
インターネットもまだ普及していない1998年1月に発売された
セガサターンのゲームソフト"センチメンタルグラフティ"。
ギャルゲー専門誌"電撃G'sマガジン"の誌上企画として始まり
キャラクター原案の甲斐智久さんによる美麗イラストが
特に人気となり、ゲーム本編の発売前に数多のグッズや
ポートレートディスクが飛ぶように売れるほど注目されたものの
肝心のゲームソフトが発売されると共にその絶大な人気は
一気に沈静化し消滅した事で知られる作品です。
その"センチメンタルグラフティ"が、令和の今リメイクされます!
ここ数年、"ときめきメモリアル"、"To Heart"、"同級生"といった
平成前期の人気ゲーム作品のリメイクが続いていましたが
そこにまさかの"センチメンタルグラフティ"まで来るとは思いもよりませんでした。
この辺りの作品は私も一通り(健全版でですが)プレイしていたので
リメイクが発表される度に驚いていましたが、
さすがに"センチメンタルグラフティ"だけは衝撃の度合いが違います。
上に挙げた作品はどれもゲームそのものがまず大ヒットしていて
それに伴いグッズ展開やアニメといった商品展開も支持されていたものですが、
"センチメンタルグラフティ"は仮にもゲームがメインの企画であったにも関わらず
そのゲームだけが一番人気が無かったという、実に不名誉で面白い結果を残しています。
ゲームソフトの売れた本数だけを見れば、さすがにそこそこ売れてはいました。
でもこれは事前の商品展開の人気の高さから来るものであって、
期待してゲームを買ってみたら死ぬほどのクソゲーだった…。
という事で、それ以降"センチメンタルグラフティ"に関わるのを辞めた人も多かったです。
なぜ肝心のゲームだけが人気が無かったのかと言うと、
"センチメンタルグラフティ"が最も支持されたのは
甲斐智久さんによる美麗なキャラクターイラストだったので
そのイラストを用いたグッズ類やフォトCDは
「印税だけで数億円レベル」と言われるほど凄まじく売れたものの
実際のゲームには全く使われていなかったのですね。
加えてゲーム本編は全国各地に散らばる12人のヒロイン全員の
シナリオを同時に進めていかないと目的のヒロインのシナリオに入れないといううえに
目的のヒロイン攻略のための残りの11人を振らないといけないという
悪い意味で衝撃的なギャルゲー展開に多くのファンを苦しめた作品でした。
ついでに言うと、これでも発売された続編"センチメンタルグラフティ2"では
第1作の主人公の葬式に12人のヒロインが集まるところから始まるという
1作目のゲームで打ちのめされたファンをさらに奈落の底に突き落とすような
始まり方をするという、これまた悪い意味で衝撃的なギャルゲーでした。
ファンに支持された要素は意図的に入れず
ファンを突き放すような事ばかりする…。
そんな作品が売れるはずはありませんね(^^;
ガンダムシリーズでお馴染みのサンライズが初めて手掛けた美少女ものアニメとして
12人のヒロインそれぞれにスポットを当てたTVアニメを制作放送するものの、
こちらもほとんど人気が出ずに埋もれてしまいました。
私は好きで当時はDVDも買ったのですけどね(^^;
そんな作品が今、リメイクされるのですからショックも大きいですね。
しかもティザーサイトのキービジュアルを見る限り、
当時最も支持された甲斐智久さんの絵柄からはかけ離れていますし…。
キャストも全員入れ替えという事なので
当時を知る者としては悪い意味で要注目な作品となりそうです。
でもネットの反応を見る限り、
不安視する声は多くても批判的なコメントはあまり無いっぽいのは
28年の時の流れによるものなのか…?
さてどうなる事やら。
私は買う気はありませんが、一応見守ってみたいと思い…ます?
ちなみに私はヒロインの一人、山本るりかが好きでした。
中の人は後に京都アニメーション作品の"らき☆すた"や"境界の彼方"、
"AIR"などにも出演している今野宏美さんで、本作がデビュー作でした。