こんにちは。
きょう二つ目の記事です。
前編では、車の走り、車体強度 (剛性感)、サスペンション、衝突回避支援パッケージ TOYOTA Safety Sense C (TSSC)、アイドリングストップ、SPORTモードなどについて感想を書いてみました。
今回は、車の静音性、ステアリングホイールとクルーズコントロール、シフト (シフトレバー、パドルシフト)などについて書いてみたいと思います。
--- 遮音性能について
車の遮音についてですが、(最近の車はどれもそうなのかもしれませんが) かなり力が入っている感じがしました。
納車後、事前に準備しておいた取り付けたいパーツを付けていく作業の課程で、内装をバラしたりするのですが、
いろんなところに消音材が貼ってありました。
写真は、運転席足元横のパネルをはずしたときの写真なのですが、ご覧の通りパネルの裏や内部の金属部分に消音材。
写真はないのですが、シフトレバーの周辺やカップホルダーの下あたり、スマホを入れたりできるスイッチパネル周辺の中などにも消音材。そのスマホを入れるボックスの裏側、上部にはケーブルがクリップで留めてあり、配線が接続されていない余った端子があったのですが、この周辺にもカタカタ音がしないように消音材。
リアのラゲッジスペースのボードにも消音材。その下のパンク修理キットを納めているところは発泡スチロール製の型に納められているので音も出にくいですし、
取り外してみれば、共振などが発生しないようにきっちりと固めてありました。
また、フロントドアのフェンダー部分には 前車 WISH ではなかったカバーが取り付けられていました。
おそらくこの裏も消音材があるのだろうと推測しますし、地面と対面する車体の下面にはアンダーカバーが付いており、風の音を遮り、風を整理して直進安定性に寄与するためのフィンなどが付いていました。 (アンダーカバーの裏は見ていないのでわかりませんが、なんかここにも消音材が付いていそうな気がしませんか?)
車内にいると、エンジン音はもちろん聞こえてきますが、実際の音よりもだいぶ小さい音で聞こえてきます。
なので、オーディオの音が割とはっきりと聞こえてきますね。
前車 WISH の静音性も悪い方ではなかったのですが、その上を行く…上質感を感じることができました。
話が少しそれるのですが、それだけに一つ前のブログの記事にした、車内のどこかから出てしまう異音は気になって仕方がありません。
2/2 の夕方からディーラーに預ける予定なので、きっちりと解消されて戻ってきて欲しいと思います。
--- ステアリングとクルーズコントロールについて
まずはステアリングホイールから。
前車 WISH よりも太いです。しかし、太さがちょうどいい感じ。ちょうどいいところにこぶもあって、太さも円の大きさも個人的には絶妙なサイズです。
ステアリングの重さは、プリウス G's / プリウスα G's の補強パーツ流用も効いているのか、タイヤが17インチだからか、軽すぎもせず、むちゃくちゃ重いわけでもないぐらい。前車 WISH と比べたら、多少軽いぐらいでしょうか。
切り始めも待ち時間なく、シャープですね。すぐに反応する感じです。
前編で書いた車体剛性や、サスペンションなど全体的にスポーツハッチバックたるものになっていて走りの良さが期待できる、これからが楽しみな性能です。
クルーズコントロールは、まずシステムをオンにして、このくらいで巡航したいというスピードまで上げて、レバーをセット側に一度倒すことで、ドライバーがアクセルを踏まずともその速度で車が走ってくれる機能です。
今更説明する必要がないぐらい、だいぶ前の車にも装着されていますね。
最近は軽自動車の上級グレードにも付いてますね。個人的には軽自動車で遠方まで行きたくないのですが、昨今は、ご家庭に軽自動車しかないこともあって、遠方に行かれる方も普通に見かけます。
軽自動車の性能もそこまで上がった…と考えるべきなのでしょうね。
トヨタ車の中でもやはり、上級車や上級グレード、遠方に行くことが想定される車には付いてますね。
プリウス、アクア、ラクティスなんかにはあります。逆にヴィッツ、パッソなどにはないですね。タンク / ルーミーとかにはあるのかな?
閑話休題。
設定速度の解除はレバーを手前に引くか、ブレーキを踏めば解除されます。ブレーキを踏む回数が多い道路では、しょっちゅう解除されますので、あんまり意味がないです。車で旅行をするとか、里帰りをするとか長距離移動をすることが多い方にはおすすめですね。
セット後スピードをすこし足したい場合はレバーを上側に倒すか倒し続ける、逆に少し落としたい場合は、セットと同じように下に倒すか、倒し続けることで微調整ができます。
なので最初にその速度まで上げて…と、最初に書きましたが、スピードを上げずにとりあえずセット状態にして、あとで速度を合わせる方法もアリだと思います。
この機能を使うことで高速道路や、自動車専用道路、信号機の少ない道などではとても運転が楽になります。
ちなみにセットできるスピードは 120km /h でそれ以上ではレバーをセットに倒してもセットされませんでした。
使ったみた感想ですが、私は遠出をすることもあるので、想像していたとおり大変助かりました。ただ、下道ではあまり利用する機会はすくないかな~。
ずーっとアクセルに乗せっぱなしだと足がつる…というか、そういうことが緩和されるかな~と思いました。特に急いでいないときのゆったりとした運転を楽しみたい時にはいいですね。
上り坂に達すると、スピードが下がった分勝手にスピードを上げてくれますし、逆に下り坂の時も調整してくれます。
職場のフリード HV で体験はしていましたが、勝手に車が進むのには楽しさもあり、ドキドキ感もありで最初はすごい!って感動してました。
「アクセル操作をして、運転を楽しむぜ!」って人にはこの機能はいらないと思いますが、そういう人でもオフにすればよいだけの話なので…。設定がある車を購入する機会があるのであれば、検討してみられてもいいと思います。逆に街乗りが多い方、県をまたぐような運転をされない方にはなくてもいいと思います。
--- シフトレバーとパドルシフトについて
シフトレバーについてですが、前車 WISH の時と比べて、とても品がある感触です。(写真はシフトノブを他車の部品を流用し換装したあとの写真。)
前車 WISH の時は表現すれば「ガチャガチャ」感がありました。オーリスはそれがすっと入って文字で表現するのは難しいのですが「カコッ、カコッ」ととてもスムーズに入ります。かといって、シフトノブの重さで勝手に動くという感じでもないです。
Gazoo の動画を見る限りでは、MT のレバーもそうらしいので、そういった演出なのかな?と思っています。
この感触がとても小気味よい感じで好きです。
ハンドルの後ろにあるパドルシフトについてですが、これは便利だと思うのですが、まだ使い慣れていないですね。慣れるにはこれからって感じです。
ざっくりかくと、シフトレバーでM レンジにすると、擬似的に7速シフトが可能になるのですが、このシフト操作がハンドルのパドルでできるのはパドルシフト。
一時的であれば、D レンジでもパドルでギアを下げることができます。(後述しますが、あげることはできないようです。)
M レンジの場合、シフトを下げるのはいつでも落とせますが、あげる場合は、あげたいレンジの対応している車速になっていなければあげることができないようになっているため、ただパタパタステアリング右にある“+”のパドルを操作しても上がらないのです。そのため、D レンジではアクセルを踏み込んだ量とスピードがリニアに上がるので、シフトアップのパドルはほとんどの場合できないようです。
前車 WISH の時は初代 WISH なのでパドルシフトはなくて、シフトレバーで擬似的にマニュアル感の操作を行ってました。私の WISH は4速ATだったので、まず M レンジ に入れると3速に落ちます。そこから、必要なところに上げたり、下げたりという感じです。
オーリスではたしか CVT 車の全グレードに M レンジがあるので、シフトレバーで同じような操作が可能です。
だからなんでしょうね~。パドルシフトで上げ下げするよりもシフトレバー側の操作が慣れてます。
それと、コーナリング中はパドルもステアリングと一緒に回転するので、パドルがどの位置にあるかわからず、山道の下りカーブでエンジンブレーキを調節したい場合、パドルシフトだとできないんですよ。 (ちょっとハンドルを切るぐらいのカーブだとパドルでもOKなのですが…。)
なので、結局シフトレバー側で調整。
パドルシフトはあればあった方がいいのですが、ぶっちゃけシフトレバー側に M レンジがあれば、パドルシフトはなくてもいいかな~って思いました。
--- パドルシフトとクルーズコントロール。どちらかを選ぶとすれば?
トヨタ車で、両方が設定されている車は少ないです。(調べてませんが、逆に Lexus ブランドはほとんどにあるんじゃないかな?)
どちらかというと、燃費至上主義な世の中なので、クルーズコントロールが多いと思います。
オーリスでは、
まず、両方あるのが120T (“RS パッケージを含む”)。
クルーズコントロールだけあるのが HYBRID “G パッケージ” 。
パドルシフトだけあるのが180S。
そして、M レンジは CVT 車は全車標準装備。(ハイブリッド車を除く)
と言う設定。
今回は、両方あるからこの車を選んでますが、あえて贅沢をせず、基本だけ押さえるという選択肢ならば、
150X “S パッケージ” 4WD が一番良かったかも…です。
4WD だとリアはダブルウィッシュボーン。4WD なので走り出しもスムーズ。シフトは M レンジがあるので満足できる。→パドルはいらない。
クルコンはないけど、なくてもよい。
燃費は1,500cc でそこそこ。パワーもそれなり。
内装も程よい上質感で、ステアリングとシフトノブは革。
タイヤも16インチとアルミホイール。
…と、一とおり押さえているので…
これでも良かったんじゃ?
まあ、買って言うなって話ですが。(買って試乗よりも長く乗ったのでわかったことですが。)
本題からそれてました。すみません。
あえて、クルコンとパドルのどちらかひとつを選ぶとすれば、クルコンはアリですね。パドルはなくてもいいです。ただし、M レンジがあることが前提です。
ただ、パドルシフトが有る車にはかならず M レンジがあるので…。パドルシフトはあっても使わずオマケと考えてもいいかも。
150X “S パッケージ” 4WD とマイオーリスを比べると、グイグイ引っ張るトルク感とパワー、装備の充実性が主な違いかな~。(細かくいうときりがないのでこの辺で。)
ホント、大事にしていこう。 オーリスはいい車です。