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BEV、いつ買うか？


「今でしょ！」


と言いたいところですが…。


相変わらず BEVに関してネガティブな話題が多いですねぇ。


　商船三井、ポルシェを提訴　「運搬船火災は電池が原因」


2022年に ポルトガル沖で起きた自動車運搬船の火災は「積み荷のEV（タイカン）の電池が原因」という事らしい。




ただ、実はこの訴訟、VWグループに対して行われているもので、原告には商船三井の他に保険会社のアリアンツが含まれている様です。


原告側の主張は、「火災はポルシェのEV（タイカンと思われる）のリチウムイオンバッテリーから発生したもので、VWはその危険性を知りながら適切な予防措置を怠った」というもの。


まぁ、EVは一度火がついたら消火が困難ですからねぇ…。（一説には、消火に数万トンの水が必要だとか……消火する前に船が沈むわ！）


Felicity Ace号には約4,000台の車両が積まれていましたが、その内訳は その大半がポルシェ、アウディ、VWで、ランボルギーニやベントレーも含まれていたとの事……早い話が、全てVWグループの車両だった訳ですな。


既に EV火災の消火が困難である事はだいぶ知られていますが、この火災も消火は出来ず、2週間大西洋を漂流した後、沈没。


船会社は船を失い、VWグループは約4,000台、推定 1億5,500万ドル以上の損失を出しました。


ただ、これを ”輸送時の事故” と簡単に片づけられてしまっては保険会社もたまったものではありませんから、荷主側の責任を問う訴訟となったのでしょうね。


なお、この訴訟、1年前にシュツットガルトの裁判所で訴訟を起こされていたものの、現在は中断しているらしいです。


しかも、中断の理由が『VWの排ガス不正問題』に関する訴訟も起こされていて、船舶火災の訴訟に影響があるからなんだとか。



うーん、VWのディーゼル不正が明るみになった事が切っ掛けで世界が（と言うよりは欧州がですが）BEVに舵を切ったのだが、今回のBEV火災で再び潮目が変わったりするんだろうか？（←実は VWがゲームチェンジャーだったってオチか？）




BEV、いつ買うか？




今で…しょ………うか？(汗)






−つづく？−