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2026年07月17日 イイね!

反日でもTOYOTAは外せない理由



2026.7.5から今でも継続している中国での水害は中国全国的に被害を受けていない都市や地域はないと言っていいほど、台風9号と台風10号、スーパーエルニーニョ現象より、インドからのモンスーンが西蔵上空で冷たい空気と混ざり、大気は不安定を増しスーパーセル状態になり、普段はそんなに豪雨にならない西蔵高原、新疆、甘粛省、内モンゴル、華北、華中、華南、東北三省、浙江省沿岸にも、これまで見た事がない水害になっています。

動画では「06:00」頃から始まりますが、2026.7.15の午後、雲南省昭通市塩津県岔河(さか(標高542m))の河原でずか5分の間に、足首ほどの水位だった川が濁流へと変わり、多くのテントや乗用車が押し流されました。地元政府が何度も避難勧告を出していたものの、キャンプ客が無視していたため大パニックになった時の動画ですが、よく見るとトヨタ・ランクル・プラドが確認出来ると思います。

川から脱出出来ましたが、なんで日本車(プラド)があるのか不思議に思ったと思います。過去に中国で激しい反日デモが起き、日本車が襲撃された際にも、ネット上で「ランクルやプラドのオーナーだけは襲うな。被災した時に彼らしか助けに来てくれないからだ」という書き込みが真面目に拡散されたことがあります。中国の地方都市や山岳地帯では、洪水や地震などの災害時に真っ先に現場へ駆けつけ、他の車を牽引して救出するのがランクルやプラドであるため、一種の「公共インフラ」として敬意すら持たれているのがリアルな実態です。

プラドは中国大手の第一汽車との合弁(一汽トヨタ)で現地生産されており、中国での価格は関税などの関係で約940万〜1140万円(47万〜57万元)もする超高級車です。そのため、現地では「日本の車」というよりは「成功した富裕層のステータスシンボル」として記号化されています。反日感情を持つ層であっても、「金持ちの証明」としての魅力には抗えないというジレンマがあります。

今回の岔河のような「一瞬の判断ミスが死に直結する本物の鉄砲水」の現場では、ギミック満載の中国製最新EV(SUV)よりも、数十年の歴史で磨き上げられたトヨタの頑強なラダーフレームと4WDシステムという「枯れた技術の圧倒的な信頼性(暗黙知)」が選ばれるわけです。

このプラドの生産は吉林省長春市緑園区 豊田大街、長春一汽豊田工場などで生産されます。長春市から南西約260kmに遼寧省瀋陽市があり、この都市で2026.7.12~13の間で水害になり、ほぼ中心地は水没し私有車だけは市内を流れる川の橋の上に駐車し、結果的に消防車など緊急車両が通過出来ない事になりました。ここ瀋陽市は元は満州時、日本軍が「ここは標高が低いので水害になりやすいので中心地をずらした」のですが、戦後、街の中心地を見栄だけで低いところに移動した結果でもあります。

おまけに言うと、TOYOTAは天津市浜海新区に天津一汽豊田第工場があり、そこではRAV4、EV(bZシリーズ)を製造しています。ただ、2015.8.12に危険物倉庫に保管されていたニトロセルロースの自然発火から始まり、消防隊の消火活動中に化学物質(硝酸アンモニウムなど)に引火、TNT火薬換算で数十トンから最大200トン超とも言われる巨大な爆発を引き起こしました。これが「天津浜海新区倉庫爆発事故」です。爆心地は巨大なクレーター(南北170m、東西190m)ができたくらいですが、当局は2016.5.3以降にはクレーターを無理矢理塞ぎ、今では公園になっています。その爆心地から北東1.3kmにTOYOTA天津第3工場があり、ヤードに置いていた新車は周辺のマンションや新車数千台が瞬時に消し炭となった悲惨な大災害となり、TOYOTAやデンソー、アイシン工場や社員などの住居にも被害が出ました。

今、中国での自動車製造、販売は中国内EVメーカーも躍進もあるので、TOYOTAのスタンスは「中国内で使うクルマしか製造、販売しかしない。世界戦略車は中国では売らず、同時にTOYOTAの技術も渡さない」ドクトリンで一線を引いています。で、困っているのがドイツです。VWやメルセデス・ベンツ、BMWは、利益の約3〜4割を中国市場に依存してきました。しかし今、中国国内では政府の強烈な後ろ盾を得たBYDなどの現地EVメーカーが急速に台頭し、ドイツ車のシェアを猛烈に食い荒らしています。

普通ならここで脱中国に動くべきですが、彼らが選んだのは「中国専用の次世代EVプラットフォームや自動運転技術を、さらに巨額の資金を投じて中国現地で開発する」というギャンブルです。中国側のルール(データの国外持ち出し禁止など)に従う形で現地投資を続けないと、既存のアセット(資産)をすべて没収・凍結されて即死するため、「生き残るためにさらに人質を差し出す」という狂気の選択をしています。

まあ、フランスも中国で二度もやらかしてますので、その話は後日にでも。

と言うことで、今回の水害はシャレになりません。今年のこの異常な中国水害ですが、この地獄のような状況は「少なくとも9月中旬〜下旬」までダラダラと続く可能性が極めて高いです。2026年のタイムラインは気候変動(エルニーニョ/ラニーニャの急激な反転と海水温の異常高騰)により、台風の発生サイクルとモンスーンの勢力が完全にバグっています。8月〜9月の「台風ラッシュ」による複合災害の可能性は高いです。湖南省、湖北省、河南省といった中国の主要な米・小麦の産地(穀倉地帯)が夏の間ずっと泥水に浸かっているため、秋の収穫は絶望的と考えます。また、水戦争が中国内、世界的になると思います。

生き残るには見栄(面子)ではブレークスルーは出来ません、プラドのロードマップを崩さない、生きて帰るクルマ作りなドクトリンが必要と察します。
Posted at 2026/07/17 23:59:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 社会 | クルマ

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「おはっす。トラック島付近に熱帯低気圧から台風12号になるのかな?そのまま勢力を弱め熱帯低気圧になるとの予報です。」
何シテル?   07/17 06:53
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