新型「スカイライン」日産ブランドで復活? 新型車なく疲弊する販売店の起爆剤なるか
…という記事を見付けました。
スカイラインが「インフィニティ」のブランドでも売られる様になったのはV35からなんですが、ご存じの通り、V35は元々「スカイライン」として開発されたクルマではなく、インフィニティ向けの新しいFRセダンとして売られる事が決まっておりました。
一方、日本の「スカイライン」の方はというと、R32の成功以降、スカイラインの右肩下がりの販売台数と日産の経営状況の悪化により、R34後継車の開発の凍結が決まっていたのですが、1999年の東京モーターショーにV35のコンセプトモデルであった「XVL」を出品した際に好評を博し、XVLのコンセプトがスカイラインの根源的なそれと重複する部分も多かったためにXVLが次期型スカイラインとなることが決定されたんですね。
ただ、V6エンジンになるわ、テールランプが丸目ではないわ、MT車の設定はないわ…などといった面がファンから酷評された事は否めませんでした。
その後、V35後継車のV36はV35をベースにしながらも走りの楽しさをアピールして方向性としては悪くないと思ったんですけどね…
現行V37型はV35からの集大成的なクルマとなったんですが、ただ、日本にはないインフィニティマークが付いてるわ、価格は一気に上昇するわ、挙句の果てには日産製ではなくベンツ製のエンジンが載った事により、更に酷評される様になったのは言うまでもありません。
そこでその汚名を返上しようというのが今年行われるマイナーチェンジらしいのですが、これが「焼け石に水」程度にならないか心配はあります。バージョンアップした「プロパイロット」が搭載されるのは、「HICAS」などのこれまでのスカイラインには必ずあった「新技術を他の日産車に先駆けて搭載する」という意味では合致するとは思いますが、やはりファンからすると「コレジャナイ感」は残るでしょう。
そこで次期モデルでは3ナンバーであるとか、V6エンジンを搭載しないといけないのは百歩譲るとして、これでR34以前のコンセプトやボディサイズに戻ってくれればいいなと思います(歴代のデザインそのままでなくても)。それは現実と理想を上手く両立させたモデルとして…
Posted at 2019/06/06 20:48:28 | |
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