
温度制御は単純で済むモノとそうでないものがある。
発熱量が容易に制御ができ仕様が決まってるものをつうかう場合で
加熱対象直なら左の加熱対象計測での直発熱量制御でいいのだが、
右の加熱対象が熱交換した上での加熱の場合は、熱源の制御ループと「CL1」と熱交換後の制御ループは「CL2」はまずは分けないと
使用熱源の応答性問題により加熱対象の加熱制御が出来ない場合が多い
ここが素人が引っかかるポイントで、まず個別のループを作り確認してから
全体ループに変更しないとダメ。
とくに熱源が不安定では出力温度制御なんか出来はしない。
制御の基本は制御ループの多重化や並列化なんだ。
まず熱源の安定化ができるかどうか?
して、熱交換の安定性を確保できるか?
それから各設定を詰めて、そのうえで単ループにすることが出来るか?
なんだよ。
熱源が制御が簡単なヒーターやバーナー使ってるならいきなりでも
できる物はできるが、廃材燃やしてるとかゴミ燃やしてるとかだと
熱源の安定性を確保するの自体が事なのでうまくいかんわな。
ここらはオレが試験機作ると素人が作るのと完成度も価格もまるっきり違うのと同じ事。
対象の特性を熟知して、初めからいらんもん省いて回路構築できるのと
無駄の連続繰り返してたどり着くという違いと、初めから回路規模も解っていて
完成デザインまでできるのと、そうで無い差だ。
まず基礎と下地が必要なんだわ。
経験があればいきなりでも製品作れるが、知識も経験もないなら
まず基礎からだよ。
燃焼機器なんか経験有ってもパラメーター多すぎて面倒極まりねぇんだわ。
なんせエネルギーの墓場の熱は逃げまくるし・・・・・・
燃焼物に含まれる水分で有効熱量変わるんで、もうね(ry
分野外の労咳にゃわからんよ(イヤマジで
一番厄介だったのがそこら踏まえて廃棄物処理の排熱でなんかしようとするせいこい客の物件。
廃棄物自体一定量出てくるならなんとかなることもあるんだが、そうでないものだと
熱出力が一定しないから無理無理。
あと、排水処理しての汚泥で食品工場のもの。
油分含んでるから火力がたけーのなんの・・・
炉の方が持たん*まじで濾材はげた固定炉ではなくロータリー炉でこれだからな・・
いろいろあったわ・・
Posted at 2023/01/16 22:29:00 | |
技術放談 | 日記