テレ東は平常運転…？

昨日は安倍元首相が奈良県で銃撃され、死亡するという、実に衝撃的な事件が起こりました。













しかし、NHKや民放の殆どが特集番組を放送する中、テレビ東京（テレ東）だけはそれをせず、通常の番組を放送していたそうです。





そういえば阪神大震災(平成7年1月17日）の時も、テレ東の一局だけがアニメを放送していたのが話題になったのを思い出しました。






当時放送されていたのは「ムーミン」（再放送）、「覇王体系リューナイト」、「ゲーム王国」、「BLUE SEED」、「ミュータントタートルズ」、「I Love SMAP」、「開運！なんでも鑑定団」と、アニメばかりかバラエティ番組も放送されていました。




これは、他局が全国に多くのネット局があるのに対し、テレ東はネット局が少なく、どうしても報道番組が後手に回ってしまうという事情があります。



また、経費の問題もあり、1995年ころにオウム真理教のニュースが世間を騒がせていた頃、各局が報道特番を組み高視聴率を連発、テレ東もこの流れに乗ろうとしたのか通常編成を変えて報道特番をいくつも放送したのですが、取材経費などが膨れ上がり数千万の赤字を計上してしまう事態となったという苦い経験もあったからと言われています。














…「元首相」の襲撃事件だからという事で、全ての放送局がそれを放送するという必要もないのではないかとも思いますが、やはり「右へ倣え」的な暗黙の了解や忖度が働くのが日本的な考え方なんでしょうね…