
最近は写真の現像が滞っていて、先週日曜の話になります。
お盆を過ぎたのに連日猛暑日が続いていますが、野草の花や昆虫の見頃は
例年より早いものもあれば遅くなるものもありと、自然もこの気候に戸惑って
いるような。
2週前に樫原湿原でブルービー(ルリモンハナバチ)の目撃情報があったので、
この日はそれを目当てに行ってきました。
タイトル画像はこの日に撮ったもので、いつもより近いところのオミナエシに
留まってくれたところを撮った1枚です。
この時はLEADで、涼しい道を通ろうと前日に自転車で登った天山経由で。
標高900mの林道で見つけていたシギンカラマツをD850にマクロレンズで。
薄いジャケットを着てちょうど良いくらいの気候で、湿原に到着した時も曇っていたお陰で陽射しが柔らかく、
快適に散策できました。
湿原の入り口で見かけたのはワレモコウ。
前回から満開のミズトンボ。
コバギボウシは終盤で、この日が最後かも。
奥の林ではミゾソバが咲き始めました。
ホザキノミミカキグサとモウセンゴケという食虫植物の花のツーショット。
例年ならもう終わっているはずのサギソウがまだ見られます。
開きかけのものもあったので、次の週も見られそうです。
トンボは、名物のハッチョウトンボは姿を消し、アカネ類が増えてきました。
まだ赤くなりきれていないヒメアカネ。
マユタテアカネ。
そして、この日のお目当のブルービーです。
懸命に蜜を吸っているようで、近づいても気にしない様子。
樫原湿原によく通っているので、その管理をされている「守る会」の方達とも知り合いになり、よく野草や昆虫の情報を
交換するようになりました。この日に団体を引率されていた野草に詳しい方を紹介していただき、前から見たかった
野草が生えている場所を教えていただきました。その野草とは「キツリフネ」という名で、ここでも紹介したことのある
「ツリフネソウ」の黄色バージョンです。県の絶滅危惧I類らしく、中々見ることができず、以前大凡の場所を聞いて
探したこともあるのですが、見つけることができませんでした。
今回は最近行かれた方に詳細な位置を聞くことができました。オフロードバイクで何度も行ったことのある林道の
すぐ近くで、話を聞いただけで場所が想像できる所でした。
台風が北上していたので、翌日の月曜早朝、その場所へLEADで出動してきました。
バイクを降りて山道を歩いていると、ツリフネソウも咲いています。天山の林道で見るのと同じです。
ヤマホトトギスも。
しばらく登っていると、道の両脇に黄色で小さな花が咲いています。
ツリフネソウよりも小ぶりで細く、花の奥の斑点が赤いですね。
葉の形がツリフネソウと違っていて、こちらも小さめで細いです。同じ品種の色違いではなく、全く別種らしいです。
2kmに渡って道の両側に咲いていました。
その細い道は造成中の林道で終わっていて、そこから折り返して下ります。
その途中でアサギマダラがいたので1枚。
まさかよく知っている場所の近くに、見たことのなかったキフリツネがあれだけ多量に咲いているとは思いませんでした。
他にも咲いている場所を聞いていて、ちょっと遠いのですが、来年はそちらも訪れたいと思います。
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Posted at
2020/08/30 19:13:35