ネジは制作方法は主に2種。
転造ネジ
切削ネジ
が有る。
中華等のゴミは論外として、通常売られている雄ねじ物にしてもナット等の雌ネジ物にしても
転造ネジだ。
素材事に専用のダイスとタップを用い、部分鍛造によりネジを形成する物で切削により
形成するネジよりも2割ほど強度が高いとされる。
また素材を変形させて形成するため切り子等の素材ロスがない。
が、雄ねじ形成には専用の加工機がないと無理で、個人的にはせいぜい自転車の
スポークのねじ切り機が良いところだろう(と言っても数万から十数万するけど)
大体素材毎に専用ダイスが要るし。
雌ネジは一応通常の切削タップと似た転造タップで形成できるが、これまた素材毎に
専用の物が必須。
また、鋳物や塑性成型に向かない材質の場合は対応不可。
・・・と言うことを踏まえて。
大体板物にネジを切る場合、強度が必須で有る場合をのぞき量産でも切削が普通。
で、機械物扱う場合の基本が有る。
図のような事は絶対やってはいけない、基本中の基本。
只でさえ転造と切削では強度が違う上に、薄板に切られたネジはネジ部分の有効長が
ナットよりも狭いんだからさらに弱い。

こんなことすりゃ板のネジ部分が簡単に逝かれる。
機械物弄る上での厳禁事項の基本も基本なんだが・・・・
Posted at 2016/09/01 05:16:30 | |
技術放談 | 日記