善意か偽善か？…俳優の山本太郎さんが原発発言で降板

俳優の山本太郎さんが、福島第一原発の避難区域に住む子供達を疎開させる為に立ち上げられたプロジェクト「オペレーションコドモタチ」を通じて…





「チェルノブイリでは、年間５ミリシーベルトで住民は強制退去。なのに福島の子供達は文部科学省によると『２０ミリシーベルトでも大丈夫』らしいです。殺人行為です。　避難させれば賠償などとんでもないお金がかかる。　だから国は見殺しにしようとしている。　それが答えです。」

というメッセージを伝えたそうです。


すると、７～８月に予定されていた（山本さん出演の）ドラマが、この発言が問題でわずか２日後に降板にさせられたそうです。

これに対し、山本さんは

「マネージャーには申し訳ない事をした。僕をブッキングする為に追い続けた企画だろうに…」

と答えたそうです。



…「放射線」というものが目に見えないだけに、原発に近い地域は避難させ、どれだけでも離れている地域は「大丈夫」だと国は言う…、日本という国は狭いから、チェルノブイリのあるロシアみたいに他に住める場所を探すのは大変です。なのでどれだけでも大丈夫な場所には住まわせたいという事もあるでしょう。

だけど、その裏を返せば補償問題、これにどれだけでもお金がかかるので避難させたくないというのが本当に国の本音だったとしたら、それは残念な事です。

また番組を降板させられたのも、テレビ局のバックのスポンサーに電力会社がついているから…というのもあるみたいです。


そういった事を考えると、「本当の善意って何？」とか「言論の自由って本当にあるの？」って疑ってかかりたくなりますね。


彼の主張も一理あると考えられるだけに、こうして発言にフタをしてしまうのはどうかと思いますね。