コンパクトなスカイラインの復活…Ｒ32スカイラインＧＴＳ－ｔタイプＭのミニカー

８代目スカイライン（Ｒ32型）といえばＧＴ－Ｒの復活というニュースもあったし、４ＷＤが初めてラインナップされたしで話題性のあるモデルでした。何よりも日本車のヴィンテージイヤーと言われる1989年、つまり平成元年はバブルの絶頂期でもあったのです。
しかし、前モデルのＲ31の豪華過ぎた反省を生かしたつもりでも「トランクと室内が狭い」などと評価された為、思ったほど販売台数は奮いませんでした。その為、次のＲ33型からは迷走が始まる事に…。

このミニカーはハイストーリーという従来では聞きなれないブランドからの発売です。このブランドはニッチなクルマを得意としていて、３代目デリカだとか初代エルグランド、１８０ＳＸなど、モデル化に恵まれない車種ばかりをリリースしてくれています。
このＲ32型もモデル化はＧＴ－Ｒが殆どでしたが、こういう普通のＧＴＳが無かったので嬉しいところです。
またレジン製なので、重厚感には欠けますが、逆にシャープさはあると思います。尚こちらは「４ドアスポーツセダン」の方ですが、「２ドアスポーツクーペ」の方も最近リリースされました。

当時のＣＭ

新世代のスカイラインの復活なのに、この演出にはファンもビックリ!!
せっかくのスポーツ系スカイラインの復活なのに「超感覚…」とは…。
開発者と広報の考えが違うのでこういう事になってしまう。
ちなみに、ＳＦ造型作家・ジョン・ダイクストラの「スペース・フィッシュ」がキャラクター。


…それから１年後の1990年にはこれではマズかったかとばかりに違う路線への変更。今度はキャラクターや人物は登場しないが、当時のジュリアナを思わせる感じに…。