ＮＨＫのマイブーム…ドラッカーの「マネジメント」

先週から水曜日の夜１０時より、ＮＨＫ教育（今は「Ｅテレ」とかいうらしい）で放送されている「１００分ｄｅ名著」という全４回の番組があって、それでドラッカーの「マネジメント」を取り上げています。




この番組の解説を「マネジメント」の翻訳者であり、ドラッカー学会代表の上田惇生氏が務めているんですが、なかなか分かり易い解説だと思いました。


昨日の放送では、「社会や経済はいかなる企業をも、一夜にして消滅させる力をもつ」というドラッカーの言葉を取り上げていました。

これは、どんな企業であっても、社会の中のひとつのものに過ぎないという意味を含んでいるのですが、確かに（その国にその会社しか無いというのであれば話は別ですが）ひとつの企業が倒産したとして、地元の雇用などに影響する事はありますが、社会全体で見ると、そのうち忘れ去られてしまう場合ばかりですね。

ただ、今の東日本大震災のケースを考えると、被災地とは別の企業が倒産したというケースも少なからずあるので、このドラッカーの理論は条件付きという事になるでしょう。


この番組もあと２回ありますが、目からウロコが落ちて、なかなかタメになる番組だと思いました。ＮＨＫといえばアニソン関連の番組しか見ないという人も一度見てみては如何でしょうか？

しかし、ＮＨＫ、ドラッカー関連の番組制作に熱心ですね～（「もしドラ」は若干違うかな？）