確かに持ち主に責任はあるのかもしれないが…　だからといって盗っていいってモノではない！！

（画像はイメージ）17日未明、北海道苫小牧市の住宅街で、暖機運転中の乗用車を盗み、走り去った男が現行犯逮捕されたそうです。
























我々みたいな積雪地に住んでると、朝の出勤時など暖気運転をする人は多いですね…　中には10分でも15分でもエンジンをかけっぱなしって人もいます。







…でも、アイドリングストップが話題になった頃から「暖気運転はムダ！！」という説が出てきました。要するに排ガスを垂れ流しっぱなして環境に悪いし、燃料のムダ使いって事です。





そもそも暖機運転が必要とされた理由は、エンジンをパフォーマンスが発揮できる適温にしなければならなかったからなんですね。また、昔はキャブレターでエンジンの始動性も悪いし、それになかなかエンジンオイル自体がエンジン本体に行き渡るのが遅かったというのもあります。





しかし現代のエンジンは、金属加工の精度が上がり、冷間時でも適切なクリアランスを保つことができるようになり、オイルも粘度が低いさらさらしたものが使えるようにとなったんですね。


その為こうして朝一番にエンジンをかけても、暖機運転が必要なくなっていきました。



…とはいえ、エンジンをかけて一気に走り出すってのも（冷え込んでるから）エンジンにあまり良いとは言えないので（あと足回り、その他メカにも）、エンジンを思いっきり回すのではなく、ゆっくりした出足で、あまり回さない様にするのが大事でしょうけどね…







私もこの考え方には大いに賛成です。「何分も前からエンジンをかけておくのが面倒」ってのもありますが、やっぱり燃料が勿体無い気がします。






ところでこの事件ですが、そんな暖機運転を長くするクセのある人の盲点を突いたという感じですね。


事件が起きたのが午前3時で空も暗い時間だから（眠ってる人ばかりってのもあるし）暖機運転を控えた方が良かったと思いますね。エンジンをかけっぱなしだからといって盗んで良いモノではありませんが…