各自治体のゴミ分別のルールによってはダンボール箱の中にものを入れて捨ててはいけないところもあるとかで、(今回参加したスタッフの自治体がそうでした)分けて捨てる必要があったりしました。
新製品はダンボール箱の代わりにオイル受皿を使用し、
天然素材となる
「綿シート」と
「おがくず」でオイルを吸収。ステキな
エコ商品となったのであります。
それだけでなく、ダンボール箱がないので
保管時に「かさばらない」というメリットも。
約1/2になりコンパクト化しました。
左:現行品のポイパック2個 右:新ポイパック2個
グッと小さく、捨てやすく、性能もアップしているそうです。
ではどんなものか見ていきながら、オイル交換もしてみたいと思います。
どうぞお付き合いください。
と、その前にご注意です。
新ポイパックいいじゃん! と思っても、そもそもオイルの入った(吸収した)ゴミを捨ててはいけない自治体もあるかもしれません。まずはお住まいの地域のゴミの捨て方を確認した上で、問題なければ先にお進みください。もし、禁止されているようでしたらどうにもならないのでDIYオイル交換は諦めましょう…
そして、場所です。
かならず「リジットラック(通称:うま)」がしっかりと設置できる許可を取った私有地で作業しましょう。地面が砂利や土とか論外です。整備事故は悲惨です。クルマの下に潜るリスクを重々理解して作業してくださいね~
さて、DIYオイル交換で必要なものはこちら。
1.ポイパック
2.オイル受皿(8L)
3.ジャッキ
4.リジットラック(うま)
5.ウエス
6.手袋
7.メガネレンチ
8.パーツクリーナー
9.ドレンガスケット
10.エンジンオイル
11.オイルジョッキ
こんなところでしょうか。
お察しの通り、これまでのポイパックとの大きな違いとして、新ポイパックを使うためにはオイル受皿を準備(購入)する必要があります。新ポイパック(4.5L)にはエーモンのオイル受皿(8L)がジャストサイズですが、もしお手元に代替品になりそうなものをお持ちの方はそれでも構いません。ただし、セット内にあるポリ袋がしっかり入る大きさのものを必ずご使用ください。小さいものを使うと大惨事になることでしょう(恐)。
それでは気になる新ポイパックを開けてみましょう。
エーモンさんのやさしさがここにあります。
切れ目からビリビリっと。
まずこちら。パッケージかと思いきや。
紙袋になっています。これにオイルの溜まったポリ袋を入れます。
袋に止めてある結束バンドも後で使いますので捨てないでくださいね。これもやさしさ。
こちらは専用ポリ袋。しっかりとした素材感です。
これをオイル受皿にセットします。
作業後に判明しましたが、
袋の端をもう少ししっかりと折返して立てておくことをおすすめします。出てきたオイルが袋の端に当たるとハネます。
こちらはおがくずパック。なんだか煮出したらいいダシがでそうな雰囲気です。
こちらを受皿の底面にセットします。
続いてこちら、綿シートです。
厚みがあります。
これをさけるチーズ(大好物)のように裂いていきます。
ふわわわーーーーーん、という感じです。
次にちぎっていきます。ちぎちぎちぎ。
ちぎったものを受皿の中に敷き詰めていきます
carview!の大将(誰?)も参加してつめつめします。
ポイントは「綿シートをポリ袋の端にまでしっかり敷き詰めること」です。なぜならポリ袋の端にオイルが溜まりやすいから。
できました。やや雑ですね… もう少しピシッとやりたいところです。反面教師ということでみなさま是非ピシッとやってください。
今回オイル交換するクルマはこちら。マツダ「ロードスター」、3代目のNC型です。大将のクルマです。
用意するリストには入れませんでしたが、車止めがあるとより安全です。
ジャッキアップしてリジットラック(うま)をかけます。こちらはスタッフMさんです。クルマのことならなんでも自分でやっちゃう大将監修の元、オイル交換したことがないという彼がところどころで参加しました。経験大事。
念には念をということで腹下にホイールもセットしておきました。
ロードスターのオイルドレンはこのあたり。右側が前方です。さすがフロントミッドシップ、FF車と比べるとかなり後方にあります。ちなみにATFドレンやトランスミッションオイルドレンを間違えて開けてしまったという話が嘘のようですがほんとにあったりするので、お間違えのないように…。そんなことから最近のモデルはエンジンオイル以外のドレンボルトの頭がヘックス(六角)になってたりします。
最初にメガネレンチでガツンと緩めておきます。
次に先程のオイル受皿を用意して、おそるおそる(大事)ドレンを回します。ネジ山が外れた感触があったら、グッと押さえたままパッと離します。擬音がひどいですけど、ほんとこんなイメージです。
走行直後など、エンジン激アツ状態で作業するとガチでやけどするので注意しましょう。かといって、冷ましすぎるとなかなか抜けきらないので、ほどほどの熱さで抜くのがベストです。ちなみにこのような使い捨て耐油手袋があるととっても便利です。
オイルを抜いている間にドレンガスケットを交換しておきます。オイル交換ごとに毎回交換しましょう。
カー用品店で売っています。メーカーごとにサイズが違うので注意。
それにしても懐かしい車名が並んでいますね。アスティナじゃなくてユーノス100とかマニアックすぎないか? そしてプレメシーとMVPにも注目。こういうの嫌いじゃないです。
ドレンをパーツクリーナーで洗浄して、
新しいドレンガスケットをセットします。
このあとドレンを締め付けます。トルクレンチを使って指定のトルクで締め付けましょう。(オイル受皿の撮影に気を取られて写真撮り忘れましたすみません…)あと、オイルもちゃんと入れてくださいね。多く入れすぎると抜くのが大変なので、最初は規定量からちょっと少なめ入れていくことをおすすめします。
(規定4Lだったら最初に3.8Lくらい入れる感じ)
こちらが使用後です。表面上はあまり変色していませんが、オイルが下に溜まっている状態です。
なので、
全体にオイルを染み込ませます。袋をしばりながらゆっくりと押さえつけていきます。しっかりとしたビニール袋とはいえ、
乱暴な作業は厳禁。
どんどん染み込みます。この作業結構楽しいです。
がっつり染み込みました。あとでわかりましたが、現行品のポイパックと比較するとオイル吸収力が格段にアップしています。
ぐるぐると巻いたところを結束バンドで留めます。ちなみに現行品のポイパックではポリ袋をねじってさらに折ってから結束バンドで留めますが、新ポイパックはねじるだけでOKです。
紙袋登場。広げます。
中に入れます。
ここからはマクドナルド(マックorマクド)の持ち帰り紙袋のような要領です。
2回ほど折り曲げてから、
両脇を折込ます。マクドナルド
(マックorマクド)だと片方ですが、念には念をということで両角折込ましょう。さらにガムテームで留めると超安心です。
これで完成!
上から見るとこんな感じ。そこそこボリュームがあります。
繰り返しになりますが、捨てる際は各自治体のルールに従って捨ててください。ルールを破っちゃだめですよ!
ちなみにもう一台スペア劇車として用意していたプレマシー(プレメシーではない)を使ってこれまでのポイパックでもオイル交換してみましたよ。ぶっちゃけ、準備はこちらのほうが簡単です。
ですが、やはりダンボール問題と先述の通り新ポイパックと比べると染み込み力がやや弱い感がありました。ビニール袋の中に液体感が残っています。エーモンさんによると、今後は新タイプに移行していく予定とのこと。
ということで、PR企画ですがぶっちゃけ総括を。
【よかったところ】
・ダンボールがなくなったので捨てやすくなった
・オイル吸収力が上がり安心して捨てることができる
・コンパクトになりたくさん買い置きしてもかさばらない
【気になったところ】
・準備がやや手間
(ただし、これはこれで結構楽しいとも言える)
・オイル受皿が無い人は別途購入が必要
(ただし、DIYする人ならオイル交換以外にもいろいろ使える)
(万が一漏れてしまってもダンボールより安全安心)
以上になります。
DIYって、そもそも手間を楽しむものなので、
それぞれの手間を楽しんで作業してみてはいかがでしょうか。
さて
使ってみたくなりましたか?
そうでしょう。
ということでこちら!
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