こんばんは。
前回のブログのつづきです。
(作業 / 撮影スペースの都合上、超広角レンズで撮影しているため写真がゆがんでいます。具体的にはボルトが (笑) )
前回のブログでちょっとやらかしちゃった感が残りましたが、何シテル?でお伝えしたとおり…
結果からいうと、
リアのパフォーマンスダンパー取り付けが無事に完了しました。 (^○^)v
詳しくは、後日作成予定の整備手帳、パーツレビューに掲載しますが、一応このブログにも要点だけは記載しておきます。コレを見ると金具を作れますし、パフォーマンスダンパーの品番はこれまでのブログを見ていただくと、記事内、写真のどこかしらに記載しています。使用したボルトとスペーサーも書いておきます。
おそらくですが、同じプラットフォームの車種…初代オーリス、ブレイド、3代目プリウス、初代プリウスPHV、プリウスα、国内2代目アベンシス、マークX Zio の方も同じ方法で取り付けができると思われます。SAI は後期のメーカーオプションを使えばポン付けです。(前期はこの方法かな。) Lexus CT200h / HS250h 車はグレードで異なりますが、最初から付いていますので省きます。(未装着グレードでもおそらくポン付け可能です。)
---
前回のブログで、自作金具のねじ穴が合わない!というところで終わりました。
どのように合わないかというと、寸足らずなのです。ちょうどボルト1本分ぐらい。
そのため、穴を少し外にもう一度開けることも検討しましたが、金具に自分で開けた穴側の端は、すでに切断しているため外側に穴を開けることができません。(写真の②側)
他方の最初から加工されている側 (写真の①側) は、そもそも余長がない。
金具の強度的にも問題が出そうなので、そのまま使うことは諦めました。とほほ。
718円×2 が…無駄に。
何が悪かったんだろう…。
いろいろと考えましたが、つまりは、寸法の採り方に間違いがある。ただそれだけってことです。
10mm ずらせば良いのであれば、片方…1本5ミリづつ外側にずらして穴を開ければいいだけです。
最初はそれで穴を開けようと考えました。
でも、又失敗したら…
写真①の部分をよく見ると、金具にある既存の穴は長丸で、縦は10mm 横は15mm で穴を開けてあります。ボルトの位置が多少ずれても良いような作りです。
私、このことをほぼ無視していました。
コレがずれると合わなくなるということはもちろん頭の中にありましたが、「仮組みをした状態で、きちんと計ればこのことは無視しても良いだろう。」とあまく考えていたのです。
そしたらしっぺ返しですよ。
ざっくりいうと原因は2つ考えられます。
まず、採寸時に金具を内側に引いて採寸したこと。
内側に引く…ということは、仮にパフォーマンスダンパーが採寸時よりも長かったらずらして調整可能ですが、ダンパーなので、長さが短くなることはあっても※長くなることは基本的にあり得ません。だってダンパーは短くなって衝撃を吸収するわけですから。
※縮めて短い状態で固定することも問題です。(^^;) パフォーマンスダンパーは買ってきたあと、伸ばしたり縮めたりしないように注意してください。元の状態に戻すには24時間以上放置すれば良いようですが…本当に元に戻るのか?
仮に長くなっても…長くなる分に関しては、金具を切断していない場合、穴を開け直せる可能性があるのでよいのですが、金具を引っ張って内側にしてしまったことが失敗?
いやいや、それでも計測があっていれば、なんとか穴は合ったはず。
それと、実は、採寸の為に取り外した
リヤ補強ブレースバーをよく見ると、左側は8mmのボルト穴がずばり入るように穴を開けてありますが、鉄が夏など熱で伸びることを考慮してか、右側のプレートは金具と同じように横長に穴が開けられています。15mm の横長い穴。10mmボルトを通せばあまりは 5mm。
金具側でも、内側に5mm 合計すると 10mm のズレがでます。
自作金具は右側は当然として、左側も右側の数値で作りました。
なので、間違いが複製された格好です。
どうも、原因はこのあたりにある?
そこで、作り直しの時はボルトが中心にあることを考えて採寸。(5mm の隙間があるので、ボルトのの左右に 2.5mm の余裕があることを考慮。)
また、仮にまた合わなくても、金具をずらせば合うよう、金具側も金具の既存の穴にボルトを通した時に調整できるよう、こちらも穴の中心にボルトがあるように計算して採寸。
…と、まあ、うだうだ書きましたが… (すみません、わかりづらくて)
結論から言うと写真の通りになります。(結局は、最初に作った金具よりも 10mm 外に穴を開けただけです。)
金具は、長さ 300mm (30cm) × 幅 25mm (2.5cm) × 厚み3mm 既存の穴は10mm ×15mm が4つ。
(小さい穴は使いませんので情報を省きます。)
既存の穴の一番外側は穴の一番外側から R の切断面までが 12.5mm
①右から165mm の所に8.5mm の穴 (金具Aを車体に取り付けるための穴)
②右から71.5mm の所に 10.5mm の穴 (金具Aと金具B をボルト止めするための穴)
③切断面は右から181.5mm (= ①の 165mm の穴の縁から 約12.5mm の位置)
④金具を当ててみて同じような R になるように下書きを書いて削る
このようにして金具Aを作成しました。
あ、金具は2種類作りました。長い方法をここでは金具A、短い方を強度補助を目的とした金具Bとします。
金具Bは、写真の通り、失敗した1回目の金具の使用しない側…切り落とした側を再利用。既存の横長穴を2つ利用します。
切断箇所は、既存の穴から、12.5mm のところを切断。 R を削って出しただけです。
前回買った 718円×2 の金具もすべては無駄にならなかった。 (1回目に買った金具B用が無駄になりました。418円 × 2)
金具Aに2つの穴を開けたところ。(左右で合計4つ)
金具A、B を切断、角を丸めたところ。丸めないと手を切ったり、車に傷を入れたりしますので。
そして、切断面は露出してるため、ぬれると錆びる…。
ということで、1回目と同じように錆び防止を目的に塗装。(切断面だけで良いのですが…。)
ここまでが25日 (土) の作業でした。
そして、25日にはモノタロウに注文していたスペーサーとボルトがタイミング良く届く。
注文したスペーサーは…
【車体用スペーサーA】
金具A (8.5mm の穴を開けたところ)、金具Bを車体に取り付ける際のスペーサー。
・
キタコ アルミスペーサーカラー 内径Φ8.2 / 外径 18mm × 高さ 15mm 左右2つ合計4個 (写真)
【車体用スペーサーB】
金具Bを車体に取り付ける際、スペーサーAだけだと金具A、Bの高さが同じ為金具BをAに重ねることができない。そのためのスペーサー。(
スペーサーA 15mm +
スペーサーB 3mm = 金具Bを 18mm 浮かせる)
・
キタコ アルミスペーサーカラー 内径Φ8.2 / 外径 18mm × 高さ 3mm 2個 (2枚?) セットなので製品を1個買うとOK。
【パフォーマンスダンパー用スペーサーC】
パフォーマンスダンパー本体を金具Aに取り付けるとき、車体などに干渉しないよう浮かせるためのスペーサー。
・キタコ アルミスペーサーカラー 内径Φ10.3 / 外径 22mm × 高さ 20mm 左右1つ合計2個
(2023/09/08 追記)
このスペーサーは後日 (2023年8月)15mm に買い換えました。
またこの後説明するステンレスボルトもすべて別のもの (自動車用の 7 マーク入り) ボルトに交換しました。詳しくは整備手帳 → パーツレビューとたどって見てください。
【固定用ボルトとナット①】
(金具A、金具Bを車体に取り付ける時に使用するボルト)
・
M8×長さ 50mm ステンレスボルト ※頭 (二面幅) は 13
(金具Aとパフォーマンスダンパーを取り付ける時に使用するボルト)
・
M10×長さ 50mm P=1.25 細目ステンレスボルト ※頭 (二面幅) は 17
余談ですが、この2つを扱うために
M13と
M17コンビレンチ各1本と、
M13と
M17ソケットを買い足す羽目になる (T_T)
ここまでがモノタロウで購入。
その他ホームセンターで買った物も書いておきますと、
【固定用ボルトとナット②とワッシャー類】
(金具Aに 8.5mm の穴を開けたところを使用して車体とめるときと、金具Bを車体にとめる時)
・M8 × 外径 18mm 厚み1.5mm のワッシャー 4枚?かな。
・M8 × 外径 18mmのバネ座金を4枚
(金具Aと金具Bを重ねて 10.5mm の穴を開けたところをボルト止め)
・
M10 × 長さ 30mm P=1.25 細目ステンレスボルト
・M10 × 外径 22mm 厚みが1.5mm か 2.0mm ?のワッシャーを4枚
・M10 × 外径 22mmのバネ座金を4枚
(金具Aに 10.5mm の穴を開けた部分とBのボルト止め用と、金具A←→パフォーマンスダンパーのボルト止め用)
・
トヨタ純正部品 ナット (90178-10030) M10 P=1.25 頭 (二面幅) は 14 が手持ちで2つあったので、2つ買い足して合計4個
という具合です。
【お詫び】 2017/11/27 19:10 追記
初回掲載時に購入品のサイズ等に一部誤った記載になっていました。現在は、修正後の数値です。
---
実際は、上記に加えて、ボルトの長さがどのくらいのものが適切なのかわからなかったので、長さの違うボルトを数種類、純正のボルトも数種類、複数買ってます。ボルトだけでかなりの金額 (^^;;;)
道具も、先ほどのコンビレンチ、ソケット、万力、リーマー、ドリルの刃、そして正確な穴を開けるためにセンターポンチなどを買い足しました。
---
そして、今日の午前中。
午後からはディーラーに法定12ヶ月点検の予約をしていたので、午前中に取り付け作業をおこないました。
必要なモノはそろっているので後はボルト止めして組んでいくだけ。
手が入れにくくて大変でしたが…
無事に作業が終了しました。
取り付けイメージがこんな感じ。
金具A、Bをボディ…
リヤ補強ブレースバーに22.5N・m※で取り付け。(ノーマルだとバンパーアームがあるところです。)
※本来、ここは11.5~12N・m で締めるのが正しい数値。
それ以外の部分は、55N・m で締付けました。
先に金具を締め付けて、パフォーマンスダンパー部分はナットを緩く止めてカチャカチャ動くぐらいの仮取り付け。
その後スロープからクルマを下ろして、1G…通常の4輪が水平な地面に設置している状態でパフォーマンスダンパーを締め付けました。
穴あけに失敗した自作金具で取り付けをチャレンジした1回目にスペーサー関係も調べたので、こちらは一発で仕上がり、パフォーマンスダンパーと車体の隙間は指1本分ぐらい。写真の通りのクリアランスで問題なしです。アンダーカバーとの干渉もありません。
さて結果は…
『ちゃんと効果を感じ取ることができました』
パフォーマンスダンパーはフロントだけでもそれなりの効果はありますが、フロント、リアとそろえることで、相乗効果といいますか、かなりすっきりとした乗り心地になりました。
小さな段差は音はするけど、揺れがない。アイドリング中もだいぶ揺れが収まってます。
走っている時は、フラット感が増しますね。本当に17インチのタイヤが16インチぐらいになった乗り心地。しかしながら、運動性能は当然17インチのまま。
私のオーリスには
リヤ補強ブレースバーが付いてますが、効果ははっきりとわかります。
Lexus オーナー特に Lexus CT200h のオーナーはこんなに良い感じの状態で乗っているのか~。うらやましい。しかしこれでその車に1歩近づいた!…という感じです。 (ちなみにCT200h もリア補強ブレースバーと同じようなものが標準装備されています。)
---
このリアのパフォーマンスダンパー流用についてまとめると…
やはり、ネックはこの自作金具の作成で金具の加工をおこなう必要があることではないかと思います。特に切断はだれでもできる…とはいかないような気がします。
金属加工があるので、難易度は高いですね。整備手帳は★3つで作成しようと思います。
ただ、街のクルマの板金屋さんや、鉄工所などに頼むことができるのならば、このくらいの加工はすぐにできるのでは?と思います。なんせ、ホームセンターの金具に穴を開けて、切断するだけですから。金具の曲げもやってませんし、溶接もやってません。
相談されても良いのでは?と思います。
ということで、いろいろと大変でした。しかし大変な分、満足感が高いです。
まだ装着1日めなので、詳しくは今後アップ予定のパーツレビューに掲載しようと思います。
ということで、長文になりましたがおつきあいくださりありがとうございました。
【2017/12/17 20:36 追記】
リアのパフォーマンスダンパーのパーツレビューをアップしました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/8856151/parts.aspx
---
きょうは遅くなりましたので、つづきの12ヶ月点検の様子は、また後日にアップします。
【2017/12/17 20:37 追記】
12ヶ月点検の様子を追加しました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/blog/40777267/
要約すると、TRD のリヤルーフスポイラーを注文、ヴィッツ GR SPORT (前期 / 中期の RS グレードとほぼ同等) の試乗などがネタです。
---
この情報を元に作業をおこなわれる場合、くれぐれも自己責任でお願いします。SQUARE は何の責任も持てませんし、持ちません。