
なんだか今日は
花粉が舞ってるのか、
鼻がツラい!
んなわけでこんばんは。
ヘッドの加工が済んで洗浄中なので、
話は徐々に下におりていきまつ。
と言ったところでピストン。
画像はRB26ノーマル05Uピストンだ。
RB26は標準で、クーリングチャンネル付きの
溶湯鍛造ピストンを採用してるよ。
N1ピストンでも製法は同じだから、
強度的にはどちらも一緒だ。
この溶湯鍛造ってのは、鋳造の一種で、
鋳型に流し込む際に圧力をかけてやる製法で、
その分組織的には密になるから、
ただの鋳造に比べれば強度は上がるんだけど、
だいたい200℃を超えるあたりから、
両者の強度的差は無くなってきて、
250℃くらいではほぼ同じになっちゃうんだ。
ピストントップは、
最高で300℃くらいにまでなるから、
全開高負荷の一番頼りたい領域では、
溶湯鍛造の恩恵はあまり無くなってしまうんだ。
がっかりした?
ちなみにRB26の標準ピストンとN1ピストンは
一体何が違うかと言うと…
ピストンリングの厚みが違うんだな。
標準ピストンは1.5ミリ厚のピストンリングで、
当然と言えば当然なんだけど、
一般的なピストンリングの厚みをしてる。
でもN1ピストンは1.2ミリ厚のピストンリングで、
フリクションの低減をはかってるわけ。
フリクションの低減の他にも、
シリンダーとの接触面が狭くなるから、
面圧が上がって燃焼ガス圧の保持にも有利になる。
デメリットは、
磨耗は標準ピストンのリングより
早いだろうねってくらいかな?
ちなみにN1ピストンは標準ピストンより
ピストンリングが薄いって言ったでしょ?
その薄くなった分稼げたスペースは、
すべてセカンドランドの厚みを増やすことに使っている。
個人的には、これがN1ピストンの一番の価値と思ってます。
おっと!
いきなり“セカンドランド”なんて言ったから、
言い間違えだと思ったかい?
“セカンド・ラブ@中森明菜”だろってか?
もちろん、そっちの方が好きさ。(笑)
そんなボケをかましてしまったら、
もうセカンドランドに戻りたくなくなったので、
続きはまた次回にしよ。(笑)
恋も2度目なら~少しは上手に~♪
ばいばーい!
ブログ一覧 |
エンジン | モブログ

Posted at
2011/02/26 20:46:21