高橋洋一内閣官房参与　辞任

夕方、高橋洋一さんが内閣官房参与の職を辞したとの報が入って来ました。

高橋さんは面倒な事になるからと参与としての報酬は返上し、交通費も自腹、控室も個室は使わず共用の待合室を使い、出される飲み物も自分の為に用意されると困るという事でコーヒーは断り、備え付けのお茶のみという徹底ぶりでした。

それでも「さざ波」発言以降、税金を受け取っている分際で人の命をなんとも思わない非人間のような報じられ方をしていました。

そして２１日には強制力のないお願いレベルの日本の「緊急事態宣言」を何百万円もの罰金が科されるような欧米の「ロックダウン」に比べたら「『屁（へ）みたいな』もの」とツイートしていました。

この頃にはもう辞任の意向を固めていたのではないかと思います。

高橋さんは、所謂リフレ派の立場からコロナ禍にあっては政府の積極財政出動して経済を支えるべきと言う立場で令和2年度第3次補正予算案で２０兆円積み増した事を自分の提言によるものと言っていました。

この２０兆円を使う決断をしないのは政治家や自治体の長の責任です。

高橋洋一さんはプリンストン大学時代、バーナンキ氏に師事したと公言した事から竹中平蔵の手先のように言われて嫌う人も居ますが、高橋さん以外の参与には緊縮財政派の「消費税再増税論者」や「コロナ課税論者」が多いという事でした。

図表とにらめっこの学者肌で「私が財務省で最初に●●したんだから」といったような自慢話が鼻につく人ではあったかもしれませんが、コロナ禍にあっては必要な人ではなかったかと思います。