基本制御信号は検出部から入力フィルタは大体こんなもん。
フェライトローターをブチ回すが、超多巻線鉄心コイルで発電された交流電圧をみてんのよ。
IC自体は5mV以上で検知できるが、回路上は上限1.2V位みたいだな。
んで検知時の出力が、確度・精度ともに必要上限満たすには入力は200mV程度は必要な様子。
入ってくる源信号はノイズを含むうえに、回転数で電圧自体上下する。
これを電力的にノイズは消し、想定範囲の信号に変換してICで検出してるわけだ。
で液漏れ時その配置上、大概はまず赤矢印の抵抗が被爆し、絶縁と抵抗値が下がり
信号漏電・5V電源の漏電が起きる*状態はそれぞれ異なる
良く有る状態の裏側腐食は赤↑部分の損傷。
ここは入力の減衰が主目的で、液漏れ被爆初期は漏電で始動困難や低回転時の動作不良
高回転では漏電が増えるので発熱焼損を起こす。
電源回りだとそのまま焼損だ。
液漏れ量が少なく推移し、漏電が続くと各部の抵抗が過熱で特性狂いが起きる。
大体は抵抗値が上がる。
*要は液が存在しているうちは赤→部分は抵抗値が下がり信号もノイズも減衰してしまうが
腐食し乾いてしまうと抵抗値が上がり、本来減衰させていたノイズ毎後ろに送ってしまう。
どっちにせよ動作不良原因だ。
これが水色部におよび、液が水色部のコンデンサ類に及ぶと完全に死亡。
解析用にバラした物の抵抗を測定してみたが、根本的に過熱痕があるとその近辺の抵抗は
抵抗値が上がっている。
絶縁材が禿げている場合、電解液が残存していると漏電しているので抵抗値が低いが
洗い表面の絶縁物も禿げている部分剥いでやると、大体抵抗値が上がっているのが確認できる。
部品面で印刷抵抗が見えるまで損傷していれば100%駄目。
0.1%精度なんだから簡単に精度以上狂う。
禿げて無くても長時間過熱されてる物は狂ってる。
ただし、計測が困難なので過熱痕があれば交換にするしか無い。
ま、バカがどうこうできるもんじゃねぇ
Posted at 2020/12/09 13:00:56 | |
資料 | クルマ