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2019年06月25日 イイね!

パールホワイト

パールホワイトつい先日。

青GC8を里子に出し、代わりにBRMレガシーワゴンを購入したスバル大ちゃん。(彼はバレエダンサーなのでダンサーとヲレたちは呼んでいる)

自らで持つバレエ団やバレエ教室などの切盛り、興行の資材運搬やらで最低でもステーションワゴンの体裁が必要になったとの事だった。
まぁ、それはGC8に乗り換える以前のBHレガシーの頃から一緒なんじゃないかという気がするが・・・まぁ、本当はスポーティーなのに乗りたいだろうから日和ることもあるだろうし仕方ない。

結局はレガシーに戻ったというカタチだ。

人間やりたいことがあるのに中途半端にやり残すと、いつまでも澱のように心の底に残ってしまって禍根を残すので、いつか何らかのカタチで戻ってくるのでは?と思っていますが、今は忙しそうだからね。
自分で考えている人生の義務に何処かでケリをつけたら・・・という事なのかも知れないね。

帰る場所は残しといてやるぜw


まぁ、そんなこんなでひとつ前の型のレガシーを買ってきた訳だが、神経質な性格からか色々と気になるようで飛び石の跡がどうとか言っている。

中古車なんだから、飛び石のひとつやふたつあるだろうと、初めの頃は言っておいたのだが、どうにも気になるらしい。
ボンネットの前の方に一つと、ルーフのフロントガラス寄りに一つ。

どちらを直したって、ちゃんとやったらこのクルマの最大面積のパネルを二枚塗り直しである。


近所の修理屋で見積りとったら30万円と言われて帰って来たらしい。

30万円とは大きく出たな・・・と思ったが、ガラス外しの見積もりらしい。

これでガラス外すかぁ?
・・・でも、ガラスモールが細く、溝の奥に入り込んでいるタイプなので際がマスキング出来ないタイプだなぁ。

確かに本気の直しならガラスを外したくなる気持ちも解るが・・・
飛び石一個二個の世界で30万円掛かってどうするw

こんなもの、ヲレならそもそも直さない(やっても筆差しでちょんちょんして終わり)が、それでもガン吹きで直すなら適当にボカシて終わりではないだろうか。

みたいな感じで良ければやってやるけど、やめとけやめとけw


・・と説得するものの、いやでもその内お願いします的な感じの顔をしていたダンサーだったが・・・


緊急事態ですとか言って入電。
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自分で缶スプレーで直そうとしたらしい・・・
これは酷いな。

流石に素人がパールはちょっと無理だろう・・・ていうか、マスキング狭すぎ!
はがき大でマスキングしてしまっている。
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屋根もこんなにしちゃって・・・


「直近でいつできますか!」

「おいおい、そっちが忙しいからやっても秋口以降って言ってただろ。」

「ちょっとそんな状況じゃないんで・・・」

「そんなの知らんw」



もう入梅だし、タイミングを合わせるのが難しいな・・・
この時期は虫とかゴミとかが付きやすいから塗装はあまりしたくないんだが、どうしても早くやって欲しいという要望なので、ちょっとやることになりました。


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平日でしたが、梅雨空の合間を縫って何とかセッティング。
急だったのでレンガレも予約取れないし、外で塗っちゃいます。

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自分でパテ板金したみたいで悪くはなかったけど、材料が判らないので一応サフェーサーからやり直します。

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ベースコート塗付。
判りにくいけど、前の方1/3くらいは下色が入ります。

カラーナンバーは37J、急遽先輩の所の板金屋でプロタッチのペンキを分けてもらってきました。

クルマの部品も結構アニキの所で頼んでいる(部品屋が回ってくるからね)のですが、「売掛金を早く払いに来いよ」と言われる始末。

自分がいつも計算面倒くさがって請求してこないんでしょうよ・・・そんなに溜まってないハズだけど。

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パールカラー塗付。
塗料が濃いまま際を吹くとムラになるので、ブレンダーという遅いシンナーで割りながらボカシていきます。

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上手くボカせたら、クリヤーを全面にかけてフィニッシュ。
気温が結構高かったので、塗って30分くらいの半乾きのうちにマスキングは全て外してしまいます。

ペンキが硬くなると塗装面を引っ張っちゃうのでね、柔らかいうちに剥がした方が無難です。

この状態だとまだ小さなゴミが付いてたり、肌が均一でないので完全に乾燥する翌日に磨きます。

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時間が無いので、夕方からしか磨けなかった・・・
けど、しっかり3時間ぐらいかけて磨き倒してまぁ、いいんじゃないでしょうか。

ルーフのフロントガラスとの際が確かにマスキングしづらかった・・・
ていうか、ちゃんとは貼れない感じでしたので適当に誤魔化しましたが、ガラス外して30万円払うよりいいでしょうw

しかし今回思ったのは、最近のレガシーはでかいなぁ・・と。
もう幅もクラウンとかと変わらないもんな。

もうこの辺のデザインは、前衛的過ぎてヲレ的には全く受け付けないんだけど、そうまでしてスバルじゃないといけないのかなぁ・・・という漠然とした疑問が生じてしまいます。

四駆だからいいのかな?


ヲレならATで乗るなら程度のよさそうなBPとか、SHのフォレスター辺りを選んでしまいそう。(結局安いのしか買わないw)

古いクルマの方がしっくりくるなぁ。

でも、新しくてもレヴォーグとかはカッコいいよね。
結構好きです。

alt近年のスバルはデザイン面でブレイクスルーを感じる




Posted at 2019/07/17 04:18:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2019年05月31日 イイね!

ヘリテージコレクション

ヘリテージコレクションつい先月ですが、みん友(今は死語なのか?)のスバル大ちゃんからGCの売却依頼があったので、ぶつけ先をいくつか思案していたのですが、PON吉が足グルマが無いとか言っていたのを思い出したので勧めたら、そのまま成約しましたというお話ですw

GDBがあるのにどうなのよ?
って感じで突っ込みどころ満載ですが、そもそもS15もあるし、運用してないけどBNR32もあるし、ヴィヴィオもあるだろって所から考えたら、そこにGC8が加わっても何の不思議もない訳です。

こういった保有を実需と言えるのかどうか最早よく判りませんが、投機目的ではないにしろ暴落しない安定株なのが背中を押したのでしょう。。

GTRにしろ、シルビアにしろ、インプレッサにしろ、相場は上がる事こそあれ下がることはないでしょうね。


まぁ、それでも当の本人は気に入っているクルマを長期保有する事だけが目的ですから、実際そんなこととは関係なく、きちんとメンテナンスを施しながら寵愛してくれる事でしょう。

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朝から近所の友人のコウヘーと(電車で行ってらんないんで)埼玉(清瀬)までマシンを受け取りに行き、間髪入れずに午後から神奈川支局へ。

流石は神奈川支局、複数のナンバーを管轄しているのでいつもの如く恐ろしく混雑しています。

継続検査じゃなくて良かったぜと安心していたら、只の移転登録なのに信じられないほど時間が掛かりました。。

午後から車検だったらワンチャンしかないよコレ。

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数時間掛かって何とかライセンスプレートを受け取り、無事名変終了。
最近は貰えるネジがステンレス製にグレードアップしています。

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本日はそのままお持ち帰りして、エンジンミッションデフブレーキなどのオイル、フルードの全取っ替え。

洗車と、高圧洗浄でエンジンルームの汚れをぶっ飛ばし、仕上げにボディーの小傷をバフで磨いて納車時の印象をアップさせますw

GC8F型インプレッサ Vリミテッド
RAでStiでDCCDにパワーウインドウにルーフベンチ付きの全部のせみたいなヤツですね。

今生き残ってるGC8なんて、こういうフラッグシップモデルが殆どなので実際珍しくないですが、1000台限定の希少モデルです。

ヲレのGCみたいに中期でDCCD付きだけどパワーウインドウすらないみたいなクルマは殆ど生き残れないみたいですね。
ドアノブ黒いのもう見かけません。。

自分のGCと入れ替えれば良かったじゃんみたいな話をみんなにされましたが、そうは言ってもなかなかね。。

15年も乗ってケツの穴のほくろまで知り尽くした相棒をそう簡単には裏切れませんよww


しかしまぁ、ちょっと乗ってみるとやっぱりGC8はEJ207なのかね。。

といった印象。
自分のGCのEJ20Kと比べても、トルクの出方がフラットな印象。
カタログスペックやカムの角度なども一緒なのに、一体何の違いなのかね。

同じオープンデッキながら、ヘッドガスケットも抜けにくいみたいだしよく判らんな。

違うと言ったら、インテークポートからインマニまでの吸気系統がかなり変わっているのと、ECUでしょうね。
うちの子と初年度登録は半年も違わないのにズルいくらい違います。


まぁ、そんなにいいもの、新しいもの、がいいならGDBでもVABでも乗ればいいって話でして、ヲレにとってのクルマはただ、今手元にあるものでどれだけ楽しめるかって事だけなので関係ないというか、気にならないのでしたw

乗り換えるくらいなら、乗り換えたい車種のエンジンを換装すればいいかなとか・・・そんな感じ。


何はともあれVリミテッド。
無事新しい親元へと引き継がれていきましたとさ。


PS:ニコチンちゃん迎えに来てくれてありがとう~
梅雨明けに登山するから来いよ!
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altあとは内装やボディーが青ってのが無理です!

Posted at 2019/06/15 07:25:37 | コメント(4) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2019年05月11日 イイね!

純正スプリングカット

純正スプリングカットHIKO君のBNR34。

以前より、サスペンションの著しい性能低下の報告を受けていた。
リヤがポンポン跳ねて攻められないし、乗り心地も悪いと。

そもそも、純正のダンパーにエスペリアという激安ダウンサス仕様だったので、初めから高が知れているのだが、まだダンパーが生きているうちは言う程悪くなかった。(と思う。)


世の中の大概のダウンサススプリングは、縮み側のストロークが減少する分底突きさせない為に、純正と比べればレートも高く設定されている。
硬めのバネで低く構えるので、初めの内は攻めても調子が良かったりするのだけど、スプリングという物はヘタってくるとどんどん車高が下がって来てしまい、事更にストロークが減っていってしまった挙句、サスペンションダンパーも同じようにヘタって抜けてくるので、硬いバネの振幅ばかり強調するような乗り心地になり、底付きも相まってポンポンと跳ねるようになるのだ。


このクルマをダウンサス仕様にしたのはヲレだが、それも最早10年近く前。
とっくにスプリングはヘタリ切り、ダンパーは抜けきって、今の状態に至る訳だ。


もう10年になるのか…早いものだな。


まぁ、兎に角サスを交換するしかないんだが、ストックで純正のほぼ新品ダンパーが一式あるのでそれを使いたいと言うのだが、使えるスプリングは純正か市販のダウンサスしか現状存在しない。

車高が下がり過ぎてしまったのでエスペリアはもう使いたくないんだけど、純正車高は嫌なんだと。

・・・今のヲレに言わせると、よもやそのまま純正を使う事がお勧めでしかないのだが、やはりまだ少しは下げたいという美意識があるようだ。


以前より何度も電話口で相談を受けていたのだが、モノをよく見ていないので、「その内容だともう純正サスを少しカットして使うっていう選択肢しかないんじゃないか?」と、安易に返答していた。

ヲレの世代の人間ならごく自然な流れである。

ただ、ダンパーも純正のままのバネカットなので、純正の縮み側のストロークが減っただけという仕様でしかない。
街乗りでの乗り心地はいいだろうが、攻めるには少し弱いかな。

減衰を調整できる社外ダンパーで使うか、スタビライザーなどでロールを抑制するかなどしないと物足りないかも知れないが・・・
とにかく現状が酷すぎるので、スプリングカットだけ履行して欲しいという話でした。



純正スプリングは2セット有り、そのまま使うことはないし切って使えなければそもそも要らないとの事だったので、躊躇なくカットに入ります。

先ずはひと巻き。
これくらいなら純正ダンパーでも遊ばないぎりぎりくらいかな。


カットしてみてからですが、ちょっと嫌な予感がします。

純正ショックは、ダンパー下側のお皿の外周の立ち上がりがなく、バネがぐるりと一周している部分で内掛けして外れない仕組みなので、ひと巻き切ってしまうと不安定になってしまいそう。


実際組んでみるとこんな感じ。

1G掛けてしまえば、潰れて対角がシートと接するので外れ止めが効くけれど、ジャンプしたりして伸び切った時に下に落ちてしまう可能性が否めない。

昔ハチロクに乗っていた頃は、車高調入れるまではよくバネがシートの下に落っこちて一ヶ所だけ超車高短とかになっていたな。


ボロハチロクならその都度よいしょ、とか言って直せばいいが、GT-Rでやることじゃないなw


流石にこれじゃヤバいかな・・・
HIKO君に連絡して、一周切ったら外れ止めが効かなくなるけど、一周以上切らないと車高が変わらなそうだから、どの道使えないかも・・・と。


しかし後日連絡があり、「純正サスカットでもやり方があるみたいです」と。

HIKO君の知り合いで、GT-Rでレースをやってたひとに相談をしてみたらしいんだけど、その人は純正サスカットを色々試して、外れないギリギリで車高も下がるという切り方を見つけ出したというのである。

そのデータを聞いてきたので、残りのもう1セットで試してみたいというのだ。

話を聞いてる限りではやや半信半疑である。
純正形状のスプリングは、上も下も最初の一周は外れ止めでただの一周をしてから立ち上がっているので、車高を決めることに関与していないのでは?と思ってしまっていた。

でも、一周以上切ったら確実に外れ止めが無くなってしまう。

この時点で純正サスカットはナシかなと判断できる。



でも切り方があるだと???


聞けばレース屋とはいえ還暦も過ぎたおじいちゃんである。
ブラフや記憶違いもありそうだけど、それでもいいならとやることにしました。


それで聞いてきたカッティングデータが、

F   上側1/2巻き 下側3/4巻き
R 上側1/2巻き 下側1/2巻き


と言うことで、上と下も切るというデータです。
やはり、一周切ってしまうと外れ易いという事を警戒したデータですね。
基本的に半周なら外れない、そして線間の狭いフロント下側なら3/4まで行っちゃおうみたいな感じでしょうか。

かなりギリギリを攻めてると思います。

半周切るだけでも水平自立はしなくなるので、やはりショックに組み付ける際には少し注意が必要ですね。


アッパー側のラバーのバネの当たり位置が変わってしまうので収まりが悪いです。
車体に取り付けた後も、ジャッキを降ろして1Gを掛ける直前まではスプリングの上下が大きくずれていないか確認します。

当分使ってアッパーのゴムに癖がつけば、ズレにくくなるでしょう。



オート○ックス車検の整備で舐めさせられたというブレンボのエアニップル。
10ミリが入らないからって、12ミリで行こうとしたんだね・・・

違います。

ブレンボはミリ規格ではなくインチ規格で作られているので、7/16インチというサイズです。
ミリに換算すると11.113ミリとかになるので、一回でも使った事がある11ミリのボックスがあればほぼ間違いなく作業できます。

ブレンボキャリパーのネジ関係はかなりしっかり締めないといけないものが多いので非常に固く、適当な工具を使うと舐めてしまったり緩まなかったりと失敗が多いです。

エアニップル如きと舐めて掛かるとホントに舐めてしまいます。
12角ではなく、6角の工具を準備して作業しましょうね。


さて、遂にタイヤを付けてGT-R着地。

ほう、確かに適度に下がっている。
前が指3本、後ろが指2本半と言った感じか。

何故下がるのかと考えてみたけれど、線間の狭い1Gでの密着領域での総量が単純に減るからなのかも知れない。

スプリングは完全に潰してもゼロにはならないからね。
棒の直径×巻きの回数分の高さは残る。
だから、どう切っても切った巻き数分の高さは減るって事だね。

概念の理解の問題であった。



なるほどいい勉強になったなぁ。
altいまどきノーマルスプリングをこんな風にちょっとづつ切っていく事ないからなぁ。




Posted at 2019/06/04 06:30:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2019年02月16日 イイね!

二巡目の終止符

二巡目の終止符もう直ぐ20万キロの11アルトワークス。

昨年よりエンジンのOHをはじめとして、ハブベアリングの交換だの、タービンの交換だの、セルモーターオルタネーターの交換だのと主機・補機類共々更新作業を続けてきた。

10年10万キロ辺りで行う大規模改修を一巡目と呼んだりするのだが、このクルマに至っては二巡目という節目の作業である。

その合間でちょいちょいオイル漏れが顔を見せ、去年の暮れ位の作業で漸く収束と思っていたのだが、どうもまだ漏れてくる。。

タービン本体からのオイル漏れは交換で直ったし、周辺配管からの滲みもパッキン交換で改修。
ヘッドやヘッドカバー、スプロケット周りのシールからは漏れていない。

あとはリヤシール位しかない・・・。
(打ち込みシクったか?)


走行風で滲みが広がっちゃって下から覗いてみてもイマイチよく判らないんだよな。


そう思案しているうちに、クラッチが異様に重くなるという現象が勃発。
走ってると段々軽くなってはくるんだけど・・・

毎朝これはキツイな。。


ハウジングに小窓もないし・・・
オイル漏れの件もあるし、ミッションを降ろして確認するしかないか。


初めはワイヤーの動きでも渋くなってきたのかと思ったのだが、レバーとの接続を外して単体でチェックしてみると軽く動く。

ペダルやワイヤー側の原因ではないな。


クラッチは3年くらい前にOHしていますが(まぁ、エンジンOH時に一回バラしてますけど)、軽自動車の消耗部品のライフは想像しているよりもずっと短いからね・・・。

毎日乗るクルマなんかだとメンテサイクルは結構早いです。


ディスクの厚みはまだ充分にあることは確認済みなので、レリーズベアリングやオイルシール関係だけ注文して分解整備に挑むことにしました。


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以前、クラッチ交換なんて楽勝だろなんて取り掛かったら、車上でのミッションの接合が思いの外難儀しまして、丸一日掛かってしまった。
フレームの間にギリギリに収まっているエンジンミッションなので、なかなか水平に入れられない。
僅かでも傾いてるとメンドラがディスクのスプラインの途中でかじって全く押せなくなる。

色々試したが兎に角すんなり入らないので、メンドラの先端を少し丸く削って漸く入れたくらいである。

また嵌まると疲れるばっかりなので、多少手間は増えてもエンジンごと下ろすことにしました。
エンジンをマジマジ見られるのでオイル滲みの特定も間違いないですし、

クレーンを使うので腕力も使わないしね。
(クレーンを準備するのが大変なんだけどね。)

エンジンは何度も降ろしてるので手順は割愛。
慣れていれば2時間ほどで降りちゃいますね。

ミッションをガバッと外してまずオイル漏れ箇所の特定。

予想していたクランクシールリヤは全くのシロ。
何だよ、フライホイールまで外したのに…。

そして、オイルパンの継ぎ目より上からたくってきた形跡がない。
オイルレベルゲージの麓も違う。


…ということは、オイルパンの繋ぎ目から漏れていると言うことになる。

オイルパンはエンジンOH何かの際、タガネかなんかでカンカンやって引っぺがすんだけど、結構曲がってしまう。
本来は交換すべきなんだろうけど、省エネOHなので叩いて再利用である。

結構真面目に叩いた積もりなんだけど、まだ甘かったのか。。

液ガスをバッチリ付けとけば問題ないだろうと思っていましたが、塗布から接合までに時間を掛けすぎちゃったのだろうか。(当時はなかなかの陽気だったからね・・・)

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再びの御開帳。
一ヶ所にタガネを打ち込んでコジって剥がします。

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・・・ん?ここか?

それとも引きはがすときに付いちゃったのか?

でも、オイルはかなりしっかり落としてからの作業。
しかも、一番オイル汚れの酷かった辺りだな・・・怪しい。


まぁ、何にしても液体ガスケットのカスをしっかり掃除して、オイルパンをかなり丁寧に板金。
液ガスもスリーボンドの1207Cを止めて、少し盛れるロックタイトの5699とか言う奴に変更。

シリンダーブロック側とオイルパン側とに、指でしっかり塗り込んで馴染ませ、5分程置いてから丁寧に接合しました。

流石にこれで大丈夫だろう。



先日も、つまらない不手際でGCのトランスファーを再度開けている。

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古いガスケットをあまりきちんと掃除しなかったせいだと思うが、紙ガスケットを使わずに液ガスだけでいくからいいやと高を括ったのが油断だったのか、つなぎ目からオイルが漏れてしまった。

平日夜中のクソ寒い中、トランスファーを再び開けてガスケットのやり直しであった・・・Orz



やはり、ガスケット接合面はかなりしっかり掃除をしないとダメだな。(アタリマエ)


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そして、クラッチのカバーディスクを装着し、エンジン側の準備はOK!
(勿論ディスクのセンター出しは目方調整であるw)


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そしてもう一つの問題はクラッチレバーの動きの悪さ。

油圧式ではないにせよ、ヲレのGCより重いというのは問題である。
それに、ただ重いというより引っかかるような抵抗感がある。


エンジンOH時の脱着で簡単なグリスアップはしていますが、なんかそう言う問題ではない感じ。

レバーの動きを単体で見てみるが、それほど悪くない。
きちんとグリスを摺り込めばもっと軽くなりそうだけどここじゃない。

予想はしていましたが、メンドラの麓で摺動しているレリーズベアリングの滑りが悪い感じです。
どうもクリアランスが広くなっていて、レバーからの入力時にスティック(齧る)するような感じです。

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レリーズベアリングは新品を準備していたので当然交換。
保持性の高いMPグリスをメンドラとクラッチレバーの摺動部に充分に擦り込んでやります。

これで長期的にスムースな動きは約束されるでしょう。

夜も遅いので、ミッションをエンジン側に接合して作業終了。
車上ではあれだけ苦労したミッションの装着ですが、外で行えば一瞬で終了。
それこそ3分である。


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さて翌朝。
忘れるところだったが、サーモ周りのクーラント漏れの改修をやっておかねば。

数年前にサーモ交換時にガスケット新品、周辺ホース類新品と落ち度はなかったはずだが、ホースの継ぎ目やキャップの接合面などから悉く滲んでいる。熱がこもりやすいのだろうか・・・。

それぞれしっかり清掃して、液体ガスケットを塗付して再組付け。

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長男が仮面ライダーの変身ベルト(仮面ライダービルド)を装着して邪魔をしに来るので全然捗らない。。
もうエンジンを載せるだけなので2~3時間の内容である。

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F6A型OHCターボ。
何とも可愛らしいエンジンであるが、とても2バルブとは思えないとてつもないパワーユニットである。

トランスミッションも丈夫で、20万キロノンOHながらシンクロナイザーリングなどにも一切の不具合は感じない。

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エンジンも無事搭載し、LLCと油脂類の充填後、エンジン始動。
水、オイルの漏洩がないか長くアイドリングさせながら下回りを確認します。

ヲレの代わりに息子がチェックしています。(ウソ、邪魔しているだけですw)

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最後にサクションポンプで新しいミッションオイルを入れて作業は完了ですかね。
規定量は2.1Lですが、まぁ・・2Lでいいでしょうw

当分換えないと思いますので、カストロールの少し高めの奴を入れておきましょうか。

漸くエンジンもミッションもクラッチも足回りも、全て問題ない状態まで持って行けました。
この年式のアルトワークスでここまでのコンディションのマシンはなかなかないと思います。
このクルマのオーナーも、このマシンに乗り換えてそろそろ10年目という所。

元々は黄色いエボ7に乗っていたオーナーです。

家庭の諸事情有りでクルマに金を掛けられなくなり、維持費の安い軽自動車に乗り換えた訳ですが、Kスポーツの魅力に嵌まり、ランエボ所有時より充実したカーライフを送っています。

やはり軽くてキビキビ走るクルマってのは楽しいんだよ。
それこそ、峠やサーキットを攻めなくたって楽しい。
通勤に使うだけでも、路地裏を走り回るだけでも楽しい。

幸せというものは身近にある方が人生が充実している時間が長い。


インプレッサやランサーを苦労して維持し、ほんの一瞬のカタルシスの為に莫大な費用をつぎ込むことが馬鹿らしくなってしまう。

お金なんて掛けたって掛けなくたって、本人が充実していれば幸せの本質や重みは全く同じなのである。

大排気量ターボ車で散々バカやってた人達が、結局最後に辿り着くのが、ジムニーやアルトワークスなどのKスポーツだという事の意味がよく判る。

スポーツドライビングの神髄を集約したスノードライビングでさえ、花形と言われるインプレッサやランサーであっても、同じドライバーが運転して比較したらKスポーツには歯が立たないのである。

何のために頑張って2000のターボ車を維持しているのかよく判らなくなってくる今日この頃である。
(まぁ、ファミリーカーとしての役割も大きいので、軽自動車という訳にはいかないという事情が大きい。)

このアルトも、ヲレが面倒を見ている限り、あと10年は乗れると思う。
ただ、製造から30年とかになると補修部品の製造が怪しくなってきて、規格系の部品以外は入手が難しくなってくると思う。

その辺で手こずるようなら、買い替えてもいいと思う。
現行のアルトワークスとかを10年落ちとかで買えばいい。

そうすれば、そこから15~20年は乗れるだろ?
10年後は50代だから、そこから20年で計算すると、次が人生最後のクルマだな。

一応死ぬまでエンジン車に乗れる計算だ。


化石燃料の供給があと30年安定していればの計算だけど・・・どうなんだろうねい。

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alt最後まで邪魔でしかない長男でした。


Posted at 2019/02/23 01:53:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2018年10月23日 イイね!

丸二年!

丸二年!ウチの妻が免許を取ってR2を購入し、早いもので丸二年。

初めはゴツゴツ当ててくるわ、ミラーはぶっ飛ばしてくるわ、それなりにやらかしてきましたが・・・
漸く落ち着いてきましたね。
そろそろ凹みや小傷を直してもいい頃かもしれません。

まぁ、不思議とでっかい事故などはないので、慎重な性格が功を奏しているんでしょう。
「オートマなんて怖くて乗れない」などと言い放つまでに“走りの5速”に慣れました。

今流行りの誤発進だの踏み間違いだのっていう、意味不明なミスとは無縁のドライバーになるでしょう。


まぁそんな訳で、車検と言う事もあって日頃やらないメンテナンスなどをいっぺんにやってしまう事にします。

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先ずはずっと気になっていたヘッドライトの曇り。

あまりに酷いとヘッドライトの検査で光量が足りずに不合格になったりするので、磨いて復活させます。


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ポリッシャーを使ってしっかり磨きましたので、結構きれいになりました。

しかし、ただ表面を磨くだけだと、割と直ぐに戻ってしまったりするので、近いうちにクリヤで塗装してしまうのがいいね。


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そして、割と見落とされがちなエアエレメントの交換。

汚れなど確認せずに部品だけ先に注文してましたが、これは換えて正解でしたね。。
いつが最後だか判らない程汚れてました。


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これも割と見送られがちな、クーラントの交換。

最近は量販店に行くと、ポリボトルの物は殆ど見なくなり、ウィダーインゼリーみたいなのに入ったピンクだの青だのってのが目立つようになってきた。
しかも、従来品よりロングライフを謳っており、5年も6年も持つようなことが書いてある。
エチレングリコールが劣化しないように防腐剤の様な物が入っているんだろうか。。

まぁ、対応車種などもあるようなので、調べるのも面倒くさいから普通の緑で買ってきましたw

旧いクルマは量も減ったりするしね、2~3年に1回はリセットした方がいいよ。


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スパークプラグも交換するので、イグニッションコイルを引き抜いていくと・・・
エンジンオイルでベタベタの気筒がある。
プラグホールのパッキンがもう駄目なのかもね。

これは後日ヘッドカバーパッキンの交換だな・・・。


・・・取り敢えずプラグだけは替えないと。
部品屋が勝手にチョイスしたNGKのイリジウムで交換。


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さてさて次は1年ぶりのエンジンオイル交換。
予め頼んでおいたオイルエレメントが・・・E07Z用というのが来てた・・ホンダ用だよ!

スバルはEN07だよ!!!

仕方なく近所の量販店に買いに行きます。
ついでにワイパーの替えゴムなんかも買ってきて前後まとめて取り替えました。


オイルはインプと同じ15W-50で交換。

これでまた1年は大丈夫でしょうw

1年での走行は約1万キロ弱。
ぶっちゃけ1年使っても大して汚れてもいないし、減ってもいない。
もともと硬いオイルを使ってしまっているので、それほどさらさらにもなっていないです。

こんなもんで充分だね。


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プラグを外した時に中にたまっていたオイルが燃焼室に落ちたので、エンジンを掛けたら凄まじい白煙がもくもく。

アイドリングで放置しておきましたが、10分近く煙が収まらず若干焦りましたw


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さて今度は足回り。
事前のチェックでナックルジョイントとタイロッドエンドのブーツ怪しかったので取り替えます。

ドライブシャフトブーツやステアリングラックブーツなどは切れていたら当然車検に通りませんが、グリスが封入のブッシュやボールジョイントブーツなども厳しく見られます。

軽自動車は特に厳しい感じがしますね。


昔、仕事で車検に行って、現地でナックルジョイントのブーツが切れている事に気づいた。
しかし、段取り上絶対に今日車検を取得しなければならなかった。

ビニールテープ巻きなんて絶対に見抜かれるんだけど、ビニテしかないんだよね。


そこで一計を案じるんだよ。

軽自動車の下回り検査って、リフトでクルマが上がって内側からしか確認しないので、テープの継ぎ目をつくるなら外側にすれば目立たない。

んだけど、やっぱビニールテープだと質感とか皺の出来かたでやっぱりバレる訳よ。


同じような事を考える奴はゴマンと居る訳で、
検査官の目はそんなに甘くはない。


「○○さ~ん、ちょっと一緒に確認してもらえますか~。」

案の定最後の下回り検査で呼ばれる訳。

「ここのジョイントのブーツなんですけど、グリスまみれで判りにくいんですが、テープみたいなのが巻いてあるんですよね・・・」

「ホントですねぇ・・・」(さも自分ではなく、メカがやったんだろう的な顔で不思議そうに見る)

「テープでの補修は認められていないんですよ~。」

「なんかブーツは切れてたから替えてたみたいなんだけど、グリス詰め込み過ぎてどうのこうのと言ってた気が・・・」(どういう形にでも展開できるようにどうのこうのと曖昧にする)

「私たちの方で触れないんで、ちょっと取ってもらえますか。」

「はみ出たグリスを抑えるのに巻いたのかも知れないですね~、実際切れてなければテープを巻くこと自体が禁止されてる訳ではないですよね?」(かなり苦しいが、あくまで整備に関しては素人という顔に徹していればさほど不自然ではない)

「まぁ、そうですが・・・テープを剥がしていただいてテープの下を確認させてもらっていいですか?」

「・・・捲って取ればいいんですよね。」


ペりぺり・・・


「どうですか?切れてますか???」

「・・・ホントだ、大丈夫そうですね・・・失礼しましたOKです。」

「ははは、良かったヨカッタ。」




無事車検は合格。
事なきを得ましたwww



実はこのからくり。
とっさに思いついたので一か八かでしたが・・・

ブーツは確かに切れているのです・・・ぐるっと一周切れていて一目瞭然でした。


しかし、工具箱には黒のビニテくらいしか使えそうなものは無い。
ええいやるしかないと、テープを3周くらいピチピチに張って皺が目立たないように巻き付けて、上下の縁をはみ出ていたグリスでそれっぽく汚します。

そして、実はその上から更にもうひと巻きテープを巻き付けていたのです。


人間、どんなに疑ってかかったって嘘が嘘で隠してあるとは思わないもの。

そんな風にグリスで誤魔化したってヲレの目は誤魔化せないぜ!とばかりに嘘の上塗りを引っぺがしたら・・・あれ切れてない。

なんだ・・・代理でよく判っていないみたいだけど、コイツの言ってる事は本当だったのか・・・

自分の手で触っていないので実感が伴わない事と、嘘とも本当ともつかないような素人の聞いてきた釈明と、軽自動車の検査レーンは混雑していて後ろがグイグイ押している焦りのトリプルコンボにより、嘘の嘘を見抜くほどの余裕はないだろうと踏んでの、


テープの下のテープ巻き作戦。


こんな高等戦術を毎回披露できないので、R2はちゃんと整備していきますw


alt
そうそう、上の話のクルマもこんな風に切れてましたねw
普通は絶対に通りません!


alt
タイロッドエンドも切れてないけど怪しいな・・・今回が大丈夫でもあと2年は持たなさそう。
これも交換ですね。

alt
しっかり両方換えました。



alt
alt
ブレーキフルードも全交換しとこう。
軽自動車なのにこうしたしっかりしたリヤメンバーがあるっていうのが何だか不思議。

四独ならではですね。


alt
継続検査には何の問題もなく合格。

しかし、検査ラインのあの待ち時間は何とかならないものだろうか・・・。
昔と違って今はみんな軽自動車なんだから、もっとラインを増やさないと追っつかないよ。


書類審査入れて1時間以上待ったぞ・・・
これじゃ不合格になっても日に何周も出来ないな・・・。


次からは妻に自分で継続してもらおうと思い、一緒に車検に来ていたんですが待ち時間が長すぎて妻が不機嫌に・・・自分でやってくんないかも知れない・・・。


alt
車検用にノーマルのハロゲンランプに換えていたヘッドライトをLEDの物に戻します。

alt
テスター屋で合わせてもらった純正バルブの光軸を参考に、LEDバルブの光軸調整をします。
先ずは捩ってカットラインを出し、それでも少し高めになるのでハロゲンの光軸で付けた印に合わせて下げてやりました。

カットラインは完全な水平にはならず、
若干グレアは残りましたが、座席から見て左上に飛んでるのでまぁいいでしょう。


alt次はGCもやらないとだな。

Posted at 2018/10/31 03:25:47 | コメント(3) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ

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何シテル?   06/30 04:17
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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