2017年04月30日
寸法完全では無いが
H4Z自体やリフレクタの構造図を書いて上げても、やはり一般理解できないのね。
1,バルブ自体の構造について
H4はHI-LOフィラメント位置が完全に前後に分かれていて、有効放射方向から見た場合に
かぶることは無い。
H4Zはかなり無理した設計と思われ、LO-HIフィラメントが一部領域で半分重なるか重ならないかの
位置にある。
LED化するとして基板をリフレクタに対して平行、詰まり進行方向に垂直にたてると、半分
位置がかぶりLEDの実装が出来ない、2016サイズでも不可能。
そうすると元々のフィラメント位置関係上それぞれが最大距離をとれるのは、リフレクタに
対して傾きを持って基板を配置するしか無い。
これでも2016サイズのLED配置が限界だ。
2,リフレクタ
H4はLOを上から下に振り直し、HIはリフレクタ全面で遠距離に飛ばす。
H4Zはそれぞれのフィラメントに合わせたリフレクタが存在し、フィラメントの
有効放射角が狭い。
3,光量
H4はシールドビームのモジュール化的なモノ、リフレクタのサイズさえ確保できれば
一定の光量は確保できる。
H4Zは小型化のためにかなり無理してる。
有効放射角がHIで半分程度、LOは1/4程度しか無い。
以上を踏まえると・・・
H4Zでは、光源配置が限られ、しかも元々の有効角が狭いことから光源はH4よりも
強力な光源で有ることが必要になる。
強力な光源にする必要はLED配置の制限からも必要となる。
左HIの車体中心側にLED放射角外部分ができてしまう。
右はHI車体外側にLED放射角外部分ができてしまう。
右に至ってはLO車体中心側にもLED放射角外部分ができる。
こうなると、放射角は替えようが無いので放射量を増やすしか無い。
1.5倍から2倍は最低でも必要だろう。
で、構造だけでなくH4の150%を詠う12953BWX2がベース候補になってんのよね。
ついでにフィリップスのLED使用H4では無くフィリップスのH4LEDだ。
んでフィリップスLED使用となってるのは、luxeon Z ES 6500kのLXZ2-6570
外販はこの色温度のモノだけだろうな。
フィリップスのH4LEDバルブは6200Kと6700Kだ。
バルブ製造メーカ事の仕様の違いはあるとしても、フィリップスのH4LEDバルブに使われている
LEDは専用品だろうな。
外販に出てくるようなもんじゃねぇんだよな。
手にはいらねぇっていってのはそういう理由があるって事だ。
まぁ手に入ったところで、アルミ基板から作って実装も依頼しないとどうにもならんが。
2016というのは2mm×1.6mmサイズと言うこと。
裏面は全面ヒートパッドになってる。
んでこんなサイズで損失3Wもあるらしい・・・
熱対策完全じゃ無いとダメてことよ。
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Posted at
2017/04/30 13:02:47
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