最近、国産車で「サルーン」という呼び方を聞かなくなった…

よく聞く、”サルーン”ってどういう意味？













…という記事を見付けました。



この記事によると「サルーン」とは元々フランス語の「Salon」が語源になってますが、日本車ではセダンの事を「サルーン」と呼んでる気がします。














「サルーン」を車名として、もしくは「４ドアサルーン」などと呼んでるのは、一般ユーザー向けの「クルーサルーン」、初代～２代目アコードや、２～３代目パルサーあたりでしょう。これ以外にも何車種かあったかもしれませんが…


















それに対し、トヨタ車は「サルーン」をグレード名として用いてきました。有名なのはクラウン「ロイヤルサルーン」や「スーパーサルーン」、コロナ「EXサルーン」、カローラ「SEサルーン」「GLサルーン」などでしょうか…






「スーパーサルーン」といえば日産車ではサニーの上級モデルの代名詞になっていましたね。



他社では、三菱ミラージュで「VIEサルーン」とかいったのもありましたが、トヨタ、日産が目立ってたかと思います。







それから１BOXカーでも、マスターエースサーフの「グランドサルーン」みたいな、快適性を求めたモデルも登場しました。















その後、特別仕様車で「…サルーン」と付けるクルマはちょこちょこと登場していました。








クラウンも新型になって、高級グレードであった「ロイヤルサルーン」を廃止、国産車で「サルーン」という名前の付くクルマは皆無になってしまいましたが、1980年代を中心とした、クルマに快適さを求める意識が「サルーン」に込められていたのかもしれませんね。



また、セダンに本来付けられていた「サルーン」という名前も、セダン人気の低下により、消滅していったのもあるんでしょう。



結局、現代のクルマはどのクルマに乗っても快適、高性能になっていったので、もはや「サルーン」という呼び方が不要になったんでしょうね。「GT」が激減していった様に…