兵器の話だしてるが、根本的に
構造に対しての知見のためにであって
その辺はき違えられるとこまるだな。
兵器は如何に効率的にと言うのがついて回り、
製造国の技術水準を表すもの。
まぁウチの国が敗戦する理由の一つが「非効率」にある。
よって、まず非効率なものと高効率なものを比べるところからが必須。
そこからみえてくるもんがある。
あくまで物としてだけだが、あとはドクトリン次第の物なので
待ち伏せ戦術用と進撃用では使用兵器は異なるので、用途毎のもんなのでそこらは注意。
目的絞らないとろくなもんできないからね。
ここらが敗戦後我が国の自国製マシンガンがゴミばかりな理由。
根本的にマシンガンで狙撃してどーすねん、あんなもん弾ばらまいてなんぼなんだから
狙撃性能なんか求める方がおかしいんだよ。
5.56mmになってやっとまともにはなったが・・
ま、これはいいとして効率の鬼米帝がつくったもんは、改良重ねて
まともになるが最終形態を見れば効率とは?がよくわかる。
ガトリングやチェーンガンと言ったもの以外、銃器は弾薬のリコイルか
発射ガスで動き他一切の動力源を必要としない、簡潔で完成された
機械なんだ。
これは安さ命で作られてる旧ソ品も同じ。
*ま、元はドイツ辺りがつくってんだけどさ
歴史を踏まえて構造を知ることにより効率とは?
がわかるわけ。
で、どこでも変なもん作ってやらかしもある。
政治的なもの、技術水準が原因もの、構想自体が無謀といろいろあるので
そこらもしれば、根本的な原因追及も解る。
たとえばケースレス弾にしてコスト下げようとして失敗した
H&K G11なんか複数の問題出てくるんだけど、そのなかで薬莢が持つ機能が
ただの火薬入れではないことを教えてくれる。
銃において薬室は薬莢の膨らみを押さえる位の強度にしないと
重量増になるので体積が大きくはとれない。
これは熱容量が小さいことを意味する。
火薬は燃焼し発生ガスにより弾を押し出すが、熱も出す。
この熱が問題で、薬室温度が火薬の発火温度になってしまうと
弾薬が激発前に起爆する。
要は暴発だ。
薬莢はこの熱を薬室に伝える前に銃の外に運び出す役目をして居る。
G11はこの暴発を押さえられなかった。
薬莢がないために薬室には熱がこもり、暴発するうえに燃えかすや専用プライマーでジャムの発生、そもそもの弾薬製造費がそれまでにないプライマー開発で高額となり余計弾薬費が嵩むという
盛大なやらかしになった。
これ結局G3置き換えるどころかG36に丸ごと置き換えられた。
対してある程度の体積が許容される戦車砲や冷却機構を付けられる
自走砲などの場合は現在運用されているものは薬莢はないか燃え尽きるタイプのもの、ほぼケースレスといって良い。
まぁ発射速度が分間一桁と3~4桁の違いも有るが。
これの根底にあるのは「熱」
要するに放熱は重要、熱設計ありきちゅーことよ。
ま、一例はこんなもん。
Posted at 2022/12/10 01:53:37 | |
技術放談 | 日記