松坂屋名古屋駅店が夏閉店！？

Ｊ・フロントリテイリング（大丸との共同持ち株会社）は２５日、松坂屋名古屋駅店を８月２９日に閉店すると発表しました。

これは２００３年にジェイアール名古屋高島屋が近くに開業したのと、ここ最近の百貨店不振のあおりを受けたものとみられます。



松坂屋は今年１月３１日に岡崎店を閉店したばかりだし、日本国内の百貨店閉鎖数が去年は９店舗だったのに対し、今年２月の時点で１１店舗と、既に去年の数を上回っています。

松坂屋名古屋駅店は１９７４年１１月に開業し、ピ－ク時の１９９２年２月期には売上高が２９７億円だったのに対し、今年２月期には１０５億円と約３分の１にまで落ち込んでしまいました。


…一昨年は「ＴＡＳＰＯ」の導入による「ついで」の売り上げでコンビニに百貨店は売り上げを越されてしまい、更に去年はネット販売にも抜かれ（コンビニも抜かれた）、百貨店は一時期の隆盛がどこかに行ってしまいました。

百貨店というのは大体が駅近くにあり、駐車場も皆無であるケースが多く、こうして一人一台というクルマの保有数から見ても、こうした百貨店で買うよりは、郊外のショッピングモールで買う方がラクという時代になり、更に「忙しくて買い物に行けない」という人にはパソコンで自宅に荷物が届くネット販売の方が魅力という時代になってしまいました。

かつては初売りなどでお年玉を持って百貨店に出かけるのが楽しみという時代でしたが、今は様変わりしてしまいました。こういう時代だと、もう百貨店としての役割は終わったのでしょうか？寂しいものです。