メンタリストのDaiGoが、自身のYouTubeチャンネルで公開した、ホームレスや生活保護受給者を差別するような発言がネット上で大炎上する事態となっていますね。
…で、この人、どんな発言をしたのかというと…
・僕は生活保護の人にお金を払うために税金を納めているわけではない。だったら猫を救ってほしい。生活保護の人が生きていても僕は得しない。
・自分にとって必要がない命は僕にとっては軽い。ホームレスの命はどうでもいい。ホームレスっていない方がよくない?邪魔だしさ、臭いしさ。
・犯罪者が社会の中にいるとみんなに害があるでしょ?だから殺すんですよ。同じですよ。
…しかし、ホームレスの人の中にはなりたくてホームレスをやってる人だけじゃないんだから、そこをDaiGoにはまず考えて欲しいですね。
また、「自分にとって得か損か」という考え方、これもどうかなと思いますね。確かに「得」か「損」かは考える事はあっても、「無用の用」という言葉がある通り、一見役に立たないものでも、どこかで役に立ってたりします。
それから「ホームレスがいない方がいい」という考え方を聞いてゾッとしたのは、5年前の津久井やまゆり園で入所している障がい者が殺害された事件を思い出したからです。
あの事件では元職員の男が
「障害者は世の中を不幸にする存在」だという考え方を持ってたから、それが事件につながってしまったんでしたね…
確かに「ホームレスはいない方がいい」とか「障がい者はいない方がいい」という考え方もあるかもしれません。ただ、それは
「ホームレスを生み出さない様な社会になって欲しい」とか「皆が健常者であって欲しい」という前提を付け加えるべきであって、彼らの場合は既存のホームレスや障がい者を排除するという考え方でしかありません。
しかし唯一救いなのは、彼らの考え方に反発する人の多い事でしょう。もしも賛同する人ばかりならば、それは危険な社会でしかないのだから…
Posted at 2021/08/14 08:04:16 | |
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