
預けていた初代カローラ(KE11)の車検が完了した、と近所のクルマ屋さんから連絡がありました。一週間もかかっていません。これは意外です。
というのも最近のうちの旧車たちは、特に不具合が出ていなくても車検で何かが引っかかるというのが続いており、カローラも前回車検時にはマフラーの不具合等が発覚しております。
ましてや今回のカローラは少なくない量の冷却水漏れの症状が出ているため、原因が判明したとしても部品の手配が困難だったりして、修理完了まで時間がかかることが容易に予想できたため、早めに取り掛かるようお願いしていたのです。果たして直っているのでしょうか。歩いてクルマ屋さんに向かいます。
行ってみると本来GW中はクルマ屋さんは休業ですが、整備の方はやってくれていたみたいです。ありがたいことです。
そしてまず残念なお知らせがありました。
これまでフロントガラス中央には、旧運輸省時代の車検証ステッカーが残っていました。過去3回の車検でもこれについて特に指摘されたことはありません。
しかし今回はダメとのこと。なので真ん中部分がスッキリしちゃいました。なにか基準が厳しくなったのでしょうか。まあ仕方なし。
冷却水漏れの原因はサーモスタット取付部分のパッキンの劣化とのこと。なのでパッキンの交換が必要なわけですが、部品は出たのでしょうか。
イヤ、出るはずもないので自作したとのこと。おお、素晴らしい対応。これはディーラーでは無理でしょう。これで冷却水漏れは解消したようです。ああ、良かった。
でもこれで終わりではなく、オイル漏れも発覚。冷却水に比べれば極わずかでしたが、確かにオイルの漏れた跡もありました。
漏れている箇所はドレンボルトだったのですが、オイルパンが多少変形しているためドレンボルトが完全に密着していないとのこと。確かにドレンボルト周りが多少滲んでいます。
付近のメンバー部分にも変形箇所があるので、大昔のオーナーが何かにヒットしたか、あるいは誤ってここにジャッキをかけてしまったことも考えられるとのこと。
完全に修理するならオイルパンを交換することになるが、部品が出るかは不明。もし出ない場合はオイルパンをはずして裏側からたたいて直すしかない(直るかどうか分からない)そうです。
現状できることとして、紙のワッシャーだったものを銅のものに交換。これに関してはポタポタ漏れているわけではないので、当面様子を見てみようということになりました。
あとお願いしていたクーラーガスの補充は、R12は在庫がないので後日となります。
最後に一緒に下回りを一通り見ていると、右リヤホイール部分を見た時に「なんでここが湿っているんだ。デフオイルだ。気付かなかった」と仰るクルマ屋さん。
なんでこんなところにデフオイルがあるのか私には理解できませんでしたが、この時代のクルマはデフとドライブシャフトが同じケースの中に入っているので、デフオイルもここまで通ってきているそうです。そんな構造とは全然知らなかった。
修理用の部品は手に入るようなので、これも後日ということに。まあ特に急ぎはしませんので。
というわけで、いくつか課題が残っていますが車検は無事終了しました。
迅速なクルマ屋さんの対応に感謝です。(^^;)
Posted at 2024/05/05 22:55:19 | |
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