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2025年01月21日

第二次トランプ政権発足

第47第アメリカ合衆国大統領に共和党のドナルド・トランプ氏が返り咲き、第二次トランプ政権が始まりました。

アメリカは問題山積なのは確かでそれらに「アメリカ・ファースト」で立ち向かうと宣言したトランプ大統領に国を憂う保守的なアメリカ人ならおおいに感動した事でしょう。

しかしアメリカでは対立を煽る選挙戦が繰り返された結果、人種問題や移民問題などを巻き込んで国論が分断しており今回の就任に強く反発する人もいます。

就任前の公約であるトランプ大統領の「アメリカ・ファースト」は関税を引き上げ、不法移民を追放し、所縁のあるグリーンランドやパナマ運河の奪取を標ぼうするもので、次の中間選挙までのこれからの2年間にカタをつけたいと矢継ぎ早にこれらの政策を打ち出すと諸外国との摩擦が一気に高まる事が予想されます。

国内の混乱と諸外国との軋轢で内向きになるとアメリカはグレートどころか世界情勢から孤立していく事になるでしょう。

それでもアメリカの擁するビッグテックはグローバルに展開し世界中で大きな存在感を持ち、それらの提供する「インフラ」に頼らずに生活することはもはや困難でアメリカに大きな富をもたらし続け、これらの利益が他国の真似できない巨額の研究開発費になりリードを維持しています。

しかし制裁を受けた中国はアメリカからの影響力を低下させる努力を続けており、かつては第三世界といわれたBRICSでも存在感を増す膨張政策を執っており、アメリカが孤立政策で内に籠るのなら好機到来となります。

軍事力くらいしか見るべきところが無いロシアもアメリカ軍の影響力が落ちた地域に積極的に展開してくる可能性が考えられます。

アメリカの製造業はもはや人件費の安い国へのアウトソーシングで賄われておりかつての鉄鋼などの力が落ちていることは日鉄のUSスチール買収報道でも明らかで、造船能力も中国に大きく見劣りするため、もし米中戦争が勃発した場合、中国は戦争しながら損害を補う兵器増産が可能でロシアのように戦時経済体制に移行すれば数年間は大きく戦力を補強する事が出来ますが、アメリカは今手持ちの兵力から大きく増強することは難しくなっています。

それどころか台湾有事や朝鮮半島有事にアメリカがどう動くかについても疑念が持たれる有様で、中国や北朝鮮、ロシアなどもこの動向を興味深く注視している事でしょう。

民主主義では「民意」を統制することが出来ない脆弱性はシステムのバグと言われています。
したがって国内問題を焚き付け、人々の間に不満と疑念の心を植え付けることが外部からの挑戦者にとってはなにより重要となっています。

アメリカが建国前から抱える人種問題、多様性や人権、環境問題、貧富の格差といった人々の気持ちに刺さる問題を盛大に焚き付けた勢力が居るとすれば、まさに目論見通りの推移となっています。

更にトランプ政権を支えるビッグテック層とレッドネックといわれる愛国的な労働者との間で意見の対立が始まっていおり共和党の内部が分裂しているとも言われています。

第一次トランプ政権ではトランプ氏自身初めての事であり、要職の専門スタッフがプロフェッショナルな働きをしていました。
例えば第一次トランプ政権下の対中関税もアメリカ企業のダメージが少ない分野を注意深く選び経済への悪影響が最小になるように配慮されていたとされています。

しかし第二次トランプ政権では第一次政権の反省からトランプ氏に忠誠を誓える人物が起用の最低条件となっており、能力的に疑問符が付く人事起用も見受けられます。
結果、ポピュリズム政治がアメリカを覆いつくすのでなないかと懸念されます。

実業家であり、既に政商との呼び声も高いテスラのCOEイーロン・マスク氏はトランプ政権が新設した政府効率化省のトップに収まり、自動運転や宇宙開発の規制を緩和していくとみられていますが、それ以外にも政府の支出を企業のコストカットのようにバッサリ削っていくとみられています。

しかし政府支出をギリギリまで切り詰めてしまうことは災害や戦争などへの即応性が削がれ、脆弱性が増す危険もあり、また政府支出が押し上げてきた分のGPDは低下する事になり、多かれ少なかれ経済にも影響を及ぼすことになります。


アメリカが内向きになり世界が大きな転換点を迎えようとしている時に日本は少数与党の不安定な政権であり、強者しか評価しないというトランプ大統領にかつての盟友だった故安倍元首相に敵対してきた石破首相は会談前からもう愛想をつかされているともいわれています。

せめて安倍氏を批判する文脈で「トランプに尻尾を振って会いに行くことが国益とは思わない」と言い放ったとされる石破氏は、その気概を発揮してアメリカを向こうに回し日本の独自外交でチャンスをものにするくらい大化けしてくれれば日本は長期の停滞から抜け出すこともできるのにと空しい夢想をしてみるのですが。
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Posted at 2025/01/21 13:59:52

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