![ちゃんとしたハイオクを入れましょう ちゃんとしたハイオクを入れましょう](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/019/480/226/19480226/p1m.jpg?ct=84e097d0677c)
色んなブランドのガソリンスタンドがありますが、皆さんは何を基準に選んでいますか?
距離と価格でバランスが取れたところが1番ですが、少し遠くても懇意にしている店員がいるところを選ぶ人もいます。
たま~に、ガソリン単価が1円/L安いからと言って、20kmも離れたところに行く人がいますが、ついででもないと逆に損をするかも(笑)
では、各ガソリンスタンドで売られているガソリンについては、どんな裏話があるのでしょうか?
基本的には各石油元売で精製された製品が、自社系列のガソリンスタンドに供給されます。
例えばエネオスのスタンドには、JX(エネオス)の製油所もしくは油槽所から汲み上げた製品を、エネオスのマークが貼ってあるタンクローリーで運ぶわけです。
しかし、世の中には例外なく「例外」がありまして、例えばレギュラーガソリンはエネオスのガソリンスタンドなのに実はコスモのガソリンだったりするのです。
これは「バーター」と言って、物流の合理化のために各元売が手を組んでいるからなのです。
例えば北海道にはJX(エネオス)と出光興産の製油所しかありません。
しかし市中には他のブランドのガソリンスタンドもあるわけです。
エネオスと出光以外のガソリンスタンドで販売される製品を、全て本州から運んでいたらコスト競争力が無くなっちゃいますよね。
でも北海道には自社で製油所を持つほどの市場規模は無いとなると、他の石油元売りからの協力が不可欠なわけです。
全国展開を唄っている以上は、「北海道はコストが合わないので出店しません。」とは言えないですからね(笑)
普通のお客さんは、そんなこと知るはずもないです。
出光の製油所からモービルのタンクローリーが出て来て、モービルのガソリンスタンドに荷を降ろしても生活になんの影響もないですからね。
系列のスタンドを指導する各石油元売も、その辺は了承していて、自社ブランドのマークが貼ってあるタンクローリーであれば問題無いのです。
但し、ハイオクは各石油元売で添加剤が違ったりしているので、基本的に混ぜたりはしません。
「業転」って聞いたことありますか?
正式には「
業者間転売玉」と言われていて、石油販売会社(商社)が元売から余剰玉を買って、自社ブランドのガソリンスタンド「などに」供給するわけです。※「玉(ぎょく)」って石油のことです。 売る石油が無い時は「玉切れ(ぎょくぎれ・たまぎれ)」と言ったりします。
これがやっかいでして・・・
詳しいことはウィキペディアを見てもらうと助かるのですが、業転玉は「業界の矛盾」の最たるものです。
今の世の中、どれだけコストを下げられるかが生き残りの勝負の分かれ目ですが、セルフ化で人件費も削ってしまった以上は、製品の仕入価格をいかに安く抑えられるかにかかっています。
系列玉(石油元売りからの仕入)よりも業転玉の方が安いので、思わず?買っちゃうガソリンスタンドもあるのですよ。
簡単に言うとアウトレットですからね。
アウトレットと言っても工業規格に基づいていますし、系列玉と性状は変わりありません。
法律に違反するわけではないですが、石油元売はガソリンスタンドへの系列玉以外の仕入れは禁止しています。
見つかれば最悪は「マーク剥奪」・・・
でも、中小のガソリンスタンド経営者は自分や社員の生活がかかっているので、ついつい・・・
言い分としてはブランド料他を払っているのに、系列玉が業転玉より高いのはおかしいだろと。
ブランドマーク無しのタンクローリーがガソリンスタンドに入っていたら注意した方が良いかも・・・
ここでタイトルに戻りますが、ハイオクは混ぜたら意味無しになるので、ちゃんとした製品を販売しているガソリンスタンドで入れましょうとなるわけです。
僕らハイオクユーザーにおけるスタンド選びのポイントは、価格だけではなく品質確保をきちんとしているかだと思います(*^_^*)
ホームセンター併設のガソリンスタンドは、安いけどミックス燃料ですよ。
次回は「恐怖 地下タンクの底は泥沼!? 水抜き剤ってレベルじゃね~ぞ((+_+))」をお送りする予定は未定です。
次々回は「増え続ける地下タンク遺跡の謎に迫る! あなたは砂派?それとも水派?」をお送りする予定はありません。
Posted at 2010/08/31 17:46:34 | |
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