…という事で、モータージャーナリスト・町山絢香さん主催の「わたしの五選」、今回のテーマは「世代別トヨタ車の五選」という事なので五台選んでみました。
結果、我が家で所有した事のあるクルマばかり選んじゃいましたが…(苦笑)
①’70年代以前…初代カリーナ
実は我が家で’70年代にトヨタ車を所有した事が無く、何故かランサーやΣといった三菱車ばかりだったので、適当に選ぶしかありませんでした(…汗)。
カリーナを選んだ理由として、このクルマをベースとしてセリカが生まれ、結果的にスポーティなセダンとなっていたからです。「足のいいやつ」ですね。
また、サイズもこの程度が適当なサイズだろうと思います。トヨタらしい内装の質感を上げたクルマでもありますしね…
②’80年代…2代目ビスタ(V20系)
’80年代になって我が家では2代目コルサ(セダン1500EX)からトヨタ車を購入する様になりました。
しかしエアコンレス(買い換える1年前にようやく後付けで装着しましたが…)で重ステだったクルマで、重ステだけはどうしようも無く、約6年所有してからビスタに買い換えました(ビスタは’89年2月~’97年2月まで所有)。
’88年に後期型になっていたので、グレードはハードトップ1800VR、しかもビスタとしてはレアな5速MT車でした(注:画像はフルタイム4WD2000VR)。
購入する時に候補として挙げたのは(父が乗ってみたいという)1800ccのクルマで、「インディビジュアル4ドア」のギャラン(の1.8MSあたり)、それからモデル末期であるけども7thスカイライン(1800パサージュ)、80系クレスタ(1800スーパーカスタム)でした。
でもギャランは今見るとさほどではありませんが、超個性的なデザインが気に入らなかったし、それにビスタを購入してからパワーのある1800DOHC(のヴィエント)が出る始末…もしギャランを購入していたら後悔は残ったでしょう。
スカイラインで気になったのはピラーレスHTである事ですね。カタチは好きだったんですが… また、1800では上級の「パサージュ」がセダンには設定されていませんでした。
クレスタも2000でなくあえて1800なんですが、これにしてもギャランのDOHCと同じ時期に、充実装備の特別仕様車「スーパーカスタムエクストラ」が出たので、後悔していたかもしれませんね。
このビスタはマイナーチェンジで1800モデルがOHCの「1S-Ci」からハイメカツインカムの「4S-Fi」に換装されていたのが気に入りました(パワーは85PS→105PSに一気にアップ!!)。ただ、何故シングルポイントインジェクションの「Ci」にこだわっていたのか疑問でしたが…
装備も充実していて、以前のコルサなんかはパワーウィンドーが無かったのに比べ、格段のアップです。
特に気に入っていたのは、トンネルでライト消し忘れの無い「コンライト」、トランクスルーのリヤシート、電動格納式ミラー、高級感のあるトランクのエンブレムに隠れたキーシリンダー(?)などです。
私は免許を取ってからこのクルマをたまに運転する様になりましたが、5速MTがやや使いづらいのが気になった以外は結構パワーもあるし、スポーティでいいクルマだったと思います(どうやらこの時代のトヨタ車のMTはイマイチらしい)。
また、70系マークⅡに似ているものの、「インテリジェント・ハードトップ」というキャッチコピーもソソりました。
もう1回所有する機会があれば所有してみたい1台ですね。出来ればHTの2000GTあたりとか…
③’90年代…7代目カリーナ(AT210系)の特別仕様車「1.6GTピエルナ」
これは言わずもがな現在乗っている私のクルマです。
購入する時に検討したのは出たばかりのプリウス、カローラorスプリンターGT、パルサーVZ-R、ミラージュorランサーMRあたりでしたね。
その中でもカリーナはひとクラス上になるし、’96年に「カリーナにGT復活!!」という新聞記事を見て脳裏から離れなかったのも事実でした。
以前はムーヴに乗っていたんですが、Z4・5速MT車でも、ターボが無い為に非力で、長距離では峠道などパワー不足でした。それが軽自動車から乗り換える理由でしたね。
しかしカリーナに乗り換えてからは、中速域でトルク不足は感じるものの、一度スピードに乗ってしまえばあまり気にならなくなりますね。また高回転の回せるエンジンなのもいいです。
このクルマ、新車で購入して13年経ちましたが(所有歴は’98年3月~)、どれだけ乗れるか分かりませんけども、乗れるだけは大事に乗りたいなと思っています。
④2000年代…2代目RAV4(A20G系)
これは我が家で所有しているクルマなんですけども、このクルマが来る以前、テラノ(2代目ワイドR3m 2.7ターボディーゼル 5速MT車)に乗っていたんですが、如何せん街乗りでは大きすぎるのと、維持費などで5年乗っただけでした(’97年2月~2002年2月)。テラノを選んだのは父が一度SUVに乗ってみたいという理由からでした。
そして維持費の安い、2000ccクラスでもう少し小型なSUVを選ぶ事にしました。
候補車としてエスクード(2代目 後期5ドア)、エクストレイル(初代 前期S4WD)を挙げましたが、エクストレイルは父の「もう日産はいらん!!」でパス、エスクードはデザインがあまりにもアメリカっぽかったのでパスしました。初代のノマドあたりは角張っていて、カッコ良かったんですけどね~
RAV4は乗ってみると流石に2000ccだからか、1600ccのカリーナよりもトルク感があります。パワーはRAV4が10馬力以上下回っているんですが、やはり「排気量に勝るチューン無し」と言われる通り、排気量が上がるだけで全然違います。
また、基本設計がカリーナは’96年、RAV4が2000年なので、4年の差があるなと感じます。これは高速道路で乗った時に分かるんですが、RAV4の方がエンジンとシャシーの静粛性は高いです。こういった点からもカリーナが「古典的スポーツセダン」なのを実感させられます。
それから、RAV4はアメリカやヨーロッパなどの大陸で売られる事を前提としているから、大陸的な味付けになっているのかもしれませんね。ここがドメスティックカーであるカリーナとの違いです。
あと、問題があるとその筋のプロからよく言われる直噴のD-4エンジンですが、これも直噴特有のゴロゴロ音はさほど気になりません。ただ、エンジン関係のリコールが数回あったのはどうかと思いますが…
このクルマも我が家に来て、もう10年近いんですが、大事に乗っていきたいクルマですね。稀少な5速MT車でもありますし…
⑤現行型…カローラ・アクシオ(のGT・TRDターボ)
このクルマを選んだのは、味気なくなってきたトヨタ車の中で「FUN TO DRIVE」が楽しめそうな1台だったからです。
セリカもない、スープラもない、MR2もない…そんな中に投入されている一筋の光みたいなクルマだと思います。
もし今のトヨタ車で欲しいとしたらこれになるでしょうね。
間も無くFT-86も登場しますが、FRであるものの、エンジンがスバルのボクサーエンジンをベースにしたのがコスト的にも気になる所だし、どう発展させていくのかも気になります。
さて、トヨタでは最近こういったCMを始めるそうです。
「ReBORN」と題して、贅沢にも北野武とキムタクを起用したCMになっています。
また、結局は「FUN TO,DRIVE,AGAIN」としているので、これからのトヨタに期待してくれというメッセージなんでしょうね。
その第一弾がFT-86なんでしょうが、早く暗黒時代を脱出して欲しいと願うのは私だけではないでしょう。
そう思いつつ、今回の五選を終わらせたいと思います。
(この記事は、
第3回 わたしの五選 ~ 世代別トヨタ車編 ~について書いています。)