東名高速道路で今年6月、静岡市清水区の夫妻が死亡し、娘2人らが負傷した多重事故で、夫妻の車を追い越し車線に止めて事故を誘発したとして、県警が乗用車を運転していた福岡県の男(25)を自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの疑いで逮捕したそうです。
捜査関係者によると、男は事故現場から約1キロ手前の中井パーキングエリアの走路に車を止めてたばこを吸っていた際、すれ違いざまに「邪魔だ」と注意されたそうなんですが、その後…
男は腹を立てて追走し、約1キロにわたってワゴン車をあおるなどした末、進行方向を遮る形で停車させ、事故を誘発したなどした疑いが持たれているというものです。
男は「注意されて、カッとなったけん!!」と話していますが、(確かにクルマを追い越し車線に無理矢理止めさせて事故を誘発した方が悪いのですが…)両者の立場になって考えてみると…
・ワゴン車の男性は注意をする時にどういう言い方をしたのか? もしも「ちょっと通れないんで…もう少しクルマを避けて欲しい…」という下手に出た程度であれば、男もカッとはならないと思いますが、もしも「このボケー!!、どこに停めとんじゃ~!!これじゃ、通れんやろ~が!! バカタレ~!!(怒!!)」みたいな言い方をすれば男も腹が立つと思います。
・また、男も(そんなに腹が立ったのなら)ワゴン車を煽って、追い越し車線に止めるんじゃなく、路側帯(…も道交法NGだけど)に停めさせた方がリスクが少なかったのではないか?
…などといった事を考えてみました(別に容疑者側の自白だけを信じる訳ではないのですが…)。
残念ながらワゴン車の夫婦は亡くなってしまい、その事実を知るのは逮捕された男本人と、ワゴン車の家族しかいなくなりましたが、言葉使いが少し気に入らないとギスギスしてケンカになってしまう社会…言い方ひとつ考えてみえばトラブルも避けられると思うので、何とももどかしさを感じる事件だったと思います。
Posted at 2017/10/10 20:07:37 | |
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