昨年の日韓慰安婦合意から、韓国内での合意違反についに日本側が制裁措置を講じ、それに反発するかたちで韓国の民間団体が竹島や韓国全国の学校や国会、公共の場に慰安婦像を設置して永遠に保存しようろいう案を次々打ち出しています。
ウィーン条約違反である大使館や領事館前の慰安婦像を移動させればいいだけだったのに、予想通り反日を拗らせて二宮金次郎化したなぁ、という印象です。
そもそもあの慰安婦像が反日の象徴になってしまって、当初言っていた不幸な歴史を繰り返さないために、というのはもうどこかに吹っ飛んでしまっています。
元慰安婦は戦後は誇れる仕事でもありませんでしたし、なにより 対日協力者として日陰者としてひっそりと生きてきましたが、朝日新聞の恣意的な記事をきっかけに日本バッシングに使える、金になると分かったら急に祭り上げられて、それでも悪い気はしないのか饒舌に「日本軍のジープに拉致されてクリスマス休暇にヘリコプターのある基地に連れて行かれた」と朝鮮戦争の記憶がよみがえる者も居りました。
設置を推進している学生にしても「元慰安婦に会った事は無いが日本を懲らしめなくてはならない」とかもう反日モンスターです。
募った募金を元慰安婦に分配するという考えはなく、わざわざ金の掛かる像設置に充てるとか、誰のための抗議活動なのでしょうか。
もっとも韓国では歴史問題を正しく認識し実情を知っているのは国民を騙す側の上級国民だけだそうですから彼らにしてみれば無理からぬ話かもしれません。
そして突然出て来た慰安婦20万人が拉致されたという主張。
これは中国の南京大虐殺30万人にあやかった数字だと思いますが、従軍経験のある妖怪漫画第一人者の水木しげる氏が作品中で戦時中の体験談として慰安婦は日本人や沖縄人などが多かったが朝鮮人慰安婦はそれに比べると人気が無く気の毒にも思ったと回想していたことから、仮に朝鮮人慰安婦が四人に一人だったとすると、慰安婦全体では80万人にもなってしまいます。
旧日本陸軍の兵員数は年代によっても随分違いますが、最大に達したと思われる終戦の時点で厚労省調べで334万人といいますから、内地の部隊は女郎街を利用するから慰安所は戦地のみとすると軍隊の規模に対して慰安婦の数が多すぎます。
自信が無い者は主張する時に数字を盛り込むと言いますが、根拠を示せない数値の主張はそもそもデタラメとみるべきでしょう。
中国は南京「大虐殺」の犠牲者名簿は一名分たりとも存在しないと明言していますし、韓国の慰安婦についても同様でしょう。
先日、日本のアパホテルに宿泊した外国人がホテルの客室に「南京大虐殺」や「慰安婦の強制連行」を否定した書籍が備えられていると告発した動画を受けて中国や韓国が早速反発しています。
その書籍の英訳部分を読んだ訳ではありませんが該当部分の抜粋はいかに彼らが言う20万人や30万人という数字がいい加減なものかを検証したものであり、南京攻略戦での犠牲者や慰安婦の存在をのものを否定するようなないようでは無かったと思います。
アパグループ 客室設置の書籍について
https://www.apa.co.jp/newsrelease/8325
戦中戦後のアメリカ軍の調査でも日本軍の強制連行を示唆する証拠は見つからず、彼女らは売春婦として金を得ていたという結論しか導き出せませんでした。
それでも日本軍が中国や韓国を侵略して女性に酷い事をしたのに謝罪も賠償もしていないと思っている欧米人が多いのも事実です。
正義である自分たちが戦った相手である日本人は極悪非道でなくてはらなず、国際法も解さない野蛮人でなくては、自分たちが人種差別に突き動かされて日本に行った都市無差別爆撃や原爆の実戦実験の正当性を保てなくなってしまうからです。
自分は日本軍の南京攻略戦で市民に犠牲が出たろうと思うし、元慰安婦は戦後も辛い人生を歩んできただろうから個別賠償してもいいんじゃないかと思っていました。
でも、日本政府は1965年の日韓基本条約で包括的に解決しており、韓国政府が自分たちが分配するから日本は直接賠償しないで韓国政府に賠償金を振り込んで欲しいという要求に応じています。元慰安婦が賠償金を受け取れなかったのは韓国国内の問題であるにもかかわらず、日韓基本条約当時は慰安婦問題は知られていなかったから条約の対象外として新たに賠償と謝罪を求めてきました。
日本政府としては解決済みという立場から賠償には応じませんでしたが、アジア女性基金を通じて「お見舞金」を支払おうとしました。
しかし元慰安婦が受け取って解決してしまうと日本を責める手が無くなってしまう事を嫌った韓国政府が元慰安婦に日本からの金は受け取らないように指示したそうです。
これを聞いて、自分は同情する気持ちもすっかり覚めてしまいました。
歴史問題はお互いの立場で譲れない認識の差はどの国でも付きまといますが、韓国としては「永遠の加害者」「永遠の被害者」という立場をなんとしても守りたいのでしょう。
第一次世界大戦の後、戦勝国であるフランスは敗戦国ドイツに乗り込んで傍若無人の限りを尽くしました。街角で気に入らないドイツ人を殴る蹴るし、当時の戦略物資である石炭鉱床を取り上げ、天文学的な賠償金を要求した事によりドイツ経済は崩壊しインフレによって国民生活が困窮、やがてこの仕打ちに怒ったドイツ国民はヒトラーに心酔しナチスドイツを擁するようになります。
この経験から戦勝国であってもやり過ぎは良くないという反省が生まれました。
戦争はチェスのように領土や富を奪いあう程度で相手を滅亡に追いやったりしないというヨーロッパにおいてはそのように考えられましたが、アジアはそういう素地が無いのでしょうか。
彼らは「日本人は戦争責任を反省して韓国に謝罪しろ」と言います。
そもそも当時朝鮮は日本として戦い敗れた側なのですが、いつの間にか戦勝国気取りです。
それは置いておくとしても、日本人として戦争の惨禍を繰り返さないという思いを抱くのは自然な事ですが、戦争犯罪の謝罪をし続けろ、という彼らの要求は度を過ぎていると思います。
少なくとも戦後70年も外国と戦争していない日本に休戦中とはいえ戦時下の韓国やおよそ全ての周辺国と国境問題から交戦している中国に言われる筋合いではないと思います。
Posted at 2017/01/18 22:49:11 | |
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