こんばんは、子育てで日々格闘なkurapicaでございます…今日も上の子を寝かしつけている最中、夫婦共々爆沈^^;
おかげで今頃コソコソ記事を起こす始末…
会社からも議事録起こせと言われてた気がするけど、まーいっかw
#そんなこんなで、通勤時間内にコメントやレスができるようになったものの…記事としてはまとまった時間が取りにくくなっています。いやはや書きたいことは色々出てきているのに(泣笑
さて、ようやく
junさんの記事にトラバ張って書き込む事になりました…遅くなってすみません^^;
内容は、タイヤのロードインデックスのお話です。
以前p-sakuさんが訊ねられていた件そのものについて、こちらで調べたことを上げて行きます。
まずはトップのタイヤ画像をご覧下さい。
以前交換した、ミシュランのpilot PRIMACY…つまり、初代プライマシーなのですが、他のタイヤと決定的に違うところが。
どこかと申しますと…、
画像をクリックすると拡大します
サイドのマーキングにある通り、"EXTRA LOAD"の記載があります。
そうです、耐荷重を増やしたエクストラロード、あるいはレインフォースドタイヤと呼ばれるものです。これを選ぶと、標準以上の荷重に耐えられるようになります。自分の知るところだと、307のjunさんにC4マカロンさんの冬タイヤ(X-ICE)が装着されています。
で、この種類のタイヤ…本来はインチアップした際の補強のために存在します。扁平率が下がって空気の層が薄くなり、踏ん張りが利かなくなるのをタイヤ自身の補強で補う…という認識でいいと思います。重いバスやトラックが逆に、サイドの長い(扁平率の高い)タイヤを履いているのは、空気の反発力をできるだけ使いたいからなんでしょうね。
ただ、ピカソの18インチ仕様にはとっても重要なお話だったりします。
まず、16インチ車に標準で付いてきているプライマシーHP(215/55R16)の荷重指数(以下LIと略します)は…93、タイヤを調べてもごく一般的な数値です(そうでないのもありますが、これは後述)。ところが、18インチ車のサイズである215/45R18の標準的なLIは89…ミシュランのLIリストを見ても、650-580=70kgと、負荷能力は明らかに下がってしまいます。
じゃあ、18インチ標準で履いてきてる、パイロットエグザルトPE2が国内で簡単に入手できるのかと言うと…正規で入ってきてないので履き替えが効かない。そこで、エクストラロード仕様のタイヤを探してみると…2010年5月現在では結構絞られてきます。
・ブリヂストン
POTENZA S001(LI:93)
・ダンロップ
ENASAVE RV503(LI:93)
・ヨコハマタイヤ
DNA GRAND map ES450(LI:93)
・ピレリ
PZERO ROSSO ASIMMETRICO(LI:93)
大雑把に調べたところ、上記タイヤが該当します。
#トーヨーは…T社某車時代に純正で付いてきましたが、あまりの不甲斐なさに未だお奨めしたくないので除外しています^^;
#こうやって見ると、スポーツ系かミニバン系のどちらかですねぇ。
#でも、去年末よりかは選択肢が増えているんですよ。
この辺りを選ばれると大丈夫だと思います。
ただ、お約束がありまして…タイヤメーカーのカタログに散々載っていますが、『エクストラロード(レインフォースド)タイヤは空気圧を高めて使いましょう』という注意点があります。日本のメーカーはご丁寧に対応表を用意してくれていますが、ミシュランで記載されている『純正空気圧+40kPa』を覚えておかれる程度でいいかと思います。結構高い空気圧になるはずですが、乗用車用タイヤって300kPaまで許容されていますし第一、メーカーも上げて使えと言ってきているので素直に従うが吉です。
この辺りの詳しいことは、ぜひ冒頭にあるjunさんの記事をご覧下さい。
さて、18インチ仕様ではLIに気をつけてタイヤを選定しましょうというお話でした。
これが…実は、ピカソの16インチ仕様(場合によっては307/308SWも)にも関わってくる場合があります。ごく一般的なタイヤメーカーの、廉価版でLIが低いものがあるんです。
例えば、ピカソ純正サイズである215/55R16で例を挙げると…、
・ブリヂストン
SNEAKER SNK2(LI:91)
※但しLI:93仕様と入れ替わってきているようです。
※今は廃盤になりましたが、B500SiもLI:91でした。
・ダンロップ
LE MANS LM703(LI:91)
・ヨコハマタイヤ
DNA ECOS(LI:91)
・グッドイヤー
EAGLE REVSPEC RS-02(LI:91)
※307や308純正サイズの205/55R16では…LI:89に減少
とまぁ、まるで晒し記事みたくなってしまいましたが、調べてみれば割と出てくるモンです。できれば…ピカソに限らず、車重や積載量の多い307/308SW乗りの方にも気をつけて頂きたく思っています。
無論、純正と同じかそれ以上のLIを持っているタイヤをお選び下さい。
タイヤメーカーもETRTO規格とJATMA規格って別のもので…と言ってますが、同じJATMAでも少ないLIで作ってるタイヤが存在しているので、こんな事は言い訳にならないと思っています。
最後に、このLIやエクストラロード、レインフォースドタイヤについてディーラーのみならず、タイヤ取り扱い店も余り詳しくない場合が多いです。このようなタイヤが存在する事だけでなく、空気圧を増して設定する事だとか…先日のブーストリングオフでもそんな話になりました。
なので、注意喚起を兼ねて記事を起こしました。ご参考になれば幸いです。
とは言え、標準でも空気圧のチェックと補充は定期的に行って下さいね!
5/10 追伸:敢えて触れませんでしたが、激安アジアンタイヤ(国産品の半値以下のもの)の場合…表記上は規定のLIなどを書いていますが、額面通りに作られているとは…ちょっと思えないです(一応耐えられるでしょうが)。というのも、知人が乗っていたパルサーにHANKOOKの普通のタイヤがはまっていたのですが、装着当初は右左折時隣の車線に半分はみ出たり、ルウブ御大所有のプントアバルトでFEDERALが装着されたときも最初すごく接地感無かったり(雨の日でハイドロプレーン寸前まで行ったと)…接地面の剛性が足りなくて、風船みたくセンターが膨らむのでは、という推測ですが、そんな代物に強度が期待できるのか…とも考えています。