根本的に製造から10年以上経っているものならゴムシールの寿命だよ。
メーカーにより差はあるが、基本として封止ゴムの寿命次第よ。
赤部分から漏るが、これはメーカーにより傾向はある。
また、電解液の組成によってはケースと封止ゴムの接触部を侵す場合もあるようで
崩壊してる場合もある。
まーそうはいっても15年は経ってるモンがなってるんで寿命はとっくにきてるけどな。
で、本来電解コンデンサ族は水色部分に防爆弁がある。
急激な電解液の分解/蒸発が起きた場合に大爆発を防ぐためにある。
こいつが機能せずに液漏れしてる時点で、素子としての寿命超過してる証拠よ。
2000年前後に頻発した粗悪中華・三国物のは論外として。
ケースが膨らむくらいまでは封止が耐えないといかんのだからそれができなくなってるわけよ。
ゴムは熱が加われば劣化する、柔軟性が失われ硬化するだけで無く縮むんだ。
またそれだけでなく経年劣化もする。
さらに言うなら、素材技術の進歩ももろに反映される。
トリップブーツBEATの純正は5年で切れた物もあるという。
オレが作った物は未だ崩壊する兆しすら無い。
四半世紀の時間が流れている、それだけ素材自体の平均レベルが上がっているんだろう。
BEATのECUの液漏れは根本的に使用部品の耐久性問題に、設計時の想定がガバだからだ。
nichiconが廃止する直前の素子を使っている。
ニッケミが同等品をカタログ落ちさせたのは10年後だった。
nichicon的にはすでに設計は古い旧製品、ニッケミではnichiconに後れを取って世に出した物。
開発時期が異なるからどうしても、似た特性品でも耐久性などは異なる。
そこにきて、電子技研がバカだから置きぶるした物を使って補修部品まで作りやがる
量産機でも91-93年製の電解が混じっているような状況、保守部品なんかもっとひでー
93-94年のVTと05年製と思われるKMEが混じってる。
物自体がハンダの劣化具合からしても15年程度の物。
シリアルから考えて補修部品のECUは少なくとも4LOT 4000個は有る
製造時期がどうなってるかわからんが、そもそも管理がなってないのがあるんで
車両製造時の補修部品自体どうなってたんだか。
そんなモンなんだよホンダの90年代中当たりまでの車両のECUは。
その辺のバカさ加減わかった上で維持考えないと意味が無い。
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技術放談 | 日記
Posted at
2020/02/22 04:16:47