
先日の関東地方での地震、みんともの皆さん、被害は無かったでしょうか?
私の知人は大したことはないと言っていましたが、震度5強というと、
かなりの揺れだったかと思います。
8月後半からの梅雨のような秋雨のような天気が続いたのは何だったのか?
というような晴れる天気が今月になって続いています。
山野の草花もすっかり秋のものに入れ替わっていて、それらを見に行こうと、
2日の土曜日の朝はサイクリングではなくて天山を歩いてきました。
タイトル画像はその山頂での1枚です。雲が無くてよく晴れていますね。
ただ、日中は30度を超える真夏日が続いていて、日陰のない山頂付近は
朝のうちに通過できるように早めに出ました。
いつもはサイクリングで寄る登山口の駐車場には先客が2台。
恐らく満車になりそうな天気なので、隅にLEADを停めて登山口から入ります。
最初の杉林の間を登る道は冷んやりとした朝の空気が心地よいです。
足元には秋の野草がたくさん咲いています。
アキチョウジ。
そろそろ見納めのシギンカラマツ。
視界が開けた後、山頂へと岩場を登ります。
風景はズームレンズの広角側を使いますが、今回はまず、野草の花を撮った105mmマクロレンズで切り取るような
構図で。
筑後川の河口です。かなり霞んでいますね。
中央を流れる川は、バルーンフェスタが開催されている嘉瀬川です。今年は期間を短くして開催されるそうです。
福岡との県境にある脊振山。天山より9mだけ高い山です。
有明海越しに雲仙。低い所に雲が残っています。
右手前の煙は収穫が終わった水田での野焼きの煙です。有明海の海岸近くをよくみると、海苔の筏が見えます。
多久市街と奥に武雄市街です。中央付近に見えるのは、2つの市を結ぶ長崎自動車道です。
ズームレンズの30mmで、佐賀平野全体を。
最近は晴れても山が白っぽく見える霞んだ天気で天体写真がはかどっていません。
有明海を正面に24mmで。
お目当の秋の野草の花を探して山頂付近を散策しました。
毒々しいタンナトリカブト。
マツムシソウ。そろそろ終盤です。
アキノキリンソウ。
まだまだ数は少ないですが、リンドウが咲き始めました。
リンドウが終わると、春以降続いた野草の花のシーズンも幕を閉じます。
ムラサキセンブリ。この日のお目当はこの花でした。場所ごとに微妙に色が違います。天山山頂付近のもの。
東西に長い山頂を散策した後は、一旦岩場を下って、お隣の雨山へと登ります。
雨山への登山道の途中で咲いていたムラサキセンブリ。こちらの方が色が薄めです。
せっかくのマクロレンズなのでローキーでアップにして。
山頂からは西側の展望がひらけています。
大規模な棚田がある八幡岳。
伊万里湾。
先ほどまでいた天山。
雨山から佐賀平野を。
雨山からは来た道を下らずに、別のルートから西の方に下ります。
その途中にムラサキセンブリが群生している場所があるので。
雨山のものより少し紫が濃いめです。
まだ蕾のものが多く、この週末くらいが見頃です。
この道を下り切ると、サイクリングで通る舗装された林道に出ます。そこをテクテク登山口まで歩きます。
10時を過ぎた頃で気温が上がってきて、様々な蝶が飛んでいました。
もっとも長いレンズでも105mmでしたので、なかなか寄れませんが、DXクロップでアサギマダラを。
距離は6kmほどと短くて運動になりませんでしたが、秋の野草を堪能できました。
そして翌3日の日曜日のお話。
涼しいうちにと、午前中は観測室の赤道儀をバラして整備をし、午後から樫原湿原へ。
そのお目当は、今の時期に見られるトンボです。
湿原で見られる花は、以前から咲いているサワギキョウが次第に減って、アケボノソウが見頃でした。
5枚の細い花弁の先の方に黄色の蜜が付いていてアリがよくやってきます。
たまに4枚や3枚の花弁の花も見られます。
ちらほら咲き始めたウメバチソウ。
そしてお目当のオオアオイトトンボ。湿原近くの木道の傍にいました。
いつもは湿原から離れた林の近くで見かけるのですが、今年は個体数が多く、例年見られない場所にもいました。
林に行く途中で「赤トンボ」を見かけました。まずはマユタテアカネ。
ヒメアカネ。
そして例年見られる場所にいたオオアオイトトンボ。
湿原シーズンは、花はリンドウ、トンボは上の赤トンボやオオアオイトトンボが最後になります。
足繁く通った湿原も今月いっぱいか来月の初旬までです。
Posted at 2021/10/09 21:08:45 | |
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