
昨日のプレオ試乗オフの車の中に、何気なくスゴイクルマが紛れています。
スバル WRX・STIの特別バージョン「S208」です。

通常なら実車にお目にかかることさえ叶わない450台限定のこのクルマを、間近に見るどころか運転までさせていただく機会が得られるとは。
実際の試乗は昨日ではなく、また別の時でした。
今回はその時の印象を写真を交えてご紹介。

2Lターボ+4駆というとこのセリカも同じグループに分けることが出来ますが、大抵はランエボやインプレッサより運動性能で負けていたので、現役当事はライバルと言うほどでは見られていなかった気がします。
4ドアセダンにターボエンジンと4駆のレイアウトと言う点では、レガシィB4の方が近いともいえます。

そんなどこか自分のクルマと共通点のあるS208ですが、乗ってみるとボディの大きさを全く感じさせない軽快なハンドリングとスムーズなエンジンフィールで、高性能と引き換えに何かをガマンさせるような無理強いはなく普通に乗りやすい印象です。
ドライブポジションも良好で、小気味良くシフトアップ。
でも、シフトアップしていくごとに自分が知っている加速とエンジン回転の関係とズレが生じてきてだんだん不安になってくるのは自分が5MTしか知らないから。
その点が馴染んでくれば、運転操作そのものに不安を感じるポイントは無く、クイックレシオのステアリングは神経質ではなく、ドライバーの意思に忠実。
全体的には骨太ともまた違うような、固さや重さではない感覚はソリッドといった感じです。
思ったとおりに減速するブレーキの仕付けも、切り込んだままに姿勢を作るハンドリングも、全くすべてが余裕のある範囲内での出来事であるという安心感がありました。
スムーズなエンジンフィールは日常域でも高回転でも変わらず、ある意味スバルっぽくない?
普通に走らせる範囲となればアクセル開度なんて10%にも満たない世界です。
「もっと踏んでみたら?」というオーナーの甘い誘惑に、登り勾配でグイッとアクセルON!

凄いダッシュ力と共に、それでも特に豹変することなく高出力ゾーンへ一気に向かいます。
こういったパワフルな走りでも、受け止めるシャシの能力にはまだまだ余裕があるからか、何も不安になることはありません。
ここから先はオーナーだけが味わうことの出来る領域です。
おそらく本領はもっと先にあるのだろうなと、これ以上の領域は想像だけに留めておきました。
Posted at 2018/07/16 22:32:01 | |
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