安かろう悪かろうの時代

先日起きた長野での格安バスツアーでの事故や廃棄食品の横流し転売事件で改めて安いものにはそれなりの理由があると再認識されている方も多いかと思います。

以前の日本には上中下、松竹梅というグレードがあり、分相応のものを選ぶことができたと思います。

長引くデフレもあってとにかく安ければいいという風潮が社会に蔓延し、いつのまにか中間グレードというものが消滅しただ安いだけのものか、高級品のどちらかしか選べなくなりました。

本当の「お値打ち」というものを消費者が分かっていないための二極化ではないかと思います。

その「高級品」も実は中身は「普及品」と大差ないというなんちゃって審美眼しかない、ただただブランド信仰のような盲目的なもの選びもそれに加勢しているのでしょう。

かつて本当に良い物は職人が呆れるほど手間を惜しまず、最高の品質の物だけを世に送り出していました。

効率、コスト至上主義と○○だから、迷ったら○○、みたいな選び方がホンモノを葬り去ってしまったように思います。

自戒の意味を込めてここに記します。