
今年のGWは特に計画はありませんでしたが、前半は休めることになったので、急遽1泊2日で旅行に出かけることにしました。
行き先は東北地方
。昨年のGWに岩手県を旅行した際は、さすがに震災から月日が経っていないことから、被災地は観光どころではないという感じでした。
あれから1年。多少なりとも復興は進んだのでしょうか。
それを確認すべく、そして多少なりとも復興支援に貢献すべく、再び被災地を訪問することにしました。
なお旅程は急遽計画したため、宿だけ確保して後は成り行きまかせです。
そして今回は3人なのでBMW325iを使用。
先日書いた通りこのクルマは7月頃にF30の320iに代わりますので、長距離走行は最後になるかもしれません。
まず東北道を北上して石巻を目指していたところ、途中のSAで気が変わって中尊寺を訪問することに。
ここは世界遺産になったこともあってか、大いに賑わっています。結構なことです。
ただ、桜はちょっと遅かった感じです。
その後、東へ向かって気仙沼へ。
内陸側から進んでいくと、気仙沼駅周辺の市街地はさほど大きな被害はなさそうで、普通の街並みが続いています。
しかし、さらに進んで魚市場のある海側に行くと状況は一変。鉄骨の建物だけが残って、あとは何もない。もう何回もこの光景を見ておりますが、何回見てもつらいものがあります。
そして、おさかな市場でお土産を購入した後、ホテルのある南三陸町(旧志津川町)へ。
ホテルは市街地から離れているので大きな被害はないようですが、途中通った街の中心部は酷い状況。気仙沼では被害を受けた地域は同じようなものの、生き残っている市街地も多く、街に活気がなかったわけではありません。
しかし、この旧志津川町は市街地の大半がなくなってしまった感じです。
私が宿泊したホテルでは、翌日ホテルのスタッフがバスで町を案内してくれるオプションがあったので、これに参加。被災時の様子やその後の対応、復興の進捗などを詳しく説明してくれ、マスコミ報道やインターネット上では分からない状況がよく分かりました。訪問された方は、ぜひ参加することをお勧めします。

(南三陸町の防災庁舎跡)
チェックアウト後、今度はクルマで市街地跡を巡ってみたところ、何もないと思っていた中に、ポツンポツンと仮設の店舗がありました。都市計画が決定されるまでは、恒久的な店舗は建てられないそうなので、とりあえずの営業になるようです。
また、仮設店舗が集まった商店街もできており、少しずつではありますが復興に向かっている様子が伺えます。
なお、写真のようなコンビニも仮設のものがいくつか営業しております。
中に入ってみると、通常の店舗より一回り小さいですが、豊富な品揃えは変わりませんでした。
その後、女川、石巻と回って帰還。海沿いの土地の低いところではどこへ行っても同じように酷い光景。

(女川駅ホーム跡から)
ただただ被害地域の大きさを実感します。せめてできることは宿泊、食事、お土産購入というこうとぐらいですが、多少貢献できたでしょうか。
というわけでトータル約1000kmを走行。長距離を走ると改めてBMWの良さを実感できました(と言っても私が運転したのは300km弱ですが)。
また普段6.5km/L程度で「燃費が悪い」といつも親父殿が不満を漏らしていますが、今回はトータルで12.0km/L。この数値は2.5L 218psのクルマとしては全然悪くないと思います。要は使い方次第なんですよね。
なお、東北地方は今後も定期的に訪れる予定です。(^^)
Posted at 2012/05/04 20:53:31 | |
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BMW325i | クルマ