
先週の日曜も2箇所の湿原を歩いてきました。
タイトル画像はその時に初出動となったニコンのミラーレス一眼のZ 7です。
現在、日中の撮影の主力は発売当初に購入したD850とZ 6IIですが、
Z 6IIはUSB-PDバッテリからUSB-Cケーブルでの外部給電ができるのと、
Mモードでの30sを超える長秒時撮影ができるので、星撮り用にしたいと
考えていました。
ニコンから風景用の高画素機が出てからと思っていましたが、しばらく出そう
にないので、価格がこなれてきた中古のZ 7を購入してZ 6IIは改造に出す
ことにしました。キタムラのABランクのもののうちオンラインショップの
画像を拡大しても大きなキズやスレが無いものを取り寄せ、XQDカード、
カードリーダー、MacBook Proを店舗に持参し、試写をしてイメージナンバー
(総撮影枚数)を確認しました。センサーの汚れや傷は無く、撮影枚数は
3600枚とかなり少なかったので購入を決めました。
価格は税込161,000円でした。今年の秋で発売から三年経ちますが、あまり
使われていなかった感じです。
ミラーレス機としては他のメーカーも考えていましたが、14-24mmや24-70mmレンズの写りが良くて、それらを
使ってみたかったので引き続きニコン機になりました。
Z 6IIの改造は7月初旬に出来上がるそうで、夏の天の川の撮影を今から楽しみにしています。
本題に戻り、湿原散策には、Fマウントの古い105mmマクロレンズに1.7倍テレコンをアダプタを介してZ 7に、
300mm F4に1.4倍テレコンをD850に付けた2台体制で臨みました。
つい先日、ニコンからZマウントの105mmマクロレンズが発表されましたが、直接ニコンに確認したところ、
すでに発売されているZマウントのテレコンは使えないとのこと。
花や虫の撮影には中心付近がしっかり解像すれば良いので、物理的に装着できれば良いのですが、その点も不明なので
情報が出てくるまで見送ります。
最初に向かったのは嘉瀬川ダムの奥にある音無湿地です。
久しぶりに来ましたが、つい最近草刈りが行われたようで、歩きやすい反面、トンボの数が減っていました。
この湿地では専らZ 7IIと105mmマクロ(換算焦点距離は180mm)を使いました。
最初に見つけたのはアオモンイトトンボのペアです。
上の写真のメスはオスと同系色ですが、下のようなオレンジ色から褐色に変わったメスもいます。
足元にはキキョウにそっくりの小型の花が咲いていました。帰宅して調べると外来種のキキョウソウ(ベタですね)というそうです。
最後に撮ったのはクロイトトンボのメス。オスは動画黒く胸部と尾の端が青いのですぐわかるのですが、
メスは地味な色合いです。
この後に樫原湿原に移動しました。
湿原の外の林の中で咲いていた小さな白い花、ツルアリドオシです。
湿原の木道から名物のトキソウ。まだ見られますが今年は数が少ないようです。
午後だったのでヒツジグサが咲いていました。
一番奥の池ではヒメミクリが出てきました。
トンボは、そろそろ終盤のホソミオツネントンボ。
今シーズン初のモノサシトンボ。
クロイトトンボのオスです。
こちらはクロイトトンボのメスですが、音無湿地で見た個体より黒っぽく、お年を召した個体のようです。
キイトトンボは前回より数が増えていました。まずはオス。
次はメスの個体。
そして名物のハッチョウトンボ。
前回見たオスの個体は全て褐色でしたが、次第に赤くなってきています。
こちらはさらに赤くなっています。
メスの個体は相変わらず。
Z 7に古いマクロレンズですが、トンボの複眼が分かる程度には解像しています。
チョウはアゲハの仲間以外だとウラギンヒョウモンがいました。
次の週末は天気が悪いそうですが、雨が降らなければ、別のトンボスポットに行きたいと思います。
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Posted at
2021/06/11 18:52:16