESAの主導、管理下で民間企業とともに開発し、開発後は民間に移管するという形で運用が行われています。 
 
欧州は現在、大型ロケット「アリアン5」、中型ロケット「ソユーズ」(ウクライナ侵攻で事実上のSTOP)、そして小型ロケット「ヴェガ」の、3機種のロケットを運用しています。ロケットを大・中・小と揃えることで、多種多様な衛星の打ち上げに柔軟に対応できるようにしています。このうちヴェガは、イタリアの航空宇宙メーカー「アヴィオ(Avio)」がプライム・コントラクターとなり、欧州各国とウクライナの複数の航空宇宙メーカーが開発、製造しているロケットである。運用は、フランスに拠点を置く「アリアンスペース(Arianespace)」が担当します。 
 
ヴェガは1回あたりの打ち上げコストが約3700万ドルとされ、やや高コストという欠点もありました。これはより打ち上げ能力が高いソユーズに匹敵する数字で、低コスト化は必至でした。また、小型衛星の需要は以前に増して高まっており、小型衛星を編隊で運用するコンステレーションといった新たな需要も増えてきたのも事実です。そこでESAは、打ち上げ能力の向上や低コスト化、それによるコストパフォーマンスの向上などを図った、ヴェガの改良型を開発することを決定した。それが「ヴェガC」となります。 
 
ヴェガCの運用期間はわずか4年であり、ヴェガCへの発展途上、あるいはヴェガとヴェガEの間をつなぐ中継ぎという意味合いが強いと言われています。ただ、ヴェガCが無事にヴェガEへバトンを渡せるかどうかは予断を許さない状況下にあります。そこにはロシアのウクライナ侵攻がかかわっています。ヴェガCの第4段AVUM+には、ウクライナのユージュノエという企業が設計し、ユージュマシュという企業が製造している「RD-843」というロケットエンジンが装備されています。両社ともウクライナ東部のドニプロにあり、最近ではユージュマシュの工場が攻撃を受けたという報道もあり、その真偽や被害の度合いはまだ不明ですが、供給に難が生じ、打ち上げができなくなる可能性もあります。ESAのステファノ・ビアンキ氏は「現在もウクライナ側とは共同で作業をしており、すでにイタリアへ送られてきたRD-843のストックも十分にあるため、中期的には問題ない」とコメントしています。また「現時点ではウクライナ(との取り引き)に問題はない。ただ、ヴェガEの新しい上段の開発を加速させたい」とコメントを残していますが、「中期的」がいつまでなのかは言及しておらず、その次の「ヴェガE」ロケットにも影響は出るでしょう。 
 
このウクライナの問題はESAだけではなく、半島の宇宙ロケットにもウクライナ製ロケットエンジンスキルがあるので、次回の打ち上げにも影響は出るのは必須かと思います。ESAも今は手を叩いて喜んでいる状況ではない言う事になります。そうなると、小型、中型ロケットではESAのロケットは事実上、運用出来なくなる恐れもあり、「アリアン5」では明らかにオーバースペックな事もあり、今後の動向が注視されると思います。 
				  Posted at 2022/08/27 14:09:40 |  | 
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				2022年08月27日 
 
 
				
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当然「CJPT」(Commercial Japan Partnership Technologies)から除名されるのは当然でしょう。2003年の新短期排ガス規制対応モデル以降、継続的に認証試験で不正が行なわれていたことが発覚し、8月2日、特別調査委員会の報告書を受領した日野自動車が公表したもので、認証不正が行なわれたトラック・バスは累計86万2000台に及び、建機用エンジンでも認証不正が明らかになりました。併せて現行モデルのリコール対象車、出荷停止車も追加されました。 
 
これは日野自動車だけの問題ではなく、トヨタ自動車関連グループの問題でもあり、日本自動車工業会の問題でしょう。また、不正を防げなかった国交省にも問題はあります。 
 
日野自動車CEOである、小木曽社長は、トラック・バスユーザーや仕入れ先サプライヤなどに向けて陳謝した上で、調査報告書の内容を重く受け止め、企業体質を改めていくと述べました。また、3ヵ月後をめどに、今回の調査で発覚した不正への対応を発表するとしています。 
 
自動車は信頼性、信用性が重要です。勿論、安全性もありますが、売れれば良いだけの話ではありません。昨今の「カーボンニュートラル」界隈ではあってはならない事で、日野自動車は真摯に受け止め、対抗策を講じリコールに集中するべきです。まあ、日野自動車の株価と売り上げは落ちるでしょう。当然のことです。これまで、三菱自動車の問題もありましたが、何故、それを学ばなかったのか、企業では無く人としてあり得ない事件だと思います。 
				  Posted at 2022/08/27 12:55:12 |  | 
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				2022年08月27日 
 
 
				
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前々から米国がウクライナに供与されると言われた「対レーダー」ミサイル、米国レイセオン社製AGM-88「HARM」(High-Speed Anti Radiation Missile,高速対輻射源ミサイル)をMIG-29から発射したようです。ただ、型式が不明なのでA~Dなのかは不明であり、最新のE型は「AARGM」(Advanced Anti-Radiation Guided Missile,先進対輻射源誘導ミサイル)と言われていますが、この「AGM-88」は専用アビオニクスとランチャーを改修しないと搭載も運用も出来ないので、何処でウクライナ空軍のMIG-29を改修作業したのかも不明です。下の画像が「AGM-88E」型です。  
 
主に「SEAD」(敵防空網制圧)や「DEAD」(敵防空網破壊)任務として運用され実績も十分にある「AGM-88」ですが、防空用レーダー周発数、いわゆる「バンド」帯域ですね。「S」バンドなのか「X」バンドなのか「Ku」バンドかは不明ですが、ロシア軍防空システム「S-500」はUHF帯レーダー波でステルス機を捜索する事を考えれば、敢えてペンタゴンは最新型であるE型、「AARGM」を供与したのではないかと推測出来ます。実はステルス機を捜索するには波長が長い「UHF」レーダーが有効と言われていますが、空中線(アンテナ)がかなり巨大になるので、機動性と展開性を考えれば、「S-500」は逐次、移動できる防空システムではないと思います。 
 
だが、MIG-29に「AGM-88」対レーダーミサイルを搭載出来、発射した事で、間違いなく、レイセオン社と米海軍か米空軍の兵站センター要員がポーランドなどの近隣国に派遣し改修作業に入ったのではないかと思われます。ただ、機数は限定されますが、多分、米国内のMIG-29でインターフェイスが適合出来るように、前々から動いていたのではないかと考えられます。この「AGM-88」対レーダーミサイルはロシア軍にとっては多いな脅威になると思われ、益々、制空権、制海権確保が困難となり戦局も不利になる事は間違いないと思います。  
				  Posted at 2022/08/27 08:41:52 |  | 
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				2022年08月26日 
 
 
				
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WRC 第9戦 ラリーベルギーでトヨタ・ヤリスGR H2(水素)ラリーカーをデモンストレーションで出走した動画です。 
 
ドライバーは勿論「モリゾウ」氏とコ・ドライバーはなんと「ユハ・カンクネン」氏ですよ。そのカンクネン氏がコ・ドライバーしているのは、多分、初めて見ましたね。いや~過去、4度のラリーチャンピオン・ドライバーになったカンクネン氏ですが、やはり年を取りましたね。現役の時は凄かったんですよ。カンクネン氏は当初からコ・ドライバーだった「ピロネン」氏が脳溢血だったかな?それで麻痺した事で、急遽、コ・ドライバーを英国の「ニッキー・グリスト」氏に連絡し、そこから、また伝説が始まったと言って良いでしょう。とにかく、「ユハ・カンクネン」と「ニッキー・グリスト」とのコンビは最強でしたね。その現役時の動画がコレです。  
 
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上の動画は「ST205」型グループA仕様、下の動画は「ST185」型グループA仕様です。いや~とにかく速かったです。それしか覚えていません。ただ「ST205」型はシーズン途中での車検で「リストリクター」規定違反でシーズンでのポイント剥奪され、シーズン失格となりました。当時はTOYOTA自動車が不正したのではないかと言われましたが、どうやら「TTE」(TOYOTA TEAM EUROPE」がナイショで行った事の公算が大きいようです。これは、エンジンチューンは「TTE」オリジナルだからです。 
 
まあ、そんな事もありましたが、あの「ユハ・カンクネン」氏は今度は水素ラリーカーで走行するとは思ってもみなかったと思います。因みにカンクネン氏はフィンランド出身ですが、コ・ドライバーの出身国に関わらず英語でのペースノートがデフォルトでした。多分、出身国が違って、英語でのペースノートは「ユハ・カンクネン」氏と、今シーズン参戦中の勝田選手くらいじゃないですかね? 
 
因みに水素でのレースカーは日本では「スーパー耐久」シリーズでカローラスポーツH2仕様で24時間走行し、今年で二回目ですが完走し着実に、そのスキルが向上していると思います。で、今度はエントリーではありませんが、ラリーカー仕様でH2 ICEで走行するという点も見逃せないと思います。 
 
と言う事で、日本の水素スキルは、かなり凄く、その特許は約78%は日本が牛言っていると言われ、液体水素の生成、輸送(船舶や車両)、保管、運用に関しては、川崎重工、岩谷産業、デンソーに、今度、三菱重工が水素のガスタービンを開発、実用化する事になりました。凄いですね。水素仕様のガスタービンエンジンですよ。また、川崎重工とIHIも水素ガスタービンエンジンを開発進行中で、窒素酸化物をクリア出来れば、温室効果ガスに担ったICEを世界中に普及する事になり、地球に優しい火力発電所(TGCC)などが活躍すると思います。 
 
因みに、ドイツなどの欧州は2025年から、水素による各種デバイスを開発する意向のようですが、日本は最低でも30年前から開発を進めてきましたので、そのスキルギャップを埋めるには、かなり時間は掛かると思われます。取り扱いが難しい水素ですが、果たして欧州と米国はクリア出来るのかは不透明です。 
				  Posted at 2022/08/26 18:58:02 |  | 
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