とあるサイトからの抜粋です。
■ ダイハツ、「ムーヴ」に衝突回避支援システムを搭載
ダイハツ工業は2012年12月20日、軽乗用車の「ムーヴ」にマイナーチェンジを実施し、販売を開始した。
■ デビュー以来初の大幅改良
現行型「ムーヴ」の発売は、2年前の2010年12月のこと。デビュー以来初となる今回のビッグマイナーチェンジのテーマは、ダイハツが軽自動車の本質としている「『低燃費・低価格』の進化」に、「基本性能の進化」、「先進装備の採用」を加えた3つが挙げられている。
特に燃費性能については、車高1550mm以上の軽ワゴンとしてはクラスNo.1となる29.0km/リッター(JC08モード)を実現。また軽自動車として初めて、「スマートアシスト」と呼ばれる衝突回避支援システムが導入された。
バリエーションはこれまでと同様、「ムーヴ」と「ムーヴカスタム」の2モデル。コスト管理の徹底により、値段は107万円から155万1000円と、従来型より低く抑えられている。
■ 燃費性能を大幅に改善
パワートレインでは、従来型からの高圧縮、高効率エンジンや、排出ガスを再循環させるi-EGRシステム、アイドリングストップ機構の「エコアイドル」などに加え、新たにサーモ(熱)マネジメント技術を導入。エンジン冷却水の熱を利用してCVTオイルを素早く温める「CVTサーモコントローラー」を搭載することで、より効率的にCVTを最適温度化し、エンジン負荷を軽減させた。
また「CVTサーモコントローラー」の搭載に合わせ、燃料噴射やCVT変速制御も変更。気筒ごとに点火タイミングをコントロールする気筒別燃焼制御や、エンジンルーム内に風を導くことで吸気の熱膨張を抑制し、燃焼効率を向上させる工夫も取り入れられている。
CVTについては、オイルを約26%低粘度化したほか、ギア比をハイギア化。「エコアイドル」は減速時にエンジンをストップする速度を7km/hから9km/hに引き上げたことで(NA車のみ)、アイドリング停止時間をより伸ばすことに成功したという。
これらの改良により、新型ムーヴはNA・FFモデルで29.0km/リッター(JC08モード)の燃費を達成。4WD車(NAで26.0 km/リッター)やターボ車(FF:25.2km/リッター、4WD:23.4km/リッター)では一歩譲るものの、最量販のNA・FFモデルでは、ライバルの「スズキ・ワゴンR」(28.8km/リッター)を抜いて、クラストップの低燃費となった。
■ 軽自動車初の安全技術も
装備面で注目されるのが、衝突回避支援システムの「スマートアシスト」。ムーヴでは、従来型でもプリクラッシュセーフティや先行車追従型クルーズコントロールなどを「ムーヴカスタムRS」にオプション設定していたが、こちらの緊急ブレーキは速度を落とすだけで停車はせず、また価格も31万5000円と高額で、ほとんど普及していなかった。
今回の「スマートアシスト」は、このシステムをベースに大幅な改良を施したものだ。センシングには従来同様レーザーレーダーを採用。機能面では、先行車追従型クルーズコントロールを廃止した代わりに、駐車場などでのペダルの踏み間違いによる事故を防ぐ誤発進抑制制御や、先行車発進お知らせ機能などが追加された。
また低速域衝突回避支援ブレーキ機能については、ドライバーへの警告や減速のほか、緊急ブレーキが完全停車まで行うようになった。これにより、相対速度が約20~30km/hの場合は衝突被害を軽減、約20km/h以下の場合は、衝突の回避も可能となっている。
この「スマートアシスト」は、ムーヴの「X“SA”」「L“SA”」、ムーヴカスタムの「X“SA”」「X“Limited SA”」の4グレードに標準装備。装着グレードと非装着グレードの価格差は5~6万円と、スバルやマツダ、三菱のシステムと比べて低く抑えられている。
■ クルマとしての基本性能も重視
燃費の向上や先進装備の採用のほか、新型ムーヴでは運動性能や乗り心地の改善も図られた。
足回りでは、全車にローダウンサスペンションとフロントスタビライザーを採用したほか、ブッシュバネのバネ定数を低減。路面から伝わる振動の抑制と、走行安定性の向上を実現した。また前後のブレーキサイズを大型化することで、制動性能も高められている。
静粛性については、防音材の配置の見直しやマフラー容量の大型化など、ボディー、足回り、パワートレインの各所に改良が施されており、軽自動車ではトップレベルとなる、小型車なみの静粛性を実現したという。
デザインは大幅に手が加えられており、エクステリアでは丸みを帯びた印象の従来型から、塊感のあるスクエアなイメージにフロントマスクを刷新。特にカスタムでは、大型のメッキグリルと両端にターン&フォグランプを装備したフロントバンパー、4連のLEDヘッドランプなどを採用することで、より押し出し感の強い顔つきとなった。
一方リアでは、コンビランプなどに配されるLED球を大幅に増加。従来がムーヴ、ムーヴカスタムとも4個だったのに対し、新型ムーヴでは12個、同カスタムでは20個とすることで、周囲からの非視認性を高めるとともに、より存在感のあるリアビューとなっている。
各グレードの価格は以下のとおり。
ムーヴ
L:107万円(FF)/119万1000円(4WD)
L“SA”:113万円(FF)/125万1000円(4WD)
X:120万円(FF)/132万1000円(4WD)
X“SA”:125万円(FF)/137万1000円(4WD)
ムーヴカスタム
X:130万円(FF)/142万1000円(4WD)
X“SA”:135万円(FF)/147万1000円(4WD)
X“Limited”:142万円(FF)/154万1000円(4WD)
X“Limited SA”:147万円(FF)/159万1000円(4WD)
RS:143万円(FF)/155万1000円(4WD)
…という事でムーヴがマイナーチェンジされて発売されました。
画像はこちらです。
ムーヴ(標準系)
ムーヴカスタム
…となると姉妹車となるスバル・ステラもマイナーチェンジされるワケで…
ステラ(標準系)
ステラカスタム
これまで、スバルがダイハツからOEM供給を受ける軽自動車はエンブレム程度のチェンジしかありませんでしたが、このクルマの場合、バンパー等は替えてありますね(だからといってスバリストが戻るとも思えませんが…)。
ムーヴに話を戻すと、初代(1995~1998)、2代目(1998~2002)、3代目(2002~2006)、4代目(2006~2010)、5代目(2010~)と、大体4年毎のスパンでモデルチェンジしてきて、質感だとかも向上してきたんですけども、いくら新型といえども、食指が動かないのは何故でしょう?
私は現在のカリーナに乗る前には、初代Z4に2年間乗っていたんですが、装備が貧弱で、ABSやエアバッグは勿論無しで、4駆の切り替えもパートタイム式、おまけにパワーウィンドーが後席だけ手動になってました。それで(人を後席に乗せた後で)後席の窓が少し開けたまま、洗車をした時、思いっきり室内に水が入ってしまった覚えがありました(笑)。
でも、ムダに頭上空間が広すぎると揶揄されたパッケージングでしたが、夏になると窓を少し開けて昼寝が出来たし、折り畳みで無い椅子が3脚載るなど、なかなか重宝したクルマでした。それに当時はこのクルマがあるという事でハッピーな感じでしたね♪
一方、新型にこういったハッピーさを感じなくなってしまったのは何故でしょう?2代目まではキープコンセプトでしたが、3代目からはプレミアム路線に走ってしまったからでしょうね。
確かに
新型はFFのNAモデルでリッター29.0km、4駆のNAでもリッター26.0km(JC08モード)なのに対し、初代は15.6km(1995年式Z4・3AT 10・15モード燃費)と隔世の感があります。
しかし、
クルマってのは燃費や性能が全てとは言えないのではないでしょうか? 人とクルマとの対話、それこそがクルマと付き合っていく上で必要なのかなと思います。
Posted at 2012/12/20 19:23:14 | |
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ダイハツ車 | 日記