Ryzen 3000番台の純粋なCPUはこういう構造してる。
I/O・メモリーコントローラー部(12n部)と2CCXモジュール(7nCPUコア部)
でCPUコア部はCCXといわれる4コアモジュールが最小単位で構築されている。
L3はコア毎の物のように見えるが、供用構造のためCPU部分を切り離しキャッシュのみ使用可能。
Ryzen 9は
このようになっていて3950は全機能正常な2CCXを2つ接続している。
3900はCCXあたり1不良切り離し品を×2(CCX辺りなので6コア正常と7コア正常ものをCCX辺り1コア切り離して使用)
Ryzen 7は全コア正常な2CCXを一つ
Ryzen 5はCCXあたり1コア不良なものを一つ(これも6コア正常品と7コア正常品のものをCCX辺り1コア切り離している)
Ryzen 3は3300と3100で構造が異なる。
3300は正常な物1CCXでもう一方のCCXを切り離した物。
3100はCCX辺り2コアを切り離し2CCXで4コア。
細分化したモジュール構造なんで不良を含んだチップから製品つくって、コスト削減
しやすいわけよ。
intelは8コアなら8コア一体、16コアなら16コア一体で作ろうとするからコストが掛かる。
不良時のリサイクルもしにくくなる。
歩留まり悪いからまんまコストが上がり、製品価格に上乗せされる。
動作パフォーマンスは一体の方が内部遅延が無いので高いが、製造コストだけで無い
デメリットががある。
RAMや外部との接続部分まで一体だと、製造プロセスの違う物を一緒にしなければならず
設計・検査コストも増大する。
AMDがzen2で分離したのはこのためのあり、intelも次の世代は分離だと明言していたりする。
で、AMDのzen2は1CCX4コア8スレッドの3300Xが真価を表してる。
動作においてはすべてが最速。
問題点は7nのため放熱面積が狭く熱密度が高くなるため、放熱注意。
2CCX4コア8スレッドの3100はパフォーマンスは劣るが分散しているので熱問題は
無い。
intelはチップの面積が倍以上でかいのでi3辺りは熱的には楽だが。
コレは消費電力の問題では無く密度なので、量では無く効率の良い放熱が必要ということ。
Posted at 2020/07/15 18:58:00 | |
市場論理・資本経済 | 日記