裏磐梯旅行の2日目、
NEWAGEさんのブログで磐梯吾妻スカイライン他、福島県内の観光有料道路がこの夏無料開放されるとの情報を知り、それを絡めて軽い山登りを計画していました。今回のターゲットは
一切経山、スカイラインの中間点標高1600m付近の浄土平から登ることの出来る山です。
宿を出発したのは8:30頃、往路は距離優先で快調に一般道を走り約40km、1000mくらい登って9時過ぎに浄土平に到着。さすがにここまで登ると涼しくて気温は20℃。
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準備を整え歩き始めたのが9:35。まずは激しく噴気を上げる「大穴」を避けるように西に大きく迂回して行きます。数年前にこの噴気から有毒ガスが検出されたとかで、直登ルートは閉鎖されたそうです。
浄土平のランドマーク吾妻小富士を振り返りつつ登って行きます。この時も噴気の「シューーッ!」という音が聞こえていました。火山好きとしては恐いながらもワクワクしますね♪
汗をかきながら30分ほど登ると一旦「酸ガ平」という鞍部に出ます。この付近から間断なく吹き付ける風が強まり以降山頂まで風の中の山行となりました。
酸ガ平には避難小屋がありそこで一休みした後、少し急なひと登りで広々とした稜線に出ます。この日は終日低い雲が西から東に流れ、時折雲の切れ目から日が差すという天気。雷の心配がないのは良いのですが、眺望がイマイチなのは残念でした。
稜線に出ると、そこからはよろめくほどの強風地帯(笑)帽子はザックに縛り付けましたが、いつの間にか私も妻も汗拭きタオルを紛失していました(汗)。浄土平方面を見ると吾妻小富士がすっかり眼下に見えるようになりました。頂上まではあと10分ほどです。
1949mの山頂は相変わらず強風の中、巨大な石積みケルンがあったのでその陰に逃げ込みザックを置いてもう少し奥まで行くと、
「五色沼」あるいは「魔女の瞳」と呼ばれる火口湖が眼下に望めます。ここまで登って初めて見ることの出来る景色をしばし堪能・・・でも、どんどん体温が奪われて行くので、すぐに撤収(笑)
ここからは下りつつ、高原の沼をめぐります♪
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強風の稜線を黙々と下り一息つける所まで来ると遠くにこれから向かう鎌沼を望めます。穏やかに広がる湿地と沼・・・良い風景です♪
←画面左下の茶色の建物が酸ガ平避難小屋です。そこまで下って右奥に進みます。
酸ガ平を整備された木道で進むと鎌沼の池畔にでます。ここでも風はあるのですが時間的にも頃合いなのでここで昼食とします。
メニューはカップヌードルとフルーツ缶、以上!(チープ!)
道はしばし沼に沿って進みます。歩きやすい木道ですからのんびり、山歩きの一番幸せな瞬間ですね♪
鎌沼の南西には姥ヶ原という草原が広がります。常時強風が吹くため木が育たないとかで、低木と苔、草花の草原です。この時は雲が厚くなり、やや陰鬱な雰囲気・・・スコットランドの草原って感じです(推定)。
姥ヶ原を過ぎると浄土平に向かう下りになり、正面に吾妻小富士がまた現れます。目的地の駐車場も見えますね。
明治時代にも噴火があったとかで浄土平周辺に樹林帯は少ないのですが、そこに入りフト横を見ると、全ての木が一方方向に傾いています。これもまた強風のせいでしょうか?
駐車場に帰着したのが14時過ぎ。やはり山から下りてくると少し暑いし人が多いし・・・なのでお土産物屋さんをちょっと冷やかして退散することにしました。吾妻小富士は小一時間で「お鉢まわり」が出来るようで、皆さん登っていましたが、今回はパスしました。
今回は約2年ぶりの山登りでしたので標高差400m弱、全行程4時間半くらいの軽い行程にしましたが、それでも下りでは足の筋が痛くなりました(汗)。でも歩き始めも標高が高く、この時期としては涼しかったので、快適な山行になりました♪
PS、ちなみにこの日のイタチ達は、朝一の散歩と夕方の散歩以外はペンションの部屋で留守番でした(笑)
さて、次は3日目の様子「(仮称)朝からハーブでティータイム♪編」をUPしたします~。
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Posted at
2011/08/20 14:34:46