梅雨入り直前の6月9日の夜、写真好きの知人と一緒に前回発見した
ホタルのスポットへジムニーで行ってきました。
前回より涼しかったのですが、この夜の方がゲンジ・ヒメ共に数が多く、
お腹いっぱいになるくらいに堪能できました。
今回は数が多いゲンジボタルを撮るために15mmレンズを持ち出し、
ヒメ用に古いマニュアル・ニッコールの50mm F1.2も久々の出番です。
タイトル画像は前回と同じ場所に停めたジムニーを逆の報告から撮りました。
ここは360度、どちらから撮ってもホタルをバックに入れることができます。
今回はD850、D810AにA6300の3台体制です。
A6300には12mm単焦点レンズを付けてジムニーを撮ったり、テストをしたり。
前回のタイトル画像とほぼ同じ位置から撮りましたが、今回はヒメも写り込んでいます。
そして、メインで撮影している川の近くとは別の場所で山の方を向けて撮っていました。
低いところをヒメボタル、その上をゲンジボタルが飛んでいます。
前回は25mmレンズでは近過ぎて川の上を舞う多量のゲンジボタルが収まりきれませんでしたので、その少し下流から
15mmレンズで撮りました。70枚合成しています。
この夜は、道を挟んで川の反対側にある田んぼに水が張られていて田植えの準備がされていました。
そのためカエルの鳴き声が大変うるさく、その音をBGMに動画を撮りました。
この動画を撮るときに、上空に星が見えたので、上を向けています。
ちょうど中央あたりに北斗七星が写っていますが、動画の露出だと厳しいですね。
実はこの夜は曇りの予報だったので星撮りは諦めてホタル撮りに予定を変更したのでした。
現地に着いた時はアークトゥルスだけが雲の間から見えていたのですが、次第に雲が晴れて北から星が見えてきました。
1ショットで次のような感じです。
これは星とのコラボができるぞと思い15mmレンズを付けたD810Aを上に向けてインターバル撮影で30枚。
田んぼの水を使ってゲンジボタルのリフレクションも。
この時は35mmレンズを使って30枚を撮りました。
田植え前でラッキーでした。
この写真を撮った後、星がますます見えてきたので、ちょっと引いた場所から15mmで田んぼの水面から星までを撮りました。
軌跡を少し長めにしようとSS=30sを50枚。
長いことホタルと星を撮っていますが、ここまで両方を撮影できたのは初めてです。
最初から晴れていれば自宅で星撮りをしていたでしょうからこの景色は見られなかったでしょう。
天候の変化、田んぼの水、遅い月の出(22:48)という条件が全て揃ってこの写真を撮ることができました。
この時三脚を立てている背後には杉林があり、ゲンジが少し飛んでいました。光害がありますが、反対から狙えば
天の川とホタルのコラボもできそうなので、それは来年の宿題ということに。
これでだけでお腹いっぱいですが、忘れちゃいけないヒメボタル。
D850に50mm F1.2の開放で神社の前の石の鳥居を入れて撮っていました。
ずっと放置していたので、枚数だけは多く160枚を合成しています。
少し横に移動し、三脚を伸ばして自分の頭より上から見下ろすように撮ってみました。こちらは120枚です。
玉ボケという点ではよくないレンズですが、オフフォーカスの光が柔らかく広がる感じは古いレンズらしいですね。
晴れてきたときには、星撮りをすればよかったとも思いましたが、星とのコラボやリフレクションが撮れたので、
これはこれで良かったかなと思います。
梅雨入り後からずっと大雨が続いているので、本格的なホタル撮りはこれが最後かと思います。
今年は最初の頃はホタルが少なく、コロナの影響で有名スポットは閉鎖されるしで諦めていましたが、近場で良い場所を
見つけられて満足できる写真が撮れました。
ここのホタルの写真で見物に出かけた気分になっていただければ幸いです。
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夜景 | 日記
Posted at
2020/06/13 17:58:07