
エンジンってのは工業製品の一部で、
決められた性能を達成することは重要視されるけど、
いざスペックが決まってしまってからは、
その素材を使って性能を上げようとか、
耐久性を上げようとかはなされないんですよ。
何を言ってるか?というと、
手作業で効率を良くしようと
手を加えることはないってこと。
HONDAのタイプRのエンジンには、
熟練工が最後にポート研磨をするって言われてましたが、
あたしから言わせれば、欲しかったのはその事実で、
性能じゃないでしょ?って感じ。
やってること、たいしたことじゃないもん。
もちろんたいしたことやってる暇なんて無いだろうから
それを批判したりしてるわけじゃないですよ。
とりあえず、画像はSR20ヘッドのカム取り付け部回りあたり。
盛大に鋳型のバリが残ってるんですが・・・
見えます?
クラック入って、バリが落ちかけているのが。
こんなバリが剥がれ落ちて、オイルラインに紛れ込んで、
エンジン内を駆け巡ってしまったら・・・
普通の人なら気にしないかも。
でも、あたし的にはパーかも。
この程度の手間を惜しんでそのまま組まれたエンジンなら、
お里が知れますってワケですよ。
育ちの悪い子は、出世したところで成金止まり。
ヘッドカバーはぐれば、すぐ見えますから。
大金かけてエンジン組んでもらった人は、見てみましょう。
こんなとこのバリが残ってるなら、
エンジン内のバリはひとつも取られてないと思って間違いない。
商魂逞しく、お金のためにエンジン組んでるとこなら残ってるかも。
でもエンジン好きで組んでるとこなら、
『やってるやってる!』って元気に答えてくれますヨ。
Posted at 2009/05/10 16:15:14 | |
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