
今回も、前回反響が大きかったスカイラインの話題を京商の1/64限定ミニカーを通じて取り上げてみました。
今回は
R34スカイラインです(ミニカーはセダン25GTターボ)。
R34スカイラインこと10代目スカイラインは、1998年にデビューしました。
しかし、そのデビュー直前に、ファンを賑わすひとつのニュースが新聞を飾りました。
「11代目スカイラインはV6エンジンになる」
これは従来のRB型が将来的に排ガス規制などに対応しにくい点、それからFF車に横置きにしにくいから利用範囲がFR車に限られる点などがその理由として挙げられました。
勿論、ファンの間では様々な論議を呼びました。一番多かったのは
「スカイラインらしくない…」
そういったニュースをよそに「最後の直6搭載」となるR34スカイラインは予定通りデビューしました。
それもファンにはともかく、自動車評論家などの人々で「スタイルが古過ぎる…」とか「(後日デビューした)アルテッツアの方がスカイラインっぽい」などといった酷評も与えられていたのも事実ではありました。
ただ、かなり走りに磨きをかけ、ボディの骨格から丈夫なものに見直した点は評価出来るし、ターボを残しつつも、NAの2.5リッターは「LEV(LOW EMISSION VEHICLE)」とし、NAの2リッターはリーンバーンとするなど、環境にも目を向けていたのも、さほど話題にはならなくとも特筆すべき点だと思います。
それから、R31~R33までは「GTS」というグレード名が存在していましたが、それを仕切りなおして「GT」を強調しているのも特徴だと思います。
それからこのR34はスケジュール通り2年後の2000年にマイナーチェンジされた訳ですが、「最初は『スカイライン』のネーミングを与えるつもりでは無かった」と言われた次期型(V35型)のデビューが迫っており、R34は通常のライフスパンである4年を待たずして3年という短命に終わってしまったのは残念だなと思います。
さて、このスケールのGT-R以外のR34は貴重な存在で、これ以外だとホットワークスで販売していたD1仕様くらいかと思われます。
また、同じ京商だと1/43でも4ドアを出しているので、並べてみるのも面白いかもしれませんね。小さいながらもヒケをとらないでしょう。
当時の実車CM
ヴァン・ヘイレンのBGM「YOU REALLY GOD ME」が硬派な感じを与えていますね。カッコいいと思います(ナンバープレートの「R346RBT」にも注目!!)。
それまでの山下達郎シリーズも良かったんですけどね…
ちなみに後期型では10ccのあの名曲になりました。
Posted at 2011/05/14 06:45:25 | |
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ミニカー | 日記