
イタリアのランチアは
3月1日~開催されるジュネーブショーにフラッグシップカー「テーマ」を展示すると発表しました。
…とはいえ、かつてのテーマとは別物で、クライスラー300Cをベースとしたモデルとなります。
これはランチアの属するフィアット社とクライスラー社のブランド提携によって商品化されるもので、新型クライスラー300Cに専用グリルを付けただけというだけの外観です。
但し内装に関しては、イタ車らしいポルトローナフラウのレザー内装というのがオリジナルとなります。
エンジンはV6・3リッターガソリン(292PS)とV6・3リッターターボディーゼル(190PS&224PS)の2本立てとなり、300Cの様なV8エンジンは今の所搭載されない模様です。
初代テーマはジウジアーロデザインのオリジナルボディを纏っていたんですけどね…
但し、このクルマの企画はランチア・フィアット・アルファロメオというフィアットグループと、サーブが連携した「クワトロプロジェクト」によるものでした。
…なのでドアはアルファ164を除く、ランチア・テーマ、フィアット・クロマ、サーブ9000ではドアが全部同じものを使っていました。
でも、それ以外のデザインは別物で、エンジンにしてもランチア・テーマは直4・2リッターターボからV6・3リッター、それにフェラーリ308のエンジンをディチューンしたV8・3リッターを搭載した「テーマ8.32(8気筒32バルブの略)」までもがラインナップされていました。
その時代を思い出すと、(テーマの好きだった人間としては)なんかガッカリですね~
ランチアはこのテーマやデルタ・インテグラーレが現役だった頃は良かったのですが、デルタが2代目に、テーマが後継の「カッパ(日本未発売)」や「テージス」の頃が不遇な時代だったと思います。
今はこうして300Cをベースに往年の「テーマ」が甦った訳ですが、なんか複雑な気分です。
それにしても今日発表された日産モコの方がデザイン面では頑張っているみたいに思えますね(苦笑)。
Posted at 2011/02/15 20:53:05 | |
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イタ車 | 日記